●EVERQUESTの厨房・むかつくヤツ●

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627名も無き語り部
昔々あるところにとあるギルドがありました。
彼らは日本人の中では大きな規模のギルドでしたが、
そこには、その世界の中でも一際大きな怪物FoHがいました。
かれらはFoHとの争いに敗れ、別の世界に逃げ込み、
少数精鋭をモットーに、勢力を拡大し、好きなようにふるまい、
周りの不評を徐々にかっていきました。
でもいいのです。彼らは少数精鋭。自分達の力でなんでもできます。
西に竜が出現したと聞けば、準備をしているギルドを飛び越え、
東に神が光臨したと聞けば、神の世界で武具を集めているギルドを壊滅させ、
楽しんできました。
時は移り、世界が拡張され、竜の土地に行けるようになりました。
ここで彼らは初めての挫折を味わいます。
倒せない。絶対的な人数が足らない。
しかし、周りに彼らを助けてくれる人達はいません。
彼らは時間帯の関係から、不評の少ない外人達に声をかけ、
何とか勢力を維持します。
彼らの舵取りをしていた人物は思いました。
これは自分のやりたいことではない。
彼は再び世界を捨て、手駒の多い世界へ去っていきました。
ほとんどの彼の仲間は、ついていきませんでしたが
数人が彼と共に世界を去りました。
そして、彼は今、
彼が見込んだその世界でも大きな集団にいます。
そこならば、手駒の苦労はありません。
あとはゆっくりと自分の思う通りに動くよう、
作り替えていけばよいだけです。
悪評?集団の主に任せておきましょう。
表立って名前がでなければ、また別の集団をつくることもできます。
彼は自分の目標とする楽しみの為、今もがんばっているでしょう。