■脳内マトリックス劇場〜りりぃの伝説〜第8幕■

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780小矢負
>>765
ぱんぢぃさん、はじめまして、小矢です。
まず、始めに言っておきますが、僕は医者でも化学屋でもないんですよ。
文系+理系1/2を目指しているんですよ。でも、趣味が高じてやっている部分
が多くなかなか的確に答えられないかも知れませんよ。僕の専門は何といっても
ご不浄と洗剤テストですから。手伝ってくれる人もいなくて、資金も無くて、何しろ
一人でピーカーの変わりに空き瓶(硝子瓶)を振って実験してるぐらいですから。

さて、北原文雄先生の本に「界面活性剤の話」というのがあります。
東京化学同人という出版社から1997年に出された本です。北原先生は
理科大の名誉教授なんですよ。その著書のp.10〜11で、
<直鎖アルキルベンゼン系、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムは
前記のLASのことです。>と書かれています。

りりぃも言っていましたが、この”系”の方の表示は昔は見かけなかった気がするんですがね〜。
僕は便器のことや、石鹸や、洗剤を用いない洗浄グッズに関心があったもんで、
合成洗剤のラベルは迂闊なことにあまり良く見てなかったですよ。

でもここで一つの推測が立てられると思うんです。
「ABSをLASに替えたが、その毒性がやはり近年また国内外で問題視されるように
なってきた。肝障害などもうかなり有名になってきた。また、生分解性も水温や気温にかなり
影響を受け、洗剤メーカーが言うほどの分解率が期待できないこと、不純物としてわずかに残る
アルキルベンゼンが大変生分解性が悪く海洋汚染となること、また、人体にも害があることが
マイナスイメージを与える。

それで、誤魔化しのテクに入ったのではないかと?
界面活性剤として衣料用洗剤にはやはりコストの安くて洗浄力のあるLASを
使いたいんですよ。でも、LASという響きはもう拙いので、“系”として
ぼかした。う〜ん、どうかな?
そのくらいしか考えつかないんですが、勉強不足ですかね。