おいお前ら、PBWの愚痴を語ってください。【40】
フェンスター>(生理的な反応で拒んでいた筈の腸壁が男の舌を受け入れるようになるの
は、さほど時間のかかる事ではなかった。尻の中で曲がる舌に腸壁を探られて、腹の中か
ら男の味を『体』に覚え込まされる感覚――屈辱に目眩がする。)ぅうううっ……っ、ぅ
あああ……!(絶望にくぐもった泣き声を上げて背を深くしならせる。背伸びする猫のよ
うに大きく弧を描いた腰が骨を蕩かすような甘い痺れで小刻みに震えていた。媚薬に急き
立てられて煽られる悦楽は体内を満遍なくどろどろに溶かしていく。体の中にある敏感な
箇所を少し尖った舌先で転がされると、電気を流されたように体がビクンッと大きく跳ね
る。膀胱のあたりにぬるま湯を注ぎ込まれたような熱が広がった。)ッあ、ア――ッッ!
(顔を涙でべとべとにしながら上ずった声でかすれた悲鳴を上げる。性器がずくりと脈動
するような痛みに襲われた。終わりの見えない全力疾走を強いられたいるように肩を震わ
せてせわしなく喘ぐ度に声が漏れる。音をたてて吸われた菊は内臓を引っ張り出されるよ
うな感覚にひくついて驚いたような強さで男の舌に絡みつく。)ぅううあぁあああ……!
(鼓膜から己が今まで後生大事にしていた価値観が突き崩されていく。その淫らな水音が
己の肉体に関わっているなんて信じたくなかった。だが蕩けるような甘い熱を蕾の肉に教
え込んでくる男の舌先がそれを許してくれない。)は……ぅ……っく…(茫洋とした目で
息も絶え絶えに喘ぎながら、ぐったりとシーツに上半身を沈める。男の舌が与える刺激が
退いて、赤く熟れた菊は戸惑うようにぱくぱくと小さく開閉を繰り返していた。涎のよう
に男の唾液を垂らしながら。肉欲に蹂躙されてまともに働かない頭でも、声に含まれた嘲
りの色は識別できる。涙でぐしゃぐしゃになった目で肩越しに振り返り、己の体を玩具に
して造り替えていく男を責める目で睨んだ。張り詰めた性器をなぞる指の圧迫に、欲情で
煽られた腰が細かく震える。)ん、ぅ……――!(ひくひくと喉をひくつかせながら零す
声は掠れている。口枷から零れる唾液で顎から喉までのラインが濡れている。知りたくも
ない余計な知識を吹き込んでくる男が憎らしかった。叶うならば百万回でも殺せると思え
るくらいだった。淫乱呼ばわりされた屈辱と、それを否定できない体の熱に羞恥で息を詰
まらせる。ねっとりと絡みつくような粘りけをもって臀部に垂らされた液体は、体の奥底
で暴れ狂っている劣情を歓喜させるような――どんなに嫌悪を覚えてもそれは確かに肉欲
の高ぶりだった――いやらしさを持っていた。まるで愛を囁くような熱をもつ男の言葉は
自尊心を傷つける。)ぅ、ぐ……(――お前が愛でるのはその手に乱れる玩具だろう、と
怒りと侮蔑を含んだ目できつく睨み付けた。火照った太腿を垂れていくローションが、ま
るで己は男に脚を開くための存在だと囁いてくるようで殺意を呼び起こされる。だが隅々
まで疼いている体はその殺意を実行に移すだけの気力と体力を持ち合わせていない。緊張
と不快感で強張った肉を揉む手の熱に、どうにか保っているはずの己という芯が解されて
いく。)ん……ん………っ(意図せず男を喜ばせている己に嫌悪で眉をしかめて声を殺そ
うとする。だが喘ぐ度に鼻に掛かった甘い声が零れるのは止められない。頭がぼうっとし
て、ゆだっているように物を考えるのが難しくなっていく。まるで眠りに入る前のまどろ
みの様な――…だが、菊をゆっくりと押し広げ始めた指の圧迫感にぎくりとして目を見開
いた。)ッッッんんぅ!! ぅううぁあうッ――!!(必死で思いとどまらせようと声を
上げるが意味を成さない呻きにしかならない――唇は口枷で封じられている。幾分か強張
りを解されていた菊は押し入ってくる男の指をまるで迎え入れるように呑み込んでいく。
腸壁は男の指の形を探るようにうねりながら絡みついていく。)ぅうううぁああ……
…!!(体の中に男の指が入ってくるという――未だ受け入れがたい状況に絶望のうめき
声を上げた。女じゃあるまいしそんな場所で絶頂できるわけがない、そう訴えて首をぶん
ぶんと横に振る。)うう、ぁ、う……!!(背筋をぞろりと這い上がる不快感ともつかぬ
寒気。うめき声が唐突に――悲鳴じみた嬌声へと変わる。)ァあああああッッッぁあ、ぁ
ああぅうあああッぁ、ぁああッッ!!(腹の中にあるもっとも触れられたくない箇所は、
探り当てられた瞬間から下腹部を貫くような甘い痺れを生む。そんなところをこねられて
体裁をつくろえという方が無理だった。絶頂を促すような強烈な――痛みにも等しい凄ま
じい痺れを間断なくねじ込まれて泣きじゃくる。)ぁああッぁあぁッッッぁあああ
あッッッ!!(まるで男に力尽くで犯されている時のように腰のラインをくねらせて体を
前後に揺らしながら、必死に刺激から逃れようともがく。痙攣する腸壁は男にそこを嬲る
肉を欲しがっている様に蠕動して指の付け根から指先までにぎゅうぎゅうと吸い付いた。
追い上げてくるような悦楽に責め立てられて性器は限界寸前までびくびくと震えて先走り
をぼたぼたと滴らせる。)[4月7日1時42分]