パス抜きネクロで大騒ぎ!エランシアPart30

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952名も無き冒険者:02/05/30 14:47 ID:WjJERcmo
>950
次スレおめ?(藁
953名も無き冒険者:02/05/30 16:06 ID:K74SXmtw
>>945
あの手のヤシはどうやってもこたえない。だろ?同じ穴の945よ。

今のエラのヌルさじゃ、普通のユーザーが不用意に関わって嫌な目にあわないよう、
abyssやその周辺の危険性を訴えていく、くらいしかできないと思うよ…
954名も無き冒険者:02/05/30 18:15 ID:848h34Uc
自分がウザ房だと自覚してる人手を上げてー
ハーイ(・д・)ノ 漏れはウザ房だ。そうさ、ウザ房なのさ・・・(欝

ごめん、ごめんよジョセフ。
955名も無き冒険者:02/05/30 18:37 ID:Ch7fbTkA
>>954
アビスたん本人だと思われ 藁
956名も無き冒険者:02/05/30 19:03 ID:OHoZ5B0w
>954が本人かは知らんが、エラ房から抜け出したかったら某aruzeタンみたいに
何を言われようが日頃の行いでイメージを良くしてくしかないんじゃない?

まあ、バンやエラのサービス終了、オフ会など、最後までエラ房を貫くのも
開き直ってていいんじゃない?

cloudlainやFancsら真性らはほっとく他どーしよーもないがな(ワラ

俺ならこうするスレタイトル
〜脱!エラ房!!苦行の31日間・課金せず〜
957名も無き冒険者:02/05/30 19:07 ID:Ch7fbTkA
>>956
そのタイトルじゃ何のゲームかわかんないって。
958名も無き冒険者:02/05/30 19:20 ID:OHoZ5B0w
>957
スマン…

次ぎスレは950がたててくれるんだろうか…
959名も無き冒険者:02/05/30 19:33 ID:9WZNiqyQ
>956
aruzeってイメージいいのか?そんな事気軽にいってもいいのかぁ?
自作自演っぽい
960名も無き冒険者:02/05/30 19:49 ID:5ZdIk81Y
次スレ無しでいんじゃないか?

といってみるてつと
961名も無き冒険者:02/05/30 19:51 ID:OHoZ5B0w
>957
イメージはよくない。よくしようとはしてると思うが
勘違いかもな。自作自演ではないぞ

次ぎスレ誰かたてちゃえば?
962961:02/05/30 19:53 ID:OHoZ5B0w
X957
○959

スマン…今日はもう逝ってくる…
963954:02/05/30 19:53 ID:848h34Uc
漏れはabyssみたいに金は持ってないしバグも知らない(´д`;)
アビ上げの為にパラサー頼ってたおじゃ房ってところさ・・・
もう少しで闇の魔道士だから
パラスも入手したし、いつかパラサーになって無差別パラスでもします(´д`;)
ごめんね、いや、ほんと。

ところで、ストーンシールドとスケルトンシールド、ってAC同じじゃないよな?
964名も無き冒険者:02/05/30 19:57 ID:rMd6Mo32
aruzeの。真似。
965名も無き弓使い:02/05/30 20:13 ID:lbs/4Rig
>954

パラスレベル66ですが何か?
(剣士リング10〜15もってアビ上げだが)
楽師マスタ+格闘100で魔導士系なれますけど?
あと、生書もってないのに光魔導士挑戦して、
「ヴァンパイラ」いわれて、いじけてるんですが?

まねはいいが。調べて真似しなされ。

骨盾AC8 石・金盾 AC9
966名も無き弓使い:02/05/30 20:16 ID:lbs/4Rig
あ、補足。
963の発言でabyss≠954は、ハッキリしたな。
(聖堂で一緒になってるからな)
967名も無き冒険者:02/05/30 20:24 ID:k/jxbOqE
>965-966
ツマンナイ(・ε・)
自慢厨カコワルイ(・ε・)
968名も無き私怨房:02/05/30 20:27 ID:mdGKQbRs
「バグ使いに対処しないネ糞ン」と言う印象をふりまいていると言う点で
名誉毀損、損害賠償を求めることは可能ではないかとメルしておく。

>cloudlain
おまえのせいでabyss叩きが集中できなくなったぞ!
(・∀・)カエレ!
969名も無き冒険者:02/05/30 20:27 ID:k/jxbOqE
>>941のタイトル案を採用してスレ立ててこようか?

賛成5票以上で立ててきます。ちなみに漏れは>>949

どっちにしても立てられれば、の話だが・・・
970名も無き冒険者:02/05/30 20:34 ID:WjJERcmo
>949=969タン
タイトルはなんでもいいよ。お任せします

まず一票ズザー
971961:02/05/30 20:38 ID:6ROigrfE
>965-966
エラ房は(・∀・)カエレ! カエレ!

>969
いいんでわないでつか?
972名も無き冒険者:02/05/30 20:39 ID:VWZfKENg
これでまた違うタイトルついてたら笑えるな

一票ズザー
973名も無き冒険者:02/05/30 20:46 ID:a8cpbRdA
も一票ズザー
974名も無き冒険者:02/05/30 20:47 ID:k/jxbOqE
4人しかいなかったらそれはそれで笑えるが・・・

ネトゲにも実況板(暫定版)出来てたのな。
http://yasai.2ch.net/ogame/

> オンラインゲームとかの話題・実況もこちらで。
> □MMOとかもここですよー
> Ultima Online、Ever Quest、Lineage、Ragnarok、Dark Age of Camelot など
案の定エランシアは入ってない(´・ω・`)
975名も無き冒険者:02/05/30 20:57 ID:FXbltAqM
新スレ建てました。
★☆エランシア引退宣言後結局戻って来た人数31人☆★
http://game.2ch.net/test/read.cgi/netgame/1021626515/l50
976名も無き冒険者:02/05/30 21:10 ID:k/jxbOqE
>975
乙〜

ところで、だ。
ネトゲ板に立てればいいのか、MMO板に立てればいいのか悩むところです・・・


MMO板(http://game.2ch.net/mmo/)のローカルルールによると

> MMO(Massive Multi player Online=大規模多人数オンライン)とは
> ・専用ソフトにより接続の同期が取られている
> ・1つの世界に数千人以上のプレイヤーが同時に接続可能
> ・プレイヤーがいなくてもメインとなるゲームフィールドが常にサーバ上に存在する
> この条件を同時に満たすゲームをMMOゲームといいます。

だそうですけれども
977名も無き冒険者:02/05/30 21:15 ID:xi5EDTVs
>975
やりやがったなヽ(`Д´)ノウワァァァン
978名も無き冒険者:02/05/30 21:18 ID:bZa4mg/I
>975
乙〜
おい、すでにリンクの色がかわっとるぞ(゜д゜)
979名も無き冒険者:02/05/30 21:31 ID:Hup/AyqU
正直、MMO板に行くのが良いと思われ
この板は既にブラウザゲーやP2P接続のゲーム専用の板となってるしな

>975なんて大嫌いだYO!ヽ(`Д´)ノウワァァァン
980949=969:02/05/30 21:34 ID:k/jxbOqE
このままスレを消費するのもあれなので(4票入ったし、バトロワ書いてるっていうやついたし)、
MMO板の方にスレ立ててきます。
981949=969:02/05/30 21:37 ID:k/jxbOqE
はい、立てられたので立てちゃいました。

次スレ
【引退】エランシアの呪縛☆引退宣言31回目【復活】
http://game.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1022762138/

スレタイトルは>>941さんのを採用させていただきました。
982名も無き冒険者:02/05/30 22:01 ID:MVDc0uSw
>>975

逝って、キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!

>981
乙〜
逝って、キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!
9832代目バトロワ製作者:02/05/30 22:36 ID:wRReRFgA
埋め立てを開始してよろしいですか?
984名も無き冒険者:02/05/30 22:43 ID:7D.nBjAo
>983
どんぞ
985名も無き冒険者:02/05/30 23:20 ID:5lnBQenU
埋め埋め
9862代目バトロワ製作者:02/05/31 00:21 ID:fo/YrKCQ
Wetboyはオークの森で弓を構えて木に狙いを定めていた。
どんな非常時といえど、こうでしか乱れそうな精神を落ち着けられそうなことは思い浮かばなかった。
いや、そうしなければ、落ち着かなかった。
誰かを殺すか、誰かに殺されるか・・・
嫌な選択肢しか残されていない現状を、忘れたかった。
Wetは出来る限り、プログラムの事を忘れようと懸命だった。
GMPを立ち上げ、最強を目指していたときのこと。
――そうだ、GMPの誰かと合流しよう。そうすれば何か活路が見えるはず。
そう思ってロランシアの町の中に戻ろうとしたときだった。
西門に戻りWetは現実に引き戻される。
濃い霧の先に、誰かが立っている……
Wetは歩くのを止め、警戒しつつ、霧中の人物に声を掛けた。
「誰だ?そこに居るのは・・・・返事をしろ!」
9872代目バトロワ製作者:02/05/31 00:22 ID:fo/YrKCQ
そして数秒後、聞き慣れた声で返事が帰って来る。
「いい朝だな・・・・Wet」
GMPのラツィーの声だ。
親しい知人の声に安心したWetは、警戒を解き、ラツィーに近付いて行く。
「無事だったのか、ラツィー。怪我はしてないか?大丈夫か?」
「まあな。一応、生き延びてる」
普段通りの淡々とした口調で、ラツィーは答えた。
(良かった・・・・・元気そうだ)
Wetは、心が許せる人と再会出来る喜びを噛み締めていた。
たった数時間しか離れていないのに、数週間振りに会うような感覚。
緊張していた心を、ようやく落ち着ける事が出来る・・・・そう思っていた。
だが、ラツィーにあと2〜3メートルまで近付いたその時、Wetは自分の目を疑った。
霧の中から現れたラツィーは、Wetに封印弓を向けている。
「悪く思うなよ、Wet」
そうつぶやくラツィーの表情は、いつもと同じものだった。
「――どういうつもりだ!?ラツィー・・・・」
Wetは動揺を隠し切れない。
しかし、ラツィーはあくまで冷静に、言葉を続ける。
「動かないでくれ・・・・弓が外れる」
「本気・・・なのか?」
Wetは信じられなかった。
ラツィーが自分に封印弓を向けるなんて、嘘だ。こんなの嘘だ・・・・信じない。
9882代目バトロワ製作者:02/05/31 00:23 ID:fo/YrKCQ
しかし、ラツィーは弓を下ろさない。
「ああ本気だ。友達で仲間であるからこそ、俺はお前を撃つ・・・・・」
「どういう事だよ、それは――」
と、Wetが言いかけた所で、「テスト」というシャウトが入った。
そしてそれに続いて、
『みなさんおはようございます。朝6時になりました。それではこれより、
 現在までに脱落した参加者の名前を発表します。よく聞いておいてください』
それは、6時間毎に流される定例のシャウトだった。
二人は動きを止めたまま、そのシャウトに見入る。
「そうだな。もう殺し合いは避けられない。
 お前もいつ、誰に殺されるかわからない…。
 ・・・・・お前が他の誰かに無惨に殺されるのは、嫌なんだよ。
 だから、同じギルドの仲間として、俺はお前を楽に死なせる義務がある・・・・」
ラツィーの言葉に同意出来る筈はなかった。
しかし、封印弓は自分に向けられている。
このまま死ぬのは嫌だ・・・・Wetはそう思った。
Wetはフッ、と溜め息をつくと、挑戦的な目つきでラツィーを見て、言った。
「・・・・で、俺の都合はお構いなし、ってわけか?」
「そりゃあGMPの誰かが殺してくれるなら、少しは他のヤツらに殺されるよりはマシかもしれない。
 でもな・・・・・俺だって、死にたくないんだ。それに・・・・」
Wetはそう言うと、背中のバッグから野太刀を抜いた。
「どうせなら、正々堂々と勝負しようじゃないか。
 いきなり封印を構えて現れるなんて、ずるいぜ・・・・」
Wetの目に、迷いは無かった。
(ただ黙って殺されるくらいなら、俺は闘う事を選ぶ。
 たとえ相手が、ラツィーであろうとも・・・・後悔はしない!)
ラツィーは、そんなWetの姿を見て、微笑んだ。
「・・・・・Wetらしい答えだな。オーケー、じゃ、始めようか!」
Wetは汗ばむ両手を気にしながら、使い慣れない野太刀を構え直す。
「やるからには、全力でいくからな……」
「もちろんだ。Wet!行くぞ!・・・」
9892代目バトロワ製作者:02/05/31 00:23 ID:fo/YrKCQ
ザシュッ。ザシュッ。

「やっぱり、無茶だったかな・・・・・」
木陰で、Wetがつぶやいた。
戦闘開始の合図とともに、Wetはもと来た方向へとダッシュした。
封印弓が相手では、野太刀といえど勝ち目は無い。
しかし、この濃霧を味方に付ければ、まだ勝算はある。
ラツィーの放つ矢を辛うじて避けながら、Wetは街路樹の陰で機会を窺っていた。
霧の中から、ラツィーの影が近付いて来る。
こちらから打って出るには、矢がなくなる瞬間を待つしかない。
危険な賭けだ。
だが、それしか手段は思い浮かばない。
Wetは意を決して、木陰から飛び出した。
「さあ、当ててみな!」
ラツィーが少しぼやけて見える位置で、Wetは叫んだ。
多少距離があるとはいっても、充分射程距離内だ。
ラツィーはWetに向け、数発連射する。
しかし、霧で視界が悪いのに加え、Wetはあっという間に別の木陰へと移動してしまう。
「Wet!正々堂々と闘うんじゃないのか?コソコソ隠れて鬼ごっこだなんて、お前らしくないぞ!」
少し不機嫌そうな口調で、ラツィーが呼び掛ける。
しかし、Wetは動じない。
「正面で一騎打ちをする事が、全てじゃないぜ。
 武器の性能差を考えた上で、ベストな戦法だと思うけど・・・・」
Wetはそう言うと、ラツィーとの距離を確認しつつ、もう一度、木陰から飛び出した。
9902代目バトロワ製作者:02/05/31 00:24 ID:fo/YrKCQ
(そろそろ矢が切れてもいい頃だ。チャンスは逃すな!)
自分にそう言い聞かせ、Wetは数本先の並木へとダッシュする。
しかし、回避出来ると思っていた矢の一発が、Wetの左肩を捉えた。
「くっ!!」
どうにか木陰には辿り着いたものの、久しく経験した事の無い痛みが、全身を襲う。
左手が流血で染まり、握力がみるみる落ちて行く。
Wetは肩口を予備のシャツでギュッと縛り、一応の止血を施した。
しかし、血は止まりそうに無い。
「そろそろ・・・・勝負時かな・・・・・・」
ラツィーの足音が近付いて来る。
もはや、弾切れを待っている余裕など無い。
ほんの一瞬でいい。ラツィーの動きを封じる事さえ出来れば・・・・Wetは思考を巡らせる。
そして、Wetは背中のサックを下ろした。
陰からそっと顔を出し、ラツィーとの距離を見る。
9912代目バトロワ製作者:02/05/31 00:24 ID:fo/YrKCQ
(――届く!)
Wetは心の中でそう叫ぶと、サックをラツィーの真正面へ向けて投げつけた。
ラツィーの目線に、突然、サックが飛び込んで来る。
反射的に封印弓を構え、ラツィーはそのサックに矢を撃ち込んでゆく。
空中でサックが二度、三度と踊った。
そして、踊り疲れたバッグが引力に引かれ始めたその瞬間――
サックが作った死角から、Wetが一気に飛び込んで来る。
サックに気を取られていたラツィーは、予想外の進撃に反応出来ない。
Wetは低位置からラツィーの懐に入り込むと、刃を180度返し、
渾身の力を込めてそれを封印弓に叩き込んだ。
「とぉりゃあああああっ!!!」

ガキィィィン!!
9922代目バトロワ製作者:02/05/31 00:25 ID:fo/YrKCQ
金属音と共に、ラツィーの弓が宙を舞い、繁みの中へと落ちて行く。
激痛に近い手の痺れに、ラツィーは思わず顔を歪めた。
(・・・・弓を弾かれた・・・・・)
そんな自戒の言葉が、ラツィーの脳裏をかすめる。
だが、状況はそんな反省の時間も与えてはくれない。
Wetは間髪を入れず、ラツィーに斬りかかって来る。
ラツィーは辛うじて、Wetの斬撃を避け続けた。
しかし超速の刃は、ラツィーの頬や服を、何度も薄く切り裂いてゆく。
そして、路上の小石がラツィーの足元をすくった。
(嘘だろ!?ここで、もう終わりなのか?・・・・)
自分の体が宙を舞った瞬間、ラツィーは自分の周囲がスローモーションになってゆくのを感じた。
そして、尻餅をついて倒れたラツィーの顔面に、鋭い切っ先が突き付けられる。
Wetは、真剣な眼差しで呟いた。
「さあ、これで終わりだ」
Wetの勝ちは明白だった。
だが、Wetはなかなかとどめを刺そうとしない。
「どうしたんだ……どうして殺さないんだ?」
ラツィーが尋ねる。
「どうしてかな・・・・覚悟を決めた筈なのに、まだ、怖いのかもな・・・・何ももう残ってないのに」
さっきまで冷徹だったWetの顔に、苦笑いが漏れる。
「・・・・Wet、ひとつ聞いていいか?」
9932代目バトロワ製作者:02/05/31 00:26 ID:fo/YrKCQ
「何だ?」
「あの時、どうして逆刃で弓を叩いたんだ?右手ごと切り落とした方が、簡単だろ?」
ラツィーは不満だった。
全力で闘うと言われながら、手を抜かれた・・・・・それが納得出来なかった。
「ああ、あれか・・・・あくまでも槍逃げのラツィーの今後を考えたら、腕は切れないよ――」
ラツィーは、Wetの言葉が理解出来ない。
(どうしてだ?もうすぐ死ぬ人間に、どうして今後の心配なんてするんだ、Wet・・・・)
「――だって、槍が天国で使えなくなっちゃうだろ?だから・・・・」
Wetのその言葉が、ラツィーの胸を締め付ける。
「Wet・・・・お前は馬鹿だ。大馬鹿だよ・・・・」
ラツィーの頬が、涙でぬれる。
「そんな・・・・余計な心配さえしなければ・・・・・死なずにすんだのにな」
ラツィーは左手で野太刀を払いのけると、右手でポケットから何かを取り出し、Wetの首に押し当てた。
支給されたアイテムに入っていたスモールダガーだった。
「動くな。」
耳元に感情のこもらない声で静かに言われた。
途端に襲った腹部への痛み。
そして気付いた時、Wetの眼前には、槍の切っ先と、それを構えるラツィーの姿があった。
9942代目バトロワ製作者:02/05/31 00:27 ID:fo/YrKCQ
「形勢逆転だな、Wet・・・・」
「ああ、そうみたいだな・・・・・・」
Wetは微笑んだ。そして次の瞬間、意外な言葉を口にした。
「なあ、ラツィー・・・・このまま、とどめを刺してくれないか?」
ラツィーの手が、一瞬、震える。
「え?な、何言ってる。俺はそのつもりで、こうしているんだろ。今更、何を・・・・」
「・・・・・そうだよな。殺し合い、だもんな」
「でも、どうしてだ・・・・さっきは『俺だって、死にたくない』って言ってたくせに……」
ラツィーの問いに、Wetは淡々と答える。
「……もうこれ以上、このキャラを続けたくないんだ」
「キャラ?」
「そう。俺は今まで、色々と言われ続けてきた。
 一時期はPKとして生きようかとも思った。
 もし万一、このプログラムで生き残ったとして・・・
 やっぱり、俺を『人殺し』って言う人は、他のヤツらより多いと思う。そういうキャラだからね。
 ・・・これ以上、周りに迷惑を掛けたくないんだ。だから・・・・・頼むよ」
9952代目バトロワ製作者:02/05/31 00:28 ID:fo/YrKCQ
ラツィーは動揺していた。
Wetを殺す事が、自分の役目だと信じていた。
そしてWet本人も、それを希望している。
躊躇する理由など無い筈なのに、踏み出せない自分がそこに居る。
さっきは封印弓を撃つ事は出来たのに、どうして今は殺せないのか?……
「ラツィー、怖いんだね。きっとそれは、バンと対人戦の違いだよ。
 対人戦は所詮、リメで生き返ることが出来る。エルの女神で生き返ることも出来る。でもバンは違う。
 相手がエランシアから・・・・これから先消えてしまうから怖いんだ。それを解って欲しいんだ。
 唯一、GMPで俺の感情を理解してくれたラツィーに生き残ってもらいたい、だから・・・・」
9962代目バトロワ製作者:02/05/31 00:28 ID:fo/YrKCQ
Wetはそう言うと、刀の切っ先を自分の喉元に当てた。
ラツィーは俯き、使い慣れた100槍を握りなおした。
「・・・・じゃぁな。Wet・・・・・」
そしてラツィーは、手に力を込めた。
さっきには感じなかった嫌な感覚が、掌に伝わって来る。
路上に拡がる血溜まりを見ながら、最後まで殆ど表情を変えなかったラツィーの瞳から涙が一筋流れた。
997名も無き冒険者:02/05/31 01:02 ID:OeFK0uDs
>986-996
おつかれ。
不謹慎かも知れないが・・面白かったよ。
998名も無き冒険者:02/05/31 03:53 ID:n1wZzBe2
はぅ
999名も無き冒険者:02/05/31 03:55 ID:n1wZzBe2
あぅ
1000名も無き冒険者:02/05/31 03:55 ID:n1wZzBe2
祝 1000


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