体に優しい人工骨を開発 世界初、07年度に実用化へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030708-00000147-kyodo-soci セラミックスの研究機関、ファインセラミックスセンター(名古屋市)は
8日、体への悪影響が少ない人工骨材料を開発したと発表した。
患部や近接する骨を痛めないしなやかさと、必要な強度を兼ね備えた、人骨に極めて近い性質を持たせた材料は世界初という。
2007年度にも実用化する。同センターは椎間板(ついかんばん)ヘルニアなどの治療に応用できると期待している。
同センターは中部大学の小久保正教授と共同で研究。
セラミックスの一種である二酸化チタンと樹脂を均質に混ぜ合わせ、相反する性質を実現した。
多くの人工骨には金属か樹脂系材料が使われているが、金属は強度は十分だがしなやかさに欠け、
人工骨が埋め込まれると周囲の骨がもろくなる恐れがあった。一方で樹脂系材料は強度が足りなかった。