余りに絶叫を繰り返し過ぎて、もはや酸欠状態に陥りかけていたナオだったが、必死の抵抗は尚も途切れることはない。
「ダダをこねるのもいい加減にせいっ!」
「あうっ、イヤアァァーッ―――!」
ナオはとうとうファニ助に両手を押さえ付けられてしまった。それでも必死に身体をよじり、ファニ助から逃れようと必死だ。
「約束したはずだ、快楽を覚えたらおまえの負けだとな! それでも観念しないのなら、こうしてやるっ! フンーッ、それっ!」
ファニ助の掛け声と同時に、ナオの胎内でまたしてもハイパーペニスの形状が変化し始めた。なんと肉茎のあちこちにイボのような突起が出現したのだ。それが少女の肉襞に絡みながら柔らかな膣壁をグリグリと擦りまくる。
「くはああぁぁっ! あ‥‥、ああ、ヒイイィィィーッ―――!」
官能が芽吹き始めた少女の秘粘膜に、まるで意識を吹き飛ばしてしまうような凄まじい快感が次々と湧き起こる。これにはナオもたちまちのうちに、抵抗する気力も意識も掻き消されてしまった。
「あああぁっ! くはぁああっ、ハァウッ、アアーッ―――!」
見開かれたナオの瞳は、もはや何も見えてはいない。視線が宙をさまよい続ける。切迫した熱っぽい息遣いが、ナオが再び絶頂の極みに追い詰められていこうとしていることを物語っている。
しかも先程よりも遥かに大きなアクメを迎えそうな様子だ。ファニ助はナオと同時に昇り詰める決心を固める―――。
「ハァハァ、今度こそイクぞっ! おまえの子宮の中に、このファニ助の精を、思い切り撒き散らしてやるっ、ウオオオォォォーッ―――!」
ファニ助の狂ったような突き込みに、ナオの肉体が女としての反応を示す。しかし少女の意識はどうしても「受胎」の恐怖から逃れられない。
「駄目ぇーっ、中に出しちゃいやぁあぁぁっ! アアーッ、お願いよぉぉっ、私の中に出さないでぇぇぇッ! ああああぁぁーっ―――!」
そんなナオの必死の哀願も空しく、ファニ助の激しい抜き差しが一転し、まるで少女の身体を押し潰すかのように全身を密着させ、少女の秘芯に余すこと無くペニスを根元まで打ち込んだままで激しい胴震いを始める。
それと同時にファニ助の異形の逞しいペニスが、ナオの胎内で一瞬「ブワッ」と大きく膨らんだ―――。
「イッ―――?、いやぁああぁーっ―――!」
ファニ助の『射精』の瞬間を本能的に察知したナオの肉体が、覆い被さる彼の身体をまるで持ち上げるかのように大きく反り返る―――と、その瞬間、ファニ助の雄叫びと共に、ナオの胎内(なか)でファニ助のペニスが大きく脈打ち始める。
「ウウーッ、うおおおおおぉぉぉ! ウオオオオォォォーッ―――!」
(ドッピュュューッ! ドビュュューッ、ドグッ、ドクッ、ドクドク―――)
「いやああぁぁああぁ―っ・・・・! あううっ、うううっ・・・・」
十六歳の少女の胎奥にひっそりと息づく幼い子宮に、しかもこともあろうに内部空間に直接、灼けつくように熱い老人の牡の樹液が次々と射ち込まれていく―――。それは余りに凄惨極まり無い光景だった‥‥。
老人の皴だらけの尻たぶが、小刻みな痙攣を見せるたびに、少女の幼い胎内には、おびただしい量のザーメンが注ぎ込まれていく。しかもファニ助のペニスは、そんな少女の未成熟な子宮口に頭を突っ込んだままで、まるで断末魔にもがく蛇のようにのた打ち回っていたのだ。
子宮膜を破壊されるかのような激しい衝撃を受けて、ナオの目の前がチカチカとフラッシュバックを引き起こしている。子宮から頭のてっぺんに向かって、凄まじい電気ショックが駆け抜ける―――。
「アアッ、アウッ、くはぁぁっ、あああああぁぁーっ―――!」
ナオの肉体がビクンビクンと痙攣を起こし、幾度となく意識が途絶えがちになる。このまま意識を失ってしまえたならば、いや、いっそのこと死んでしまえたならば、彼女にはどんなに楽なことであろう。
しかし、失神しても不思議ではない程の凄まじすぎる衝撃にも、ナオの意識は吹き飛ばされることはなかった。「受胎」という恐怖がナオの意識を呪縛していた為である。
「あうっ‥‥くはあっ‥‥!」
熱き奔流が直接子宮壁に叩き突けられる衝撃に、ナオは両目を大きく見開いて、顔を左右に激しく振りたてている―――。が、そんな痛ましい様子の少女の肉体を、やがて更なるショッキングな感覚が襲い始める。
胎内に熱いものが「ジワーッ」と広がっていくのを、少女はハッキリと感じ取ってしまったのだ。
それは今まさに自分の上に覆い被さって歓喜に震えているこの醜い老人が、自分の胎内器官の奥に熱い精液をドクドクと注ぎ込んでいることを、少女自身に嫌というほどに知覚させる余りにもショックな感覚であったのだ!
「アウッ、あ、熱いっ! あついぃぃーっ! もうやめてぇぇーっ! うぷっ、いやぁああーっ―――!」
ナオはまるで狂ったように激しく身体をのた打たせ始めた。それはまるで胎内に、煮沸した熱湯でも注ぎ込まれてでもいるかのような悶絶ぶりだ。とても並みに見る男女の性行為における終焉の光景とは思えない。
しかも少女の胎内の最深部にしっかりと突き刺さった老人の肉欲の鏃(やじり)は、少女がいかにもがこうとも全く外れる気配がない。それどころか少女が無理に腰をよじるればよじるほど、子宮が外へ引きずり出されるような激痛を少女自身の神経へと及ぼすのである。
「うおおおっ! まだまだ一杯出るぞぉーっ、うおおおおぉぉーっ―――!」
「ウウッ、あああっ、いやぁあああぁーっ―――!」
(ドグンッ、ドグンッ、ドグッ―――)
信じられないことに何とファニ助の射精は今も延々と続いている! すでに放出量は50ccを遥かに越えている。もはやその量は常人では考えられない!
遂には少女の子宮の狭い内部空間が、ファニ助のザーメンで完全に満たされきってしまった。それでもファニ助は延々と熱き精を、ナオの幼い子宮の中に注入し続ける。
自身の胎内に繰り広げられるそんな凌辱的な状況を、死ぬ程思い知らせているナオだが、何ら成す術もないままに、幼い子宮内部に直接、ファニ助の熱きザーメンを注入されるがままだ。
身の毛もよだつおぞましさに、ナオは今や狂ったように顔を打ち振るばかりだ。少女の大きく見開かれた瞳の奥の網膜には、胎内で猛威を奮うファニ助のペニスの有り様が、まるではっきりと映し出されているようだった。
「・・・・ウウッ、ハァハァ、もうやめてぇ・・・・ハァハァ・・・・」
(ドクッ、ドクッ、ドクドク‥‥)
もはや少女の肉体は限界であった‥‥。必死に顔を打ち振る力が、次第に弱いものに変化していく。すでにナオの身体は、足先をピクピクと痙攣させるばかりで少しの体力も残ってはいなかった。
ようやくファニ助のペニスが、ナオの胎内での脈動を終えた。溜りに溜った欲望の膿汁を、すべて彼女の幼い子宮に注ぎ込み終えたのである。
「クフーッ、ハァァァーッ・・・・どうですかなナオ、私の特製のザーメンをたっぷりと子宮の中に注ぎ込まれた御感想は?」
何とも感慨深い吐息をついたファニ助は、そう言いながらナオの顔を覗き込む―――。
「年寄りだからと馬鹿にしてはいけませんよ。生殖能力も普通の10倍はあります」
ファニ助の言葉に嘘はない。ハイパーペニスの移植の際、睾丸の機能回復と強化を図っていたのだ。一回で射出する量も100ccはゆうに越えている。しかも精子の濃度も非常に高い。
それをあろうことかナオは、幼い子宮内部に直接注ぎ込まれてしまったのだ。もしもナオが排卵日を迎えていたならば、いくら未成熟さを秘めた十六歳の肉体であっても、ほぼ100%妊娠してしまうであろうことは間違いない―――。
ファニ助は淫猥な笑みを浮かべながらその事実を、ぐったりと放心状態に陥っているナオに分かり易く説明したのである。
「ウウッ、けだものっ、うっ、ウウッ―――」
身の破滅を暗示するようなファニ助の言葉に、ナオは咽び泣くより他はなかった・・・・。今やナオは絶望のどん底にいたのだ。
―――ミッシェルとの初夜を迎えた時、少女は生理が終わって三日目であった。
あれからどれだけの日数が経っているのか少女には判らない‥‥。しかし、今、自分が居るこの場所がファニ助の言う通り衛星コプラであるとしたなら、あの夜から確実に数日が過ぎていることになるのだ。
惑星ロイータから衛星コプラまで、最接近を果たした場合の行程でも、光速艇(スターシップ)で丸二日はかかるのだ。ひょっとすると自分の身体は今、排卵日に差しかかっているかもしれない・・・・。
万一そうであったなら、この男の言う通り自分は妊娠してしまう! この忌まわしい老人の子種を身籠ってしまう・・・・。ナオは目の前が真っ暗になっていった―――。
「さぁ時間はまだまだたっぷりとあります。少し休憩しましょう。私の子を受胎しやすいように、充分に安静なさるのですよ。ヒッヒッヒッ―――」
そう言いながら淫猥に微笑むファニ助であったが、たった一度の交わりで、あっさりとナオを孕ますことが出来るとは少しも考えてはいなかった。
ナオの肉体が簡単に妊娠できる位にまで成熟しきっていないことを、医師の立場からはっきりと理解していたのだ。
―――少女の未成熟な女性器官というものは、ちょっとした環境の変化で、著しく生理機能を低下させてしまう。寝る時の枕を取り替えただけで、生理や排卵がストップしてしまうこともあるくらいだ。
ましてやここは少女が生まれ育った惑星ロイータではない。過重力と熱帯の星コプラなのだ。仮に無事にナオの卵子と、自分の精子が結び付いたとしても、まだ堅さの残る少女の子宮の内壁粘膜に受精卵が着床する確率は、およそ0.7%くらいである。
ナオを本気で妊娠させるためには、高度な医療処置を施さねばならないのだ。
ファニ助はようやくナオの秘芯から、半萎えとなったペニスを引きずり出した。
「あ、アウッ―――!」
ズルズルとペニスが引き抜かれていく感覚に、ナオは敏感に反応してしまう。子宮を満たす圧力が薄れ、胎内を目一杯に塞がれていた状態から、徐々に解放されていくのがはっきりと感じられる。
(ヂュプッ―――)
やがてファニ助のペニスの先端が、まるでナオに押し出されるかのように姿を現した。と同時に、粘度の高いドロリとしたザーメンが、ポッカリと口を開けたナオの秘口から、大量に溢れ出る。
それは少女の会陰部を伝って、可愛らしい菊門の凹みをなぞりながら、ワラの上へと大量に垂れ流れていく―――。
秘芯から止めどなくドロリとした液体が溢れ出ているのを、ナオ自身もはっきりと知覚してしまう‥‥。
この忌まわしい老獣の欲望の吐液を、身体の深奥でしっかりと受け止めてしまったことを暴露するような、余りにも屈辱的な感覚であった。
やがて少女は「ボォーッ」と虚ろな視線を天井に預けながらも、内に宿るメスの習性からだろうか、秘芯を食い入るように見つめるファニ助の熱い視線から逃れようと、本能的に身体を横たえ丸めようとする―――。
しかし、ナオの両脚はガッチリとファニ助に掴まれ、大きく割り開かれてしまった。そこまでされては、もはやナオには、それに抗う気力も残ってはいなかった‥‥。
牡の毒液がドロドロと秘芯から溢れ出る様を、注ぎ込んだ張本人たる老獣にまじまじと観察される屈辱の中、ナオは悲しげにポツリと呟く―――。
「ううっ・・・・女になんて・・・・生まれなければよかった・・・・」
そう呟いたナオのあどけない顔には、男に無理やり肉体を犯された女だけが垣間見せる「女の哀しみ」が泌み漂っていた。ワラの上に力なく横たわっている少女の姿はまさに、オスに犯され抜いた後のただのメスでしかなかったのだ。
十六歳の少女の涙に潤む瞳は、ただ漠然と部屋の隅に掛けられた燭台を見つめている。そこに灯された、ゆらゆらと揺れるロウソクの炎が、少女の視界の中で光の糸をキラキラと発し続けている―――。
今や完全な絶望感にうちひしがれている少女には、まだこれがほんの序章(プロローグ)に過ぎないということに思いを至らせるだけの心の余裕は、かけらすらも残されていなかったのである。