大型液晶パネル価格急落、日本メーカー大苦戦
パソコンなどに使う大型のTFT(薄膜トランジスタ)液晶パネルの価格が急落
している。普及している15インチの価格は、6カ月で4割近くも値下がりした。
世界的なパソコン需要の低迷と韓国や台湾メーカーの増産で、供給過剰になった
ことが主因。下落が続けば、日本メーカーの多くは採算割れで赤字を出し、国際
競争力を弱める可能性がある。
価格は今年前半、デスクトップ型パソコンの画面で、従来のブラウン管から液晶
への置き換えが急速に進んだことから、じりじりと上昇していた。だが、パソコン
の需要が伸び悩み、韓国や台湾メーカーが増産態勢を敷いたことで、価格下落に
拍車がかかった。
http://www.asahi.com/business/update/1229/003.html