東京・根岸の自宅で取材に応じた正蔵は、「帯番組の司会はあこがれでした」と口を開いた。子供のころ、父の故林家三平さんが
出演した同局の帯番組「タワー・プレゼント」のスタジオに遊びに行ったことがあるといい、縁を感じたよう。「フジの帯番組を持たせてい
ただけるなんてとても光栄です」と感無量の表情を見せた。
同局情報制作センターの岡康治プロデューサーは「抜群の知名度と『9代目正蔵』のブランドを持ちながら、下町の目線を忘れない
、気取らないざっくばらんな人柄が正蔵さんの魅力。視聴者と一緒になって、思いっきり、笑って泣いて怒ってもらえれば。午前10時の顔になってほしい」と期待を寄せている。
番組は、時事ネタからご近所ネタまで硬軟織り交ぜ、視聴者が見たい、知りたい、気になる情報を面白く、分かりやすく伝える。
正蔵は「私は下町の近所づきあいがあったり、スーパーに買い物に行ったり、意外と地に足のついた生活をしているので、暮らしの中か
らいろんなネタが拾えて、おしゃべりできると思います」と自信もチラリ。
また、番組スタートを前に、深夜の炭水化物摂取を控え、午後11時には就寝。午前6時に起床して早朝散歩を日課にし、5キロダイエットに成功した。
「自分の亭主も少しやせさせようかと思って頂けたら。番組で着る服も、旦那さんに着せてみようか“キニナル”ようなものを選ぼうと思っています」と、あれこれと思いを巡らせている。
心配なのは、主婦の代表格ともいえる海老名家の女たちの意見。母のエッセイスト、海老名香葉子(74)や、長姉で俳優、峰竜太(56)の妻でもあるタレント、
海老名美どり(55)、次姉の歌手、泰葉(47)は厳しく口うるさい視聴者になりそう。「まずはそこからモニター調査していかなければ」と苦笑した。
最後になぞかけを披露。「『この番組』とかけまして、『見事に実った秋の果物』と解く。その心は『どちらもキニナル!』」。海老名家の女性陣の皆さん、出来はいかがでしょう?