PPPoE

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読んだ。ようやくADSLに感じていたダメさが納得できた。
結局、ADSLの画期的な所は「ベストエフォートで銅線を限界まで使い切る」という発想だけ
で、あとはひたすら後ろ向きだった。
上下非対称下り10Mbpsの理由。電話会社のCATVへの憧れと危機感と対抗心。猿真似。
ATM採用の理由。電話会社の都合。作っちゃったから使わなくちゃ。全体的にコスト増大。
PPPoE開発の理由。既存ISPの都合。ダイヤルアップに特化した業界は、電話と共に滅びる。

WWWには上下非対称が良いとか言ってたけど、電話会社がMPEG流してVODやりたかっただけ。
CATVのHFCとツイストペアの性質は全然違うのに、深く考えずに上下非対称にしてしまった。
その代償は大きかった。コストは高い、距離は短い、トータルの速度は遅い・・・
光ファイバーとWDMは相性良いけど、ツイストペアでベストエフォートするのにFDDを使えば、
高い周波数はインピーダンスの犠牲になる。だから長距離だと上りと下りの速度が逆転する。
http://www.metallic.co.jp/img/news/20010124a_2.gif
MVLのように時分割二重TDDか、Etherloopのように半二重CSMA/CDにして、損失の少ない
低周波数帯を上下が共有すれば、コスト、距離、速度でADSLを上回れたはず。

ウィンテルとかコンパックがADSLライト推進団体を作ってしまったのが、最大の間違いか。
CAPからDMTが標準になったけど、それがユーザーの為にどれほど役に立ったのか?
3年ぐらい前からもう一度やり直したい気分・・・