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151( ○ ´ ー ` ○ ) はスバラシイ
ソニー、GEに「生保」売却へ 金融部門 ネットに特化 5000億円、業界の再編加速

ソニーは十四日、全額出資子会社であるソニー生命保険の株式の大半を米ゼネラル・エレクトリック(GE)
グループの金融会社、GEキャピタルに売却する方向で最終調整に入った。金融業務をインターネットに特化
させる中で、人件費負担の大きい生保子会社を抱え続けるメリットがないと判断した。売却比率、営業権を含
めた譲渡金額は総額で五千億円程度、最大で八千億円程度まで増える可能性がある。外資の本格進出が
固まったことで、遅れていた生保再編が一気に加速する可能性も出てきた。

 ソニー生命は現在、約四千四百人の男性営業職員を抱え、顧客の資産や家族構成にあわせて、保険商品を
顧客ごとに細かく提案する「コンサルティング型」と呼ばれる営業を展開している。この手法で、年収の高い管理
職や自営業者などを中心に契約を拡大。平成十三年度上期は、保有契約高を前年同期に比べ12.2%拡大した。

 幅広い顧客層に、女性営業職員によって均一の商品を販売する日本生命など国内大手が、保有契約高を平均3
−4%減らしたのとは対照的だ。保険金の支払い能力を示すソルベンシーマージン比率も1600%以上と日生の三倍
以上ある。

 だが、ソニーは事業分野の選別を進める中でソニー銀行、ソニー損害保険などはネットに集約、生保も将来は新会
社を設立してネットで扱う方針を打ち出した。多数の営業職員を抱える現状の生保業務は、契約者の高齢化や少子化
などで、中長期的に頭打ちになると判断したためだ。
152( ○ ´ ー ` ○ ) はスバラシイ:02/04/15 05:13 ID:zfA9qbow
 このためソニーは複数の外資との間で、ソニー生命の資本提携交渉を進めていたが、事業の将来性を踏まえて
、保有株式の大半を売却することに方針を転換。この動きにGEグループ傘下で、世界最大のノンバンクのGEキャ
ピタルがいち早く反応した。

 関係者によると、GEキャピタルはソニー生命の株式の80−100%を買い取ることを前提に折衝を進めており、状況は
圧倒的に優位という。オランダの大手生保エイゴン・グループも交渉中だが、これまでの交渉からGEキャピタルに決ま
る可能性が濃厚だ。

 GEキャピタルは平成十年二月に東邦生命保険と提携して「GEエジソン生命保険」を設立、生保業務を展開している。
十一年の東邦生命破綻(はたん)では、GEエジソンが受け皿となり、東邦の全契約を引き継いだ。
 さらにGEエジソン生命は今年二月、中堅生保のセゾン生命保険の買収を発表。三月上旬に来日したマイケル・ニール
社長は「日本での買収や提携は今後もありえる」と、積極的な業務展開を示唆していた。

 GEキャピタルがソニー生命を傘下に収めた場合、エジソン生命を含めた保有契約高は約三十五兆円と、生保
業界八位の大同生命保険に匹敵、日生や第一生命などを揺るがす存在となる。

 【ソニー生命保険】昭和54年、ソニーと米プルデンシャルグループとの合弁会社として発足。62年に
分離して、ソニーの100%子会社となった。平成13年9月末の保有契約高は22兆4992億円。本業のも
うけを示す基礎利益は189億円。ソルベンシーマージン(保険金支払い能力)比率は1674.7%で業界トッ
プクラス。

 米ゼネラル・エレクトリック傘下にある世界最大のノンバンク。個人向けローンや生命保険、損害保険な
ど多彩な事業を手がける。2001年の最終利益は54億ドルで、GEグループの4割近くを稼ぎ出している。保
険事業は子会社のGEファイナンシャル・アシュアランスで行い、保有契約高では全米9位。

http://www.sankei.co.jp/news/morning/15iti001.htm