チート教えろ(゚Д゚)ゴルァ

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918名も無き冒険者
あれか? 流行りか? 流行りなのか? 漏れの影響で、ラグナロクが微妙かつ純真無垢
に流行りまくってるのかコノヤロー(゚Д゚)ゴルァ! 良い! 良いぞ! そりゃあもう禿げし
く良い! 漏れも楽しいみんなも楽しい、千と千尋も大流行! しかし! しかしだ!
>910よ・・・わかったつもり大好き野郎な>910よ・・・違う! 違うぞ! そりゃあ
もうえらいこと違いマンガナ! そう! 確かにそう! 大筋的には、お前の言ってるこ
とは、かなり的確かつ斬新に的を得ている! 例えるなら、ダチョウ倶楽部のリアクションくら
いわかりやすいかつ適切! だが! だが違う! お前はMMORPGの真の楽しさを、ま
ったくもって何一つ理解しちゃいねぇ! っていうか、むしろ理解する気がねぇ!
言ってるぞ! かなり言ってるぞ! >911とかも言ってるが、漏れもこのゲームの面白さ
を、絶妙な切り口から書いちゃうぞ(゚Д゚)ゴルァ(゚Д゚)ゴルァ(゚Д゚)ゴルァ! 漏れの体験談
だから、長くても文句言わずにちゃんと読めよコノヤロー(゚Д゚)ゴルァ(゚Д゚)ゴルァ(゚Д゚)ゴルァ!
919名も無き冒険者:02/01/08 20:02 ID:mc7TLD7B
その日私は、Let'sのDOP狩りツアーに参加していた。lv50になる今でも、正直赤蠅
は手に余り、DOPを実際に見たことがなかったからだ。といっても、正式な参加と
いうわけでもない。現地にてそれらしい集団を見つけ、それに混じってダンジョンを
降りていっただけだが。

参加者は、第一陣はざっと30人くらいだろうか? 流石にこれだけいると、自分が
タゲられることもなく、比較的簡単に奥へ奥へと進んでいく。運悪くタゲられた者
たちのなかの数人が2Fに着くまでに犠牲となったが、この段階では、そのことを誰
も気にはとめなかった。まさに集団の力であり、そしてそれこそが、集団の弱点で
もあることなど、誰も気づいてはいなかったのだろう。

目的の2Fに降りると、赤蠅の代わりに、ナイトメアが出現するようになる。当然こ
れも、数の暴力によって次々と瞬殺されていく。勿論私も、その中の一人だ。魔術
師たちの魔法の乱射に、剣士やアーチャー、シーフなども惜しみなく自らの技を
使い、あっという間に屍の山が築かれる。だが、少しずつ・・・そして確実に犠牲
者がでていることに、我々は緩慢な不安を抱きつつあった。一人倒れ、二人倒れ・・・
最初あれだけいた集団は、DOPの出現候補地帯にたどり着いた時には、私を入れて
わずか9人のみになっていた。

流石にここまで人数が減ってくると、もはや数の暴力に任せて、ただ突っ込めば
良いというわけにはいかない。剣士やシーフを盾とし、アコライトは回復に専念。
背後からは魔術師たちがSPの残量や、剣士たちのダメージなどを総合的に計算し
たうえで、おのおの適切だと思う魔法を放つ。わずか30分前に出会った、お互い
顔も名前も知らないもの同士、おまけに全員この場所に来たのは初めてだったの
で、敵の力も味方の力も、誰一人として正確に把握できる者はいない。ここにく
るまでに得たほんのわずかな情報と、今までの経験から培った知識と勘だけを頼
りに、効率よくヒールをかけたり、魔法を使い分けたりする。無駄な力の消費は、
即死を招く。我々は持てる限りの知恵と力を振り絞って、目の前に立ちふさがる
強大な敵たちを、次々と屠っていった。
920名も無き冒険者:02/01/08 20:02 ID:mc7TLD7B
人数が減った唯一の利点として、我々にはしっかりとした連携と、ある種の信頼
のようなものが生まれていた。お互いがお互いを助け合い、支え合う。自分と相
手の長所と短所を正確に把握し、それぞれを補う形で戦線を展開する。常に緊張
を強いられる状況にあって、我々は笑っていた。彼らとなら戦える。自分はまだ、
生き続けることができる。そんな確信が、私たち全体を包んでいたからだ。死は
着実に迫っている。だが、負ける気はしない。私たちは、ただひたすらに戦い
続けた。やがてやってくるはずの増援部隊に、この場所を守り抜いたと、私たち
は戦い抜いたと、少し自慢げに報告する、その時を信じながら。

少しずつ、時が流れる。もはや自分でも覚えていないほどの数の敵を倒し、私た
ちはまだその場所にとどまっていた。増援は、まだ来ない。全員の顔に、幾ばく
かの疲労の色が見える。だが、まだ大丈夫。まだ戦える。もう少しだけなら、頑
張れる・・・余力と呼べるほどのものは無くなっている私たちの前に、無限に沸
き続ける敵が、再び姿を現す。
「きたか・・・」
一人の呻くような呟きに、全員が戦闘態勢を整える。連携を崩さぬよう、慎重に
配置につき、剣士の一人が引きつけた敵に、一斉に攻撃を加える。だが、倒して
も倒しても、敵は次々やってくる。休む間もない連戦に、流石にじりじりと追い
つめられ、そして・・・
「あっ」
一瞬の隙に、魔術師の一人が、ナイトメアの攻撃を受けた。後先考えず、全力を
もってナイトメアを瞬殺するが、時既に遅く、そこには仲間の女魔術師が、静か
に身を横たえていた。
「ごめん。あと頼むね・・・」
その一言を残し、彼女は異界へと旅だった。魔術師は私と彼女の2人だけであり、
その片方が倒れたことは、戦力的にも大きな打撃ではあるが、それよりなにより、
ここまで頑張ってきた仲間が倒れてしまったという衝撃の方が、我々に大きな動
揺を生んでしまった。動揺は不安を呼び、それは如実に現実として現れる。陣形
は乱れ、さらにもう1人の仲間も失い、我々の間に、諦めムードが漂う・・・そ
の時、ついに奇跡は起こった。
「助けに来たぞ!」
921名も無き冒険者:02/01/08 20:05 ID:mc7TLD7B
声のした方に、全員で駆け寄る。すると、壁の向こうに、増援部隊がいるではな
いか。沈んでいた空気が、一気に吹き飛ぶ。目の前には、10人以上もの新たな仲間
たちが、元気な姿で声を張り上げていたからだ。すぐにでも合流したいところだ
が、あいにく壁が邪魔をして、かなり遠回りをしないとたどり着くことができな
い。壁沿いに移動すれば、そのうち合流できる。そう思って、とりあえず増援部隊
をその場に待機させ、我々は歩き出す。だが、なかなか思うように外にでること
ができない。一旦元の位置に戻り、今度は逆の方向に歩いてみようということに
なり、今来た道を歩いてみると・・・そこには、絶望が転がっていた。

「なんだよ、これ・・・」
吐き捨てるような剣士の言葉の先には、累々たる屍と、かなりの数のモンスター
が溢れかえっていた。突然の大群の襲来に、増援部隊は為す術もなく、一人また
一人と、次々と倒れていく。
「今ならまだ、間に合う・・・?」
アコの呟きに、我々の心が動く。確かに、今からすぐに彼らの所を目指せば、あ
るいは間に合うかも知れない。だが・・・
「駄目だ。この人数でいっても、あの数じゃどうしようもない。俺たちは・・・
ここで待つしかない」
剣士の言葉に、理想と現実の全てが詰まっていた。本当は、彼だって助けに行き
たいのだろう。せっかく助けに来てくれた仲間がやられる様を、黙って見ていた
いわけがない。だが、我々が行ったところで、彼らを助けることはできない。そ
れどころか、全滅する可能性の方が、遙かに高い。それは苦渋の選択。だが、そ
れを選ばざるを得ない。我々は、ここで死ぬわけにはいかないのだから。
「みんなを連れて、また戻ってくる! だから頑張れ!」
増援部隊の最後の一人の言葉が、私たちをそこにつなぎ止める。蛮勇は意味をな
さない。力あるものだけが生き残り、生きているものは、その意志を受け継ぐ
必要がある。だから生きる。私たちは生き残る。生きて必ず、再び舞い戻った
彼らと合流する・・・最後の一人が異界へ旅立つのを見送り、私たちは再び所定
の位置へと戻った。いつか現れる彼らに、もう一度会うために・・・
922名も無き冒険者:02/01/08 20:05 ID:mc7TLD7B
それからの戦いは、熾烈を極めた。回復アイテムは底をつきはじめ、アコも魔術
師も、回復が追いつかない。突然襲いかかってくる敵に、もはや為す術を持たな
かった我々の中から、突然一人の男が飛び出した。
「俺が時間を稼ぐ」
ただそれだけ言い残し、シーフが一人で、敵を引き連れ画面外へと消えていく。
すぐにでも追いかけたいところだが、それは許されない。敵を殲滅できる力が
戻るまでは、その場を動いてはいけないのだ。それは、彼の行為を冒涜すること
になる。じっと・・・じっとその場に座り込み、自らの力の回復を待つ。1秒
1秒が、とてつもなく長い・・・
「よし!」
私のかけ声とともに、皆が一斉に立ち上がり、シーフが逃げていった方へと駆け
出す。皆でひとかたまりになることを忘れず、それでも賢明に彼を捜し続け、
遂に見つけたときには、彼は既に、瀕死の重傷を負っていた。
「いくぞ!」
剣士の雄叫びで、全員が一斉にナイトメアに飛びかかった。熱く・・・だが冷静
に、素早く敵を掃討していく。その数は目に見えて減少していき、そして最後の
一匹が倒れたとき・・・そこには、皆のために自らを囮とした、勇敢な戦士の体
が、眠るように横たわっていた。
「後のことは頼んだぜ」
その一言に全てを託し、彼もまた異界へと旅立つ。残ったのは、4人・・・

私たちは、最後まで全力で戦った。いつか来る増援と、逝ってしまった仲間たち
を、再びここで迎えるために。血の一滴、魂のひとしずくすら絞り出し、決して
諦めることなく、戦いに戦い抜いた。だが、群れをなして襲いくる敵の前に、私
の命が燃え尽き・・・主力であった魔法攻撃を失ったことで、もはや我々に、勝
ち目は無くなった。地に伏しながらも見守る私の目には、賢明に敵の命を削り続
ける、仲間の姿があった。だが、敵はあまりに強大で、そして我々は、あまりに
も脆弱な存在だった・・・ほんのわずかなダメージを与えるために、大量の命を
削る。最後の最後まで、がむしゃらに剣を振り回し続けた剣士の体が崩れ落ちた
とき、我々の敗北が決まった。大量の増援がそこに到着するのは、さらに20分後
のことだった・・・
923名も無き冒険者:02/01/08 20:05 ID:mc7TLD7B
異界へと旅立ち、再び戻った時は、既に私は街の中にいた。周囲には、ともに戦
った戦友たちがいる。お互い顔を見合わせ、確かめ合うようにして、言葉を紡ぐ。
「俺たち、頑張ったよな」
「ああ、そりゃあもう頑張りまくったさw」
持てる全ての力を注ぎ、知恵を絞り、勇気と信頼を持って、最後まで戦い抜いた。
そこに、暗い色などない。全てを出し切ったという、満足の笑みだけだ。
その後二言三言言葉を交わして、私たちは別れた。おのおのの赴くまま、自分の
いるべき場所へと旅だった。無論私も、転送にて遠方の街へと戻る。そしてま
た、以前のように日の光届かぬ地下へと潜り、不死なる者どもを屠り始める。
もはや会うことも無いかも知れない、だがこの世界のどこかで、今も確実に戦い
続けている友たち。彼らに恥じない自分になるため、今日も私は、自らを鍛え
続けている。いつかまた、あの塔の地下へ赴くため。そのときは、また彼らに
会うこともあるかも知れない。私が強くなっているように、彼らもきっと、今
とは比べものにならないくらい力をつけているだろう。死の恐怖は楽しむべき
スリルとなり、強大だった敵は、もはや障害にすらなりえない。狩る者と狩ら
れる者の立場の逆転したその場所で、本来の目的であったDOPに出会えたとき、
私はきっと、彼らにこう言うのだ。約束の地で、約束の敵を前に、約束の時を
迎えるその瞬間に、偉大なる戦友たちの知恵と力、勇気と信頼に敬意を表し、
最後の「約束」を果たすために、私は声高らかに宣言するだろう。
「さぁ、狩り(パーティ)の始まりだ!」
924名も無き冒険者:02/01/08 20:05 ID:mc7TLD7B
どうだ? どうだ? どうなんだ? これがラグナロク! こんなのがラグナロク!
脇役など一人としておらず、皆が主役! そう、漏れも主役お前も主役、
片っ端から主役のみ! 主役ばっかりでウザイとかいう苦情は禁止! かなり
頑張れば、こんな風にドラマティックかつカニタマチャーハンなプレイだって、思いのまま!
っていうかあれだ。漏れは今日はこの体験レポートを書くだけで全精力を
使い果たし気味だから、できん。ああできんね。もう面白いこととか書く
気力が残ってねぇんだよ(゚Д゚)ゴルァ(゚Д゚)ゴルァ(゚Д゚)ゴルァ! ということ
で許せ! これで許せ! つまらないとか言うな! へこむから言うな!
むしろ誉めろ! かなり誉めろ! 誉めつつも入れろ! そりゃあもう
穴があったら入れまくれ! 穴に入れるのは人の本能! ところ構わず入れ
まくり、今日も貯金だ50円! 10万円バンクが一杯になるまで魂で入れまく
り、漏れのために素敵プレゼントを用意しつつも、チート探しにも一応気合いを
入れときやがれ(゚Д゚)ゴルァ(゚Д゚)ゴルァ(゚Д゚)ゴルァ(゚Д゚)ゴルァ(゚Д゚)ゴルァァァァァァ!

ちなみに、文章として読ませるために、一部脳内変換はしてありますが、
レポートは概ねノンフィクションです。こんな冒険ができたりするから、
MMORPGは楽しいですよね^^