そして厳選されてゆく厨房…電波処ケヤキ その2

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337名無しさん@お腹いっぱい。
我々はこのようなスレを立てた1の内部を詳しく分析する為に極秘裏に開発したミクロ光線を浴び1の体内に潜入した。
「何と言う臭さだ…」
私は1の内部で思わずそんな感想を漏らす。
彼のおそけるような臭気はじゅうじゅう承知していたつもりだったが、まさか内部でも同様の異臭が漂っているとは…。
私のそんな人知を超えた臭さに思わず倒れそうになる。
「ダイジョーブデスカー? タイチョーサン。コレツカッテミテクダサーイ」
同僚のニックがそんな場を和ませるような笑みを称えながら特製のガスマスクを私に渡して来る。
これで何とかなりそうだ。私は気を取り直しながら奥へと歩を進める。
ゴゴゴゴ…。
そして調査を始めていくばくかの時が経った頃。
我々の身体を揺らす激しい地響き。一体何が起こったのか?
「たっ隊長!これは一体!?」
「ま…まさか…。ニック! 我々の現在位置は?」
「ゲンザイイチは1のコカン…。ヨウはキンタマのアルトコロね!」
「やはりそうか…」
私はニックの言葉を受け、己の推論が確信へと変わった事を知る。間違いない。
1はオナニーをしようとしているのだ。それにしても今の時刻は午前九時。
こんな爽やかな時間帯に自慰行為にふけようというのか?
引き篭もりである1の荒んだ生活習慣に私は激しい嫌悪感をもよおす。
「このままでは我々もヤツの精子となって流されてしまう! みんな早く逃げるんだ!」
ふと気付けば白い濁流が我々目掛けて襲い掛かって来る。
まだ揺れ初めて数秒しか経っていないと言うのにもう射精しようと言うのか?
早い。余りにも早過ぎる。
「くッ!」
我々は腰のジェットノズルを使い命からがら1からの脱出に成功する。
しかしただ逃げた訳ではない。
脱出寸前にヤツの金玉に時限爆弾を仕掛けておいた。
これで1を永遠に封じる事が出来るだろう。
我々はそんな勝利の余韻に浸りながら1の家を後にする。
1の部屋から激しい爆発音が鳴り響くのに大した時間は必要としなかった。