火星の水は飲めない(画像あり)
・米科学雑誌サイエンスに掲載された科学者グループの報告で、火星の北極と南極には
二酸化炭素が凍ってできたドライアイスに覆われた氷が存在するが、飲料水に使用
できる液体ではないことが分かった。
こうした状態は、火星に水が存在することを示す根拠がないことを意味しており、1世紀
以上にわたる火星の水探査にとって必ずしもよいニュースとはいえないとしている。
火星には、明らかに海峡や渓谷のような地形が見られるなど、地表に水が存在したことが
示唆されていることから、知的生物の存在への想像が広がってきた。
火星のこうした地形は、過去に温暖で水を保つのに十分湿潤な気候だったことを示して
おり、地球に類似した生物の存在も可能だった可能性を示している、と考えられていた。
だが、今回の報告で、火星には大量の氷が存在する可能性がある一方で、それを
飲用可能な水にまで暖められるほど十分な二酸化炭素は存在しないことが裏付けられた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030214-00000708-reu-int