池田小の女先生の言い訳が新聞に!

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■校内児童殺傷から半年 元教諭の苦悩告白
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「逃げた」非難の元女性教諭/帰らぬ子供 重い十字架
繰り返される悪夢/涙枯れるほど泣いた


 大教大付属池田小学校(大阪府池田市)の校内児童殺傷事件に遭遇した一人の教諭が、事件から半年を迎え、重い口を開いた。警察への通報のため教室を飛び出した行為が「児童を置いて逃げた」と非難され、ひそかに学校を去った二十代の女性教諭である。
「本当に申し訳なくて、悔やんでも悔やみ切れません」。震える胸のうちには、忌まわしい事件の記憶と後悔の念が渦巻いていた。
 私のクラスでは、女児二人の尊い命が奪われ、六人の児童がけがを負いました。教師なのに子供たちを守ってあげられなかった。子供たち、遺族、そして保護者のみなさんには本当に申し訳なく思っています。なんとおわびをしてよいのか、いまだに言葉がみつかりません。

 涙が枯れるほど泣きました。でもあの子たちは帰ってきません。私はもう生きていてはいけないのかな。いっそのこと…。そう思ったことは一度や二度ではありません。

 席替え中の教室に突如押し入ってきたあの男(宅間守被告)の、カッと目を見開いた顔つきは、脳裏に焼き付いて離れません。悲鳴を上げる間もなく、一番後ろの席に座っていた児童三人が刺されました。初めは何が起きたのかさえ分かりませんでした。

 教室の内線電話で全校放送しようとしました。けれど振り返ると、逃げまどう児童を追い回す男の姿が見えました。「間に合わない」と思い、児童たちに「逃げて」と叫びながら事務室へ通報に走りました。

 通報を終えて、教室に戻ると、女児の一人が倒れていました。心肺蘇生をしようとすると、血が口から噴き出て…。それ以上どうしていいのか分からず、近くにいた他の先生を呼びました。

 この行為に、遺族のみなさんから強いしっせきと非難をいただきました。「大好きだった先生を娘は信じていたのに」と泣いておられました。返す言葉もありません。
14んさしなな:01/12/09 05:36 ID:frYVVGxh
今度は>>1の言い訳が産経新聞に載ります。
15 :01/12/09 05:36 ID:dm7+FF8P
椅子(いす)を投げるくらいの抵抗をすればもっと児童を救えたかもしれません。もっと大きな声で「逃げて」と言っていれば、もっと多くの子が逃げることができたかもしれません。一一〇番だけでなく一一九番もすべきだった。通報の際に
もっとテキパキと話していれば、もう少し早く教室に戻れたかも。もっときちんと救命活動ができていれば…。

 思い返すと反省点ばかりです。悔やんでも悔やみきれない。ただ、「もし、もう一度同じ現場に遭遇したら最善の措置を取れたか」と問われると、自信がありません。

 小学校の教諭は幼いころからのあこがれの職業でした。昨春、付属池田小に転勤が決まったときは本当にうれしかった。教育者としての資質を磨く場であり、保護者も教育熱心な方々ばかりと聞いていたからです。

 たしかに素晴らしい教育環境でした。先輩教諭たちはみな熱心で、授業方法や児童との接し方、生活態度まで率直に指導してくれました。

 赴任二年目の今春、新しく二年生のクラスを受け持ち張り切りました。児童の個性をようやく把握することができ、「これからはさらに充実した授業に取り組もう」。そう思った直後に、あの事件は起きたのです。

 事件以後、背中や腰が岩のように硬くなり、首も満足に回らなくなりました。不眠が続き、浅い眠りに入っても悪夢で目が覚めました。あの事件の夢です。秋になってやっと退院できましたが、微熱は今も続き、元の体調には戻りません。
電車の中などで大きな男の人を見るといまだに震えが止まりません。

 二人の児童の死は私にとって一生背負っていかなければならない重い十字架です。そしてずっと自問を続けています。「教師って何だろう」と。
16 :01/12/09 05:37 ID:dm7+FF8P
この事件はだれが引き起こしたのか。宅間守被告(三八)ただ一人である。この男は自らが招いた人生の災禍を清算するために、精神障害者を装って学校を襲い、何の罪もない幼い子供たちを次々に刺し殺していった。

 だが、あまりの理不尽さ、やるせなさからか、世間の怒りの矛先は学校に、そして教諭に向けられた。「なぜ、校門を開けたままにしておいたのか」「なぜ体を張って児童を守れなかったのか」「もっと適切に救護していればもっと多くの児童が助かったのではないか」…。

 学校の安全管理にも問題はあった。ただ、大教大付属池田小に限らず、全国の大多数の小学校が同じくらいずさんな安全管理状態だった。教諭たちに落ち度はなかったか。詳細に振り返れば、数え切れないほどの問題点や反省点が浮かぶ。

 だが、もし街角で、遊園地で、電車の中で、同じような事件に遭遇したならば、大人である私たちは一体何ができるだろうか。果たして自分の命を張ってまで、目の前の子供を救うことができるだろうか。

 女性教諭が語ってくれた苦悩と後悔は、そんな重い問いかけを発しているように見える。(校内児童殺傷事件取材班)