自民党の脳死・生命倫理及び臓器移植調査会(宮崎秀樹会長)は24日、重い心臓病の子どもたち
が心臓移植を受けられるようにするため、臓器移植法の改正案を今秋までにまとめる方針を決めた。
超党派でつくる生命倫理研究議員連盟(中山太郎会長)の会合を連休明けにも開いて検討を始める。
現行では15歳未満の子どもが脳死になっても臓器提供はできない。重い心臓病の子どもたちは
心臓の大きさの問題から、国内で移植を受けるのが難しく、海外に行くほかないのが現状だ。
法改正に向けた議論では、子どもからの提供を認めるかどうか検討するほか、臓器提供を増やすための
方策を探る。また臓器の提供先を親族に限って指定することを認めるかどうかについても議論をする。
97年に施行された移植法は3年をめどに見直すことになっていた。しかし、国会などに具体的な動
きはなく、患者団体などは改正を求めている
http://www.asahi.com/politics/update/0424/004.html