【朝日】朝日・声欄に織田裕二作品を批判する投書【2/7朝刊】
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振り返れば香具師がいる:
『脚本を選んで 踊れ織田裕二』
会社員 (名を伏せます。女性です) (東京都大田区 39歳)
最近、織田裕二の作品がおもしろくない。 かつての織田の作品には、彼に関心
がない人でも楽しめる力強さがあった。「踊る大捜査線」の大ヒットで何かが狂っ
てしまった、と感じている人も多いはずだ。
織田には、心ないバッシングにあう度に、ヒットを飛ばし実力で見返してくる
底力がある。自分の作品を自ら熱心に宣伝する責任感の強さもある。映画・テレ
ビドラマ双方で連続してヒットを飛ばしてきた。この貴重な俳優が、凡作を続け
ることで二流になってしまうのは何とも惜しい。
あえて言う。裕二、何よりも脚本と監督を選べ。勉強不足を露呈するキャスター
業や、自分の歌を主題歌にするのはやめて欲しいのだ。地に足をつけてあくまで
役者として、作品の質を高めてほしい。