モンスターくるくる フラッグ７本目

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...... 2006年05月19日 の日記 ......
■[ NO. 130 ]
良サイト。

良サイトと言うものは宣伝とかしなくても自然と人が集まる。
素晴らしいものがあれば、自然とカウンターは回る。
いや、本当に良サイトと言うものは
そもそもカウンターと言うものが存在しないものだ。

本当に良サイトと言うものは、
意外とカウンターの回りが悪いものである。
カウンターが多く来訪者の多いサイトと言うのは
何かしらの形で宣伝とか、何かに登録とかしている。
それなしで自然とカウンターが回るサイトは、
本当に素晴らしいサイトなのかもしれない。

カウンターの回りが悪く、
そもそもそのサイトの存在さえ殆ど知られていない、
そんなサイトに限って良サイトが多くある。
無論、良サイトと呼べないものも遥かに多く存在する。
だから、なかなか良サイトに出会えない。

本当に素晴らしいサイトと言うものは、
カウンターの回りなど特に気にしていない。
自分の満足のいくもの（自己満足含む）であれば
そこの管理人さんはそれでよいのである。


良いサイトに出会うためには、
それ以外の膨大な数の普遍サイトを訪れて
その中からごく少数の良いサイトを見つけなければならない。
100のサイトを見て、100のお気に入りを入れるのではなく、
100回見れるサイト1つを探すために、100のサイトを訪れる。

サイトを見つける手段はいくらでもある。
Web検索で自分のほしい情報の検索をしたり、
大手登録サイトで、ジャンルを選んでサイトを訪れたり
あるいは
何気なく流れたBGMに惹かれ、その配布サイトを訪れたり
掲示板に書き込まれていたURIを何気なく訪れたり
行きたいサイトの一つ下のサイトを間違ってクリックしたりと
実にさまざまな出会い方がある。

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自分にとって何がいいものなのか。
自分は、何を求めているのか。
それは、自分にしかわからない。
今の自分とは限らない。
今、自分にとって何が良いものなのかわからないかもしれない。
いいものに出会って、それが良いものだと思うこともあるし
失って初めて、良いものだったと思うものもある。
自分にしかわかりえないが、
今の自分にはわからないことも多い。

良いものを求めてひたすら彷徨うか。
いづれ来うるものに対して気長に待つことか。
それがどんなものであれ、
素晴らしいものと言うのは何らかの形で貴方の元へやってくる。
問題は、それを素晴らしいと思うことができるか。

例えば、何気なく見つけたサイトをブックマークした。
そのときの自分には何の変哲もない普通のサイトだと思う。
そして、その後見ないからと言ってブックマークを削除した。
人は変わるものである。
価値観を認めていなかったものに、価値を認めることもある。
その逆もまた起こりうる。
しばらく経ち、突然貴方はそのサイトに行きたくなった。
ブックマークに入れていないから、検索をした。
漸く見つけたそのサイト。
しかし、そのサイトは既に閉鎖されていた。
どうしようもない気持ちが貴方の中を巡る。

そのサイトにあるものは、一体何なのか。
それは笑いを呼ぶ文章なのか、
それは美しさに惹かれる絵なのか、
それは心安らぐ音楽なのか、
あるいは、何もないのかも知れない。

ただ、貴方はもう既になくなってしまったものを求めて
いろいろな感情を巡らせている。
それがその後のあなたの生き方に何らかの影響を与えるかもしれない。

ブックマークをせずとも、見た名も無きサイトを見つけて
そのときは軽く見ただけで他のサイトに行ってしまったときなど、
そんなときも、無いもの、もしくは非常に見つけ難いものを求めて
貴方の感情は彷徨う。
再びあのサイトを訪れたい、と言う思い。
しかし、もう出会えない。
出会えるかもしれないが、探す手段は限られる。


本当に良いサイトとは、一体どういうもののことだろうか。
カウンタがよく回るサイト、
更新頻度が高く、毎日訪れることのできるサイト、
内容が充実していて、利用者の多いサイト、
もう一度、行ってみたくなるサイト、
いろいろあるが、実際にはわからない。
そのときの「自分」によって変わるかもしれない。
過去の、記憶に無いサイトなのかもしれない。
今あなたが見つけたそのサイトなのかもしれない。
価値観の変化によって、良サイトだったものが
普遍的なサイトに感じることもあるかもしれない。

サイトに限ったことではないが、
いつ、どこに「良いもの」があるのかわからない。
勉強、音楽、文章、絵画、風景、
あるいは、人物、世界、歴史、
どのような「良いもの」があるかもわからない。
ただ一つ言える事は、
貴方はたびたび良いものに出会ってきた、
そして、これからも良いものと出会い、別れて行くこと、
こんなことではないだろうか。

もう一度、あなたのお気に入りを確認してはどうだろう。




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あぼーん