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「サトーの言いたいこと」そにょ3
だいたい、証拠を集めるというのは非常に時間と労力を必要とする作業で
あるわけで、事件2日後にビンラーディンという犯人を断定し、1週間後には
ビンラーディンをかくまう全ての国を攻撃対象にするなどという状況は、
この上なく奇怪至極であり、また大半の国際社会が明確な証拠を目にする
こともない内にアメリカ支持に回ることは、法そのものの根幹を揺さぶる危険な
状況と考えなければならない。
2日、1週間程度で犯人を断定できる事はありえないし、それを信じ込んで
いる今の国際社会は大変危険である。
ではどうすればいいか。
それこそアメリカが発議し、国際紛争を解決するために設立した国際連合の
力を今こそ行使するべきなのである。
このような非常事態なのに、国際連合の顔は全く表に出てこない。
ここは国連特使を米国、アフガニスタンの両国に派遣し、実態の調査等を
実行し、国際法廷での決着、あるいは国連決議による何らかの力の行使を
元に、今回の紛争を解決していくべきである。
前述にもあるが、国際連合は「今後起こりうる国際紛争は国際連合を介して
解決する」という理念の元に設立したのは、他ならぬアメリカである。
アメリカがこの原則を守らずして、問題は解決しない。