さて、いざ部下を褒めようと思っても、言葉に詰まることもあるだろう。褒めると
いうのはちょっと照れくさい。タイミングを逃すとなおさらである。
ここでひとつ、便利な褒め言葉を紹介しよう。と言っても特別な言葉ではない。
「さすがだね」
このひと言は、ありふれた言葉でありながら、褒められた側にとっては非常に
嬉しいものである。仕事の結果だけでなく、自分をまるごと認められている
言葉だからである。
「普段の君の仕事ぶりをちゃんと見ていた。その中で、君ならできると思わせて
くれたし、実際に結果を出してくれた。」というメッセージが込められた言葉である。
慣れない褒め言葉を長々と言ってみるより、「さすがだね」のひと言を 相手と目を
合わせて、気持ちを込めて言ってみると良い。不思議とその後に言葉と笑顔が
続いてくるものである。