何故・・・ 既に沈んだ物語を掘り返す?
命を塞ぎ止め、紛い物の血を流してまで
何に動かされ、過ぎ去った世界に触れ
ありもしないものを求めようとする?
そうしてなぞり返せば、その度に
その軌跡が美しく変わるのだろうか
其処に有るのはお前達の、そして我等の醜く拙い傷痕
目を背けたくとも出来ぬ 流れ去った河の跡でしかない
昔日の残響に過ぎぬ我等は、もうそれを感じない
またお前達に、その理由が有ると言うのか
誰の手からも離れ ただ名を遺すだけのものに
果たして誰が気付き 誰が触れられる?
何時かこの言葉すら無用になる日が来るのだろうか
何時かその手で終わらせる日が来るのだろうか
主の失われた、その物語を!
あと
>>1乙