苑子 Part19【´_J`】

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57名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!
家にも帰れなくなり行き場を失った男は、その夜立ち寄った居酒屋でつまみの盛り合わせを食べながらテレビを見ていた。
ちょうどお笑い番組をやっていて、そのおもしろさに男は釘付けになった。
「そうだ。これなら俺にも出来そうじゃないか。」
次の日、男はさっそくよしもとクリエイティブの門を叩いた。
「あの…その…私みたいなのでも所属できますかね。」
「ええ。持ちネタを披露してもらえますか?」
男は長年温めてきた会心のネタを披露した。
「悪くはないと思います。じゃ、えっと、手数料は…」
所属にかかる費用は友人から借りてなんとかした。
晴れて芸人になった男。これですべてうまく行くかと思われた…が。