livedoorデイリー4コマY-1グランプリを見守るスレ
保守れと言われたので久しぶりにテンプレ作ったよ
■有効に使え! りばー
■オタクくん その2 NAL=ASK
■私の彼氏 明日葉友婁
■ひよっこびより 飯村てんじ
■皆既日食見られた? 御月
■グリーンマン サルバドールの髭
■遭難者とクマさん 良司
■るりか パステルガァル!「嫌悪」しまりょういち
■恐怖はとなりに みこと
■それいけ! コスプレイヤー 姫夜ウサギ
■RIDER ハマシオム
■ENKO かくがり
■ぎゅっ 三井みつい
■殿様ぺんぎん むさし
■遠慮はいらん きさらぎ葵
■きしょうてんけつ ハネムラダボピ
すまん。
特に語るべき作品が無い。
自演と叩きがなければスレも伸びないということか
Y-1スレって何人くらいで回してたんだろうな
■有効に使え!
りばー 挑戦者
魔法使いの格好ですが、どちらかというと悪魔っぽい見た目で
魔法使いとしてどのくらいの格なのかが分かりづらいと思います。
(魔力が高じすぎて悪魔のように…とかあるのかもしれませんが)
また、並ぶシーンですが、並んでいる目的であるドーナツ屋の看板があんまり目立ってないので、魔法使いがずっこけている絵といまいち親和していない印象です。
3コマ目でかなり色々喋ってはいるもののネーム量が多すぎてあまり読む気になれないですし、そこまで怒るなら、そもそもこの魔法使いが女の人の言うことを聞かなきゃいけない理由はなんだと、
「そもそも」的な疑問が次々浮かんで来ます。
全体的に楽しげな雰囲気はあるもののネタに対する考察が浅いのではと思いました。
■オタクくん その2
NAL=ASK 挑戦者
起承転結のバランスの良さと、よく絞られた少ないネーム量で展開をきちんと表現する点など漫画としての地力の高さは感じました。
あとはやはり前回と同じくキャラクターなのですが、オタクキャラに対する考察が今時のネタとしてはちょっと浅く感じます。
細かい事を気にするオタクが、お金が足りない事に気づかなかったという点は逆に考えづらかったですし、
店員になった所で何なのかという感じもありますし、全体的にオタクの特殊なキャラクターを活かせていないどころか、
普通の人にやらせた方が面白いギャグだったんじゃないかとすら感じてしまいました。
(変な人が変な事をしても意外性は出て来ない)
■私の彼氏
明日葉友婁 挑戦者
コマ事の役割に対する認識がほとんどなされていないように感じます。
そのコマ目だけを見ても何がなんだか分からない場面が多く、
そういう場面だけが次々繋がっているので、全体的に意味が分からない漫画でした。
1コマ目、青い髪の男子と黄色い髪の女子が話している、
黄色い髪の女子はなんとなく嫌そう、
青い髪の男子は何に気がついたのか?
赤い髪の人物はこの段階では男なのか女なのかもわからない。
2コマ目では一気に登場人物が増えますが、なんと両側のキャラは
このコマにしか出て来ないキャラで、台詞自体にも意味がありません。
(肝心なのは彼氏が他の女子と話しているという事だから、真ん中の人が居れば事足りる)
読者さんに対してはむしろ迷わせる要素にしかなっていません。
そもそも男女関係が分かりづらい漫画だったので、3コマ目の「実は女装」という仕掛けが上手くはたらいていないどころか、
分かりづらいポイントを更に上乗せしただけで、完璧に読者さんを無視した展開になっています。
で、最終的にそれは職質だった…という事ですが、
1コマ目の男性が警察官にはとても見えませんし、オチに来ても結局
女装趣味の理由とか、ひとまずのオチらしいオチになってないですし、
全体的に読者視点を全く失って、誰に対して描いている漫画なのかが見えない内容という印象です。
ギャグに関するセンスはご自身なりのものを持っている方だと思いますが、
客観視がかなり弱いというか、誰に向けての面白さなのかを
あまり考えていないように感じるので、そこが課題かと思います。
■ひよっこびより
飯村てんじ 挑戦者
丑の日、から、ウシの勘違いを最後まで貫く子供の勢いをほのぼのと描く…という狙いは分かりますし、
個人的にはそのネタは好きなのですが、今回もやはり見せ方が惜しい…です。
ネタ的に見せたい部分は子供のリアクションなので、読者さんの目が自然とそこに向くような絵づくりやネームの切り方をして欲しいのですが、
全体的に視線が平坦なままオチまで流れてしまうので、読者さんによってはどこが漫画の中心なのか分からないままの人も多いと思います。
雰囲気を描くという狙いは分かりますし、ネタに力もありますが、「読者さんが興味を払うポイント」「読者さんが感じるまでのプロセス」に対する意識が弱く、
自分のテンポで漫画を進めすぎではないかと思います。
■皆既日食見られた?
御月 挑戦者
皆既日食→怪奇日食の、どのへんがベタネタなのか…
単なる感じの書き間違いにしか思えませんし、間違いとしてはベタですが、漫画としてベタとは到底思えないので、
2コマ目の段階で、もうかなりの読者さんを切り捨てている印象です。怪奇給食がだじゃれとして上手いとも思えませんし、
そもそも怪奇日食というキャラクターが固まっていませんし、全体的にギャグと呼べないレベルのものを寄せ集めて強引に流しただけという印象です。
こういう力業は、他に難しいギャグを色々試している作家さんがたまにやると面白かったりするのですが、この作者さんの場合今までが今までなので
いつもと同様、ギャグそのものに関してはあまり深く考えていないのだなという印象しか持てませんでした。
テキストのコピペなので、改行が見づらいと思います
申し訳ない
■グリーンマン
サルバドールの髭 挑戦者
おじいさんの体にスイカが映えたという仕掛けが、以前のネタのリサイクルですが、その時点でかなり読者さんを限定してますし、
ネタ自体もそのスイカを変な風に配置したというのみで、さほどこれといった印象も受けませんでした。
強いて言えばコマ事の視線誘導が曖昧で突然キャラが入れ替わる事に目が追いつけない事と、
もともとおじいさんの体型がぶよぶよと曖昧な印象なので、女体化という仕掛け自体にさほど意外性を感じなかったというあたりです。
■遭難者とクマさん
良司 挑戦者
「シュール」に対するポイントが「展開」に絞られているため、わけがわからないなりに分かりやすい漫画という印象です。
アマチュア感も強く出ていますが、やりたいギャグの方向性はきちんと見えるため、期待したいと思わせてくれる作風だと感じました。
シュール系は今やギャグとしてスタンダードにすらなりましたが、単にわけがわからないだけの漫画と、しっかりと「ここをシュールに見せたい」という狙いのある漫画とでは、大きな開きがありますし、この漫画からは後者の方向性を感じます。
今回はその展開自体がちょっと強引感が強く、読者のイメージの二歩ぐらい先を展開が走っていたというか、サイレント漫画として見せるよりは
多少ネームを使ってでも展開のわかりやすさがあった方が良かったように思いましたし、後はやはり絵の完成度が今一歩で、
主線なしの部分が背景と馴染みすぎて見づらいなど、見た目が展開を分かりづらくしている部分もあるように思いました。
絵的な部分や、分かりやすい導線を引く力という意味ではまだまだこれからの作家さんだと思いますが、作品の方向性自体には力を感じます。
今後にも期待したいと思える作者さんでした。
■るりか パステルガァル!「嫌悪」
しまりょういち 挑戦者
この作者さんは、投稿作品を見せる場でありながら、完全に連載形式で話を進めようとしているので、
挑戦者さん視点の感想が何の意味もなさないというか、そういう連載をするのならY-1よりも客を呼べるもっと適した場所があるんじゃないかなと思ってしまいます。
内容そのものも特に斬新さがあるわけでもなく、魔法少女漫画のお約束をトレースしているだけなのでこれといった注目点もなく…
■恐怖はとなりに
みこと 挑戦者
雑談に絵がついただけで漫画という感じがしません。
あと、この話は怪談というよりはちょっと笑えるバカ話という感じのようにも思いました。
(青年男性の大半が結婚している前提という考え方自体が今風ではない、という気もしますし)
絵の手抜き感より何よりネタがネタとして成立しているレベルにないというのが率直な感想です。
これはネタの「発想の種」であって、ここからどう笑える「演出」や「絵」を持って来るかが勝負だと思うのですが、
その勝負の部分を丸ごと放棄しているというか、そもそも意識していないというのがどうしても気になり、何とも感じようがない印象です。
■それいけ! コスプレイヤー
姫夜ウサギ 挑戦者
自分で作ったキャラクターに愛着を持つのは悪い事ではないのですが、
元々ネタの爆発力の弱さで苦戦してきている作者さんですし、こういう作品の仕掛けは読者さんに疎外感を与え兼ねないので避けた方がいいように思います。
毎回の事ですが、一定の票が取れてもその先になかなかいけないということは、誤解を恐れず言ってしまえば
今ある固定票を捨てでも大きな変化を求めないと、とても優勝圏内で安定する事はできない、という事だと私は思います。
■RIDER
ハマシオム 挑戦者
まず仮面ライダー風のキャラの造形が分かりづらいと思いました。
何かと思ったら「ディケイド」のだじゃれネタなのですが、別にネタそのものの「仮免」と何ら関係がない上に、
分かった上で特に面白いと思えるレベルのだじゃれでも無いので、なんとも感じようがなく単に分かりづらいという印象です。
ネタの格は「仮面」「仮免」の、使い古されすぎたネタで、これまたなんとも…という印象です。
フアンさんシリーズは(私としては)爆発力に期待できる回もあるものの基本的には設定の地力があやふやな作品という印象だったので、
そこからの脱却を試みてか、それ以外のネタを展開させる事自体は良いと思うのですが、以前の映画盗撮ネタなど同様、全体的に仕掛けが分かりづらく、
そもそもその仕掛けの先にあるネタがさほど面白いものではない…という印象が強いです。
■ENKO
かくがり 挑戦者
よく分からないのですが、これは、組長をバカにしたら殺されてしまったという事なんでしょうか。
いくらなんでも小指で許される程度の間違いを誤魔化そうとした所で、いいとこ永久追放とかじゃないでしょうか。
少なくとも位牌作られるという事は、死に様が簡単に分かるような殺され方をしたという事で、ヤクザが身内のトラブルをそんな風に処理するのは考えづらいですし、
そもそも殺される事をギャグ的に落とすのであれば、描くべきは指のごまかし方ではなく、ごまかそうとした下っ端が実際に組長を前にしてする言い訳の方じゃないかと思います。
■ぎゅっ
三井みつい 挑戦者
女の子の行きすぎたリアクションには絵的な面白さがありますが、肝心のオチである「彼氏がものすごい恐がり」という部分が、
明らかに3コマ目よりもパワーダウンしているので、面白さの核がどっちつかずになっている印象を受けます。
変顔で笑いを取るという発想は、表情に力のあるこの作者さんなら上手いやり方だと思うのですが、使い所がいまいちずれていた…という印象です。
読者さんを笑わせたい部分を一カ所に絞れば、必然的に決めゴマをどう動かすかも変わってくると思いますが、
この作品は決めゴマを先に決めてしまい、後からネタを微調整したという印象が強く、結果としてテンポが掴み辛い感じが出ていると思います。
■殿様ぺんぎん
むさし 挑戦者
できるものならやってみろ→言った本人がやらされるというのは、
ネタとしてはむしろそこが起承転結の承部分だと思います。
(昔の漫画ならギリギリ成立したかもしれませんが)
オチのコマもいまいち分かりづらい絵で一瞬で状況が把握しづらいです。
あと、ペンギンくらいの体重だったら、傘の頑丈さと風の具合次第ではギリギリ飛べるんじゃないかという気もしました。
全体的に、浅い、弱い、という印象の漫画です。
■遠慮はいらん
きさらぎ葵 挑戦者
前回の懸賞ネタの続編ですが、多すぎるネーム量はなんとかならなかったものでしょうか。
台詞中心の漫画にしても整理の仕方はあったように思います。
ネタの中心は「受験には失敗しても懸賞に当たりまくる友人が羨ましい」というところですが、
それでも一年を棒に振る事には違いないですし、受講料を払うと言ってもそもそも受験に成功してればそれは使わなくていいお金だったわけで、
冷静に考えるとやっぱり普通に受験に受かっていた方が良かったんじゃないか?と思える余地があり、
ギャグとしていまいち力の弱いところで勝負しようとしている印象が否めません。
あと、キャラクターのファッションや髪型が一昔前のビジュアル系崩れみたいで若干時代を感じました。
人によっては「これは昔の話なの?」という違和感を感じる事もあるので、ギャグに関係しない部分の服装などは
できるだけ今風で当たり障りのない見た目を意識した方が良いように思います。
■きしょうてんけつ
ハネムラダボピ 挑戦者
結を「血」と入れ替えたネタですが、それだけだと単に変形ダジャレネタなので、
よほど「上手い」と思わせる力のあるネタでないと、これだけで勝負するのは厳しいように思います。
起承転結それぞれのコマが全部ダジャレになっていて、しかも関連があるとか、そこまで行ってようやく笑いが取れるレベルのネタかと個人的には思いました。
板が移動したようなので久しぶりに書き込んでみました。
今は前と違ってプロバイダがよく書き込み制限喰らうので、
PCから書き込めないのが辛いですね。
GJ
>>13 乙!
客観的でわかりやすいね
勉強になった
>>13 最近規制キツいよね
俺もここ最近PCから書き込めないわ
飯村さんが毎回惜しい感じ
票じゃなくて表現が。
惜しい人は多いんだよね。
もう一歩良ければ票が入りそうって作品が多い。
その一歩がみんななかなか掴めない部分ではあるんだろうけどな。
いろいろ模索して頑張れ。
いきなり意見がマトモになってるな
悪いことじゃないでしょw
思えば第一回と、それ以前のグランプリは掲載枠が少ないから
見込みがないなと思った挑戦者が諦めるのが早かったような気がする。
今はとりあえず載り続ける事が目的、みたいな感じになってる人もいてだいぶ雰囲気は変わったよなあ。
読者としてはまあそれも面白いっちゃ面白いんだけど。
考えてみれば竹も同時期にグランプリ制になったし、一年頑張り続ける事には代わりないんだな。
(たまに特例はいるけど)
第二回からの昇格者6人は、
誰一人として一年通して戦ってないってのも面白いなw
Y-1はたまに充電期間があるくらいの方が
かえって無理なく成長できるのかもな
載ることがゴールじゃないんだけどね・・・・・・
第一回のときは基準が厳しかったから載るために試行錯誤して、
それが結果につながったって人も結構いると思う。
さんだとか掲載率酷かった覚えあるもの。
というか、
「とりあえず載ってる事が大事」
「皆勤を目指す」
あたりが目標になっちゃってる挑戦者は大体そこで終わっちゃうよね
投票方法思案中か
テコ入れ目的かな
一人一票に戻るのか
それともまったく別のシステムになるのか
現状維持か、一人一票制のどちらかにしたほうがいいと思うな。
おかしなシステムにはしないほうがいいと思う。
同着が多いのはやっぱり総票数が少ないからかね
下がってるように感じるね
作家起用の後くらいから下がってたように感じる
俺自身最近投票してないしなー
俺も。ある程度レベルが高ければ見応えもあり、投票したくもなるんだろうが…。
まあ一定の力がある投稿者が抜けた後は空白になるのは当然と言えば当然ではあるよな。
第三期が特に停滞しているように感じるのは、第二期の下位チームが微妙に残ってるせいだと思う。
(第二期の始まりは、一期の作家登用で目が覚めたように慌てて現れた常連が多かったように感じた)
実力ももちろんあるだろうけど、それ以上にマンネリ感かなと思うよ。読者的にも盛り上がらないのは。
だから多少しょぼくても票田持ってる人や、目新しい人の方に票が行くのも分からんでもないし。
(俺は票田を悪い意味では捕らえてない。力がある人ならちゃんと競えるのは
カガミイチが上位に居た頃も決して独走というわけでは無かった事で実証されてる。)
カガミの時は前半はプラ太結城 後半は池尻みかんという対抗馬がいたからね
みんな絵もネタも上手いんだが…
インパクトに欠けるんだよな
こうきたかみたいな驚きが足りない
才能はみんなありそうなんだけどね
さすがカオスだな
■火の用心
御月 挑戦者
「纏持ち」は、火消しの先導を切る仕事をする人であって、纏持ちだけを差して「火消し」とは言いません。
元々作者さんの知識不足、考察不足が目立つ作品が多かったですが、
今回の作品は「成り立っていない」というレベルで考察が間違っています。
作者さんも、ネタ出しの時点で何か変だと思わなかったのでしょうか?
■オタクくん その3(完結)
NAL=ASK 挑戦者
漫画表現は手慣れており、コマの展開も自然で読みやすく、話にも緩やかなオチがついており楽しく読めましたが、
まとまっているばかりでインパクトが薄く、投票する、しないの境界で考えるといまいち訴求力が弱い印象が否めませんでした。
やはりキャラ考察の段階でもっと強いウリが欲しかったです。
■おかねもちのおじょうさま 「再利用ですわ!」
チケゾー 挑戦者
「今はエコブーム」こういう台詞は、お嬢様よりも庶民的な友達の方が言いそうなものですが…
キャラ自体を上手く使おうという意識はなく、単に手持ちのキャラで思いついたネタをやっただけという印象が強いです。
また、マニアックなアダルト点は使用済み下着を使うという点においては、やはりリサイクルの一つには違いないため、
「あの店は違う」という突っ込みがいまいち的を射ていないように感じます。
キャラの活かし方と突っ込みの仕方次第では化けそうな感じもありましたが、今回は全体的に練り込み不足という感じです。
■珍獣大江戸水族館
むさし 挑戦者
相変わらず絵的な部分でのキャラの立たせ方はソツがなくお見事ですが、以前の殿様ペンギンに続いて、
そもそも殿様である必要があるのか、とか、殿様とじいやの関係性のどこに面白みを見いだしたのか、
という根本の考察がいまいち薄いように思えます。お約束を抑える力はあるのに、お約束の何が面白いのかを考察仕切れていないというか。
また、ワガママな殿様が自分だけひいきするという展開は当たり前すぎて今時の漫画としてはオチにならないのではと思います。
その過程にもっと楽しめる情報を詰め込むか、あるいは今回のオチを起承転結の「起」にして話を組み立てるかなどして
密度を上げていかないと勝負をするには厳しいのではないでしょうか。
■桃太郎海外版
ロシア猫 挑戦者
なぜか崖っぷちで洗濯しているおばあさんにいきなり吹き出してしまいました。
パッと見て突っ込みたくなるシュール表現はやはり秀逸だと思います。
「桃を割ったら中からどろりと…」というギャグはよくある感じですが、
更にそのネタを発展させて二段上に意味不明なシュールさに流す力業はお見事と思いました。
ただ、見て素直に笑えたかどうかと言うと、ちょっと捻りすぎて唐突感の方が強かったのが正直な印象です。
仮に同じ事を寸劇的なテンポでやったらかなり笑えたような感じはしました。
■メタボさん2
スーパーさんた郎 挑戦者
「食べなきゃ死ぬのか」と責める彼女に対して「食べずに生きるつもりか」とぼやくメタボさんがなんとも言えない味があっていいです。
オチで「なぜか全裸」というのは、そう来たか!という意外性があって笑えたのは笑えたのですが、
この作者さんの場合絵があまりにも木訥なので、逆に破天荒な展開が破天荒に見えないところがあると言うか、
さほどの意外性もなく展開の一部として受け止められてしまったため、爆笑、とまでは至りませんでした。
難しいさじ加減の漫画だったと思います。
■監視カメラが捉えた恐怖映像
マークわかば 挑戦者
毛が伸びる→鼻毛というネタ、恐怖系TV番組的な構成など、ネタとしてあまりにもベーシックすぎて
出来は悪くないのですが、他の漫画と並べてしまうと完全に個性負けしてしまうように思います。
漫画はネタが命とはいえ、そのネタの見せ方で個性を出してようやくスタートという時代でもありますので、
もう少し個性の部分で何か期待したいと思いました。
■◯◯あげて
ハネムラダボピ 挑戦者
旗揚げゲームネタは一本もの4コマとしてはよくあるネタで、
「上げる」と「揚げる」の取り間違いもこれまたベタなネタ。
ベタネタを二つ違和感ないリズムでつなげる見せ方はスムースでしたが、
それ故特に印象も強くなく、上手いネタではありますが、笑えるほどでは無かったです。
■乗れない理由
ベチャ子 挑戦者
ネタの中心は、免許の写真に稲川淳二の霊が写っていたという点なのですが、
別に免許の写真がどうだろうと免許には違いないのですから、車に乗れない理由とは直結しないと思いますし、
1コマ目のやる気のない姿と2コマ目以降の怖がっている姿に関連性がなく、無気力なのか怖がっているのかがあやふやです。
そして、目立っている事自体が嫌なだけだとしたら、なおさら車を運転しない理由とは関係がないですし、
全体的に理由と結果がうまく結びつかずなんとも感じようのない内容になっていると思いました。
■少女たん・くーきをいれるのまき
なっぱ 挑戦者
体に空気を入れて空に浮かべるというネタはメルヘン絵本ネタとしてはかなりよくある展開なので、
それ自体をネタの全体にするよりは、何かもう一つ意外性を感じてもらえる仕掛けを作ったり、
あるいは、このメルヘンともシュールとも計れない世界感を見せるために絵を充実させたりなどの仕掛けが欲しいところです。
全体的にシンプルすぎて見せ所の決め手に欠ける印象でした。
■大切なものを守る仕事
さるまんだー 挑戦者
公園と怪獣とロボットの位置関係が分からず、1コマ目でちょっと戸惑ってしまいました。
(怪獣の側に公園があるとか、怪獣の進路に公園があるとかいった情報が無ければ、
今さしあたって公園を守るよりも怪獣を倒しに言った方が誰にとっても安全なので、説明不足感が強い)
ネタそのものは、「公園の花壇を守る」という子供達の目的を、
ロボット側の人が最初からあまり意識していないので、予想通りの展開という感じが強かったです。
「花壇に対して」守るという約束をしておいてあっさり逆の事をするとか、
子供達を説得する方に夢中で花壇の事は最初から頭に入っていないとか
展開にちょっとした仕掛け針を作るだけで印象はずいぶん変わったのではと思います。
あとロボットのデザインが巨大ロボットとしては、やはりちょっと変だと思います。
巨人が武装しているように見えてしまい、スケール感が混乱します。すんなり頭に入ってきません。
■Fireworks
もこ 挑戦者
例えば1コマ、2コマ目で盛り上がって、ふと「でも儚いわね」と続くのであればうまくリズムを作れたと思うのですが、
この二人は最初から「儚い」「すぐ散る」とネガティブなイメージしか話していないため、金額の話にシフトされても意外性がなく
するっと流してしまうような展開になっていると思います。
作者さんが考えた順番をそのまま再現しているだけのように感じます。
読者さんがどう感じるか、どう感じさせたいかが重要ではないでしょうか。
■ペットショップで
誰か 挑戦者
表紙の時点で「ああこれは飼い主の話になる系か」という予感がありましたが、
1コマ目で男性の視点を隠している事で、それは確信に変わり、その通りのオチが来たという印象のみでした。
この作者さんの漫画は全体的に仕掛けがゆるすぎるというか、複線を大きく張りすぎというか
「ここから鳩が出るよ」と予告しておいてそこから鳩を出すマジシャンのような、そういう間の緩さを感じます。
■OL美脚物語…「-Act.6-ゲーセンの出来事その1」
こうのむねひさ 挑戦者
全体的に文字情報の密度が濃すぎて見づらかったです。
別の場所で連載している作品の出張版という位置づけのようですが、
読者にとって知らない人の名前を出して「誰それです」と名乗ったところで、読み手は戸惑うばかりだと思います。
また、「何が起こっているのか」という仕掛けの部分すら文章で説明してしまうのでは漫画で描く意味がありません。
ネタ自体も、作者さんの中で既成のキャラをなれ合わせているだけという感じで、
特にネタと言えるほどの内容ではないと感じました。
■エコミーハー
はむすけ 挑戦者
仕掛けがいきなり分かりづらかったのですが、「地球環境に関して言及した漫画を読んで感動したのでエコに目覚めた」
という流れはちょっと回りくどく感じました。
TVや新聞などを見てエコに目覚めた、という流れの方がシンプルで分かりやすいと思うのですが。
というのも、漫画である事が何らその後のネタに関わって来ないため、
不要な期待を煽る要素にもなってしまっていて二重に無駄が発生していると感じたからです。
また、「無駄な二酸化炭素→手近な友人」という展開は無理矢理すぎますし(何か恨みがあったのか?)
「生き方」という点をクローズアップする言い訳も無理があります。問題は地球に優しい「行動」なので。
全体的に展開が弱く、無理矢理な言動で間をつなげようとしたもののパワー不足な感があるネタでした。
■クマとイヌ
トリフジユキ 挑戦者
有名なねこ鍋の動画を見て何か感じるものの、家にいるのは犬で、
鍋が遊んでいてもったいない…という流れのネタだとは思いますが、
・そもそも読者さん全員がねこ鍋を知っている訳ではない
・ねこ鍋を見た全員が全員あの動画をうらやましがっているわけではない
・別にペットがいなくても鍋を料理の器として有効に使っている家はいくらでもある
などを考えると、この熊さんの感慨に共感を求めさせるのはかなり無理があるかなという気がします。
熊さんの悲哀感や全体に流れる雰囲気は良い感じなのですが、あまりにも思考のフレームが作者さんの思考を
そのままなぞっているだけというか、単なる日記的な感じが強くネタレベルにはなっていないように感じました
■異国の男
きさらぎ葵 挑戦者
フランスが舞台なら、絵でちゃんと「ここはフラスのサッカー場である」という事を説明すべきではないでしょうか。
唐突に始まった話で、2コマ目からいきなり状況説明のためだけの台詞がずらっと並び、いきなりハードルを高くしているように思います。
絵で説明できる事は極力絵で説明するようにすべきと思いますし、しかも台詞自体もかなり冗長でシェイプアップの余地がかなりあると思います。
「それ自体がレギュラーになれない原因」という仕掛けの作り方は面白いと思いましたが、
漫画全体を包む説明的すぎる点、その説明に絵がまったく活かされていない点など、ネタと絵の表現が融和していないせいで
かなりの読者さんをはねのけている内容になっているように感じました。
■三蔵ちゃん!
姫夜ウサギ 挑戦者
かなり薄味の下ネタという印象です。
下ネタ、という部分での冒険だったのかもしれませんが、
キノコと陰部をかけたネタは下ネタとしては初歩中の初歩なので、
かなりベーシックで笑いようのないネタを、よりによって全員掲載の中に入れ込んでしまったせいで
存在感が相当埋もれてしまっているように感じます。
■エコ
ハマシオム 挑戦者
1コマ目の時点である程度オチが見えてしまいました。
環境問題において、環境に優しいと唄っている広告自体が商品展開の一環である…というあたりは
問題意識としてはかなり基礎的な部分なので、そういった前提を踏まえた上で、
その思想の隙間を拡大解釈するとか、エコ家電の進化の度合いについて少し踏み込んでみるとか、
今一歩の仕掛けが欲しいと感じました。
■告!!
さんせべりあ号 挑戦者
「告白するのは実はこの男の子なんですよ」という、ミスリードを誘う系のネタだというのはなんとなく感じましたが、
そもそも読者さんがこの男子に興味を持てるような仕掛けも何もなく、ただ淡々と話が進んでいるだけなので
オチのコマで意外性が発生しないばかりか、同性愛ネタと気づけない読者さんには
最後まで何がなんだか分からないのではないでしょうか。
また、台詞が全体的に読みづらい(文字が大きい、行の区切りがおかしい)のと、
その内容もいまいち言葉足らずに感じます。
オチの男の子は、愛してるから他の子に取られたくない、という事を言いたいのでしょうから、
むしろ言うべきは「お前を取られたくない」の方では無かったかと思いました。
■使用人S子。
三井みつい 挑戦者
オチの「しかも私が揉む側だと」という転がし方は素直に上手いと感じて笑ってしまいましたが、
3コマ目までの流し方に力がなく、リアクションの派手さばかりで見せようという無理感が漂っているのと、
加えて「かたもみ券の何が不満なのか」というのが最後まで分かりませんでした。
素直に喜んでおいて「私が揉む側?」と流した方が素直に笑える流れになったように(個人的には)思いました。
後は、全体的に絵が乱雑になってきているのが気になります。
■するめいか
ルーツ 挑戦者
この作者さんの作品はニコニコ動画で拝見した事があり、
それで見た時は独特のテンポ、台詞の流し方、発想の奇抜さなどなど、
かなり楽しませてもらったという記憶があります。
が、こと今回の4コマに関しては、その動画にあった魅力がそのままは感じられず、
人物アップばかりで背景が見づらい中、言葉だけでは分かりづらいネタを繰り返すという
ひたすら不親切感が強い内容のように感じました。
■ひよっこびより
飯村てんじ 挑戦者
今回も感想はいつもと同様、笑い所を目立たせて欲しい…という感じですが、
今回は3コマ目から4コマ目のオチに繋がる
「溜め」の部分をあえて描いた所に「おっ」と思う所がありました。
作者さん独自の視点が3コマ目に込められている意図を強く感じましたが、
やはりこれ一本で読む4コマとしては仕掛けが弱すぎるように思います。
このぐらいの完成度の4コマを、例えば雑誌掲載想定で数ページまとめて読んだら、
かなりこの作者さんの味が出るのでは?という感想を持ちました。
一度まとめた形での作品を見てみたい作者さんです。
元々Y-1はプロが参加しても問題ないという規定のグランプリなため、
本来はいつプロに横から賞を取られてもおかしくない緊張感のあるシステムだと思います。
Y-1はそもそも平等な実力発揮を目的に作られたシステムではなく、
固定ファンが元々多い作家さんは最初から有利になれるシステムです。
(元来4コマ投稿者ではない畑の人達が
あえて4コマというフィールドで勝負する場としての「Y-1」にも
私は非常に強い魅力を感じていますから、このシステムにさほど疑問は感じていません。
雑誌と同じ事をしていても意味が無いと思いますし。)
昨日今日そうなったわけではなく、元からそういうシステムだったわけですから、
「今の」Y-1で1から実績を積み重ねていこうと考える作者さんは、相当しっかりと目標を定めて、
しかも短期で一定の結果を出せるようにしていく必要があると思います。
それはかなりの茨道だと私は思いますから、本気で着実に結果を出したいと考える人は
「今は」雑誌投稿をした方が圧倒的に堅実だと思います。
Y-1は「いつか勝てる」という意識で勝てるグランプリではないと思いますし、
旧来から結果を出せていない挑戦者さんは、この自体を嘆くよりも、
強力なライバルが不在の時期を利用できず、回数だけ重ねて来てしまった事に
少し本格的な焦りを感じてもいいのではないかと、私は思います。
「今は」というのは、「嵐が去るまで待て」という意味ではなく、
「今後Y-1のシステムがどう変化するかは私には分からないが、
少なくとも読者投票制が続く限りは、堅実を目指すなら雑誌が得策」という意味です。
気軽な気持ちで投稿できるグランプリですが、結果を出すには相応の覚悟と体力が必要なのは
第一回の頃から同じだと思います。
感想・分析乙!
相変わらずいい距離感だと思う。
現在の状況についても全面的に同意。
俺は特に問題に感じない。
「読者票が離れていく」とか、「挑戦者のやる気がなくなる」とか
言ってる人は何を心配してるんだろう?
読者に関しては生的には大きなお世話だろうし、
挑戦者に関しては代わりはいくらでも居るわけで。
漫画家になりたい人間なんて腐るほど居る現状で、
十人程度の漫画家志望者のやる気がなくなったところでなんの影響があるんだろう。
他に心配すべきことはいくらでもあるだろうに……
作家的には現状で充分回ってるしな、
無理に入れ替えをする必要もないしな。
しかしレースとしては全く面白くないぞ
レースに楽しみを見出す人もいるんだな。
俺は誰が勝つかはあんまり興味ないからなぁ。
自分が面白いと感じない作品が勝つのも楽しく見れるんだよね。
今回も勝ってる作品全然面白いと思えないけど
これで勝ち続けた場合どうなるのかは非常に興味深い。
ねぎ姉さんの頃は吉田が勝ちそうな中の登場で波乱を呼んだ。
でも結局吉田はその後実力で今のポジションを勝ち取った。
そういう熱さはあったよね。
でも今はぽっと出の有名人に対抗できるほどの上位どころか、中堅レベルすらいない。
今の挑戦者には酷かもしれんけど、今までぬるま湯につかりすぎと言うか。
新参がいなきゃいないでレベルが低い状態だと思う。
あと、読者挑戦者がいなくなるって話は
ねぎ騒動以前から繰り返されてたし、
漫画投稿者の逆恨み系の話題としてはよくあるネタ。
結局は入れ替わるだけでいなくなりはしない。
>>54 ねぎは3回とも圧勝だったと思われてるけど、実は2回目は吉田と結構接戦だったんだよな。
今のメンバーたちは組織票持ちに乱入されると手も足も出ないのが寂しいね。
ああいう新参叩きは、基準を低い方に合わせろっていう叩き方だしなあ
気持ちは分かるがやはり見苦しい。
「どんなに面白いもの書いても人気作家には勝てない」って、
人気作家を出し抜けるようなネタを書いてる人がいるなら頷くけどね。
少なくとも今の挑戦者陣じゃなあ…
今回は三井氏、ロシア氏、誰か氏に投票した。
特に三井氏は良かったと思う。
勢いがあって、かつネタの畳み掛けが上手。
このテンポを今後も出していければ良いところまで行けそう。
三井の絵の荒れ様や作者コメント見てると、もうくじけそうな雰囲気あるなあ
別の話だけどルーツのブログコメント見てたら
さんたろうとロシアが好評でちょっと面白かった
やっぱり今の挑戦者の中では目立つよな、ああいう切れ味鋭いシュール先品は。
ルーツ氏のブログ見てきた。
コメント酷いな……
ああいうの見ると、嫌いな言葉だが
「ゆとり」っていう蔑称が生まれるのもわかる気がしてしまう。
もともとゲームの実況で人気が出た人だからね。
NHKで紹介されるほどのカリスマ実況だったし。
その人が書いた萌え絵って意味でするめいかも人気が出た。
ルーツ氏のゲーム実況が好きってだけのファンも多いだろうから
畑違いの分野に動員かける姿に抵抗感じるファンも多かったのかもね。
62 :
名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/08/06(木) 19:48:28 ID:zgQexslg0
何にしろ人気があるということは事実
正しい。
編集の公式見解として
「ファンをつけるのも実力のうち」
というのがすでにねぎ姉さんの時に出てるしな。
挑戦者本人にとってはかなり悔しかったり、脱力してたりすると思うが、
第三期になってからいまいち投票数も盛り上がらず
たまにシュール系で面白いのが来て刺激になるかと思えば2chでは不正コールのくり返しばかりで現実を見ない。
頼みの綱だった第二期常連はいつもと同じ既定路線ネタを繰り返すばかりで向上の兆しも見えない。
「お前らのレベルはこんなにネタがひどい奴のファンにすら見向きもされないんだぞ」
って言われてるようなもんで。やる気無くす以前に恥に思うくらいでないといかんのかなと。
吉田氏の件と比較しても、ねぎの時と違って、常連挑戦者に魅力が無いって事も露呈しちゃってるし。
今回エリクソンが居たらもう少し違う状況になったかもな
思えば彼も挑戦者当時「パロディは卑怯」「あの票数は怪しい」とか言われてたが。
この状況自体は特殊だとは思うけどね。
本来投稿っていうのはまっさらな状態から始めるもんだし。
ただ、Y-1は他の新人賞とは別物だって自覚も必要な気はする。
優勝において叩かれない挑戦者は皆無。
68 :
名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/08/06(木) 20:42:08 ID:PKnmUfT00
それは昔からだけど最近は度を越してたからな。
パロディと言うのは作品に対する叩きだけど
不正!と叩くのは人格に対する攻撃で良い気はしなかった。
その不正云々もほとんど言いがかりだったからな。
票を削られたり、その後姿を消したレモン氏くらい状況証拠があるならまだしも、
ロシア氏、良司氏に関しては単に「あの作品に票が入るわけないから」という理由。
久しぶりに驚いたよ。そういう考え方が出来る人がいるってことに。
ルーツ氏おめ。
これからの展開はどうなるかな
特例措置、一週間でゲスト連載決定か。
これはかなり英断じゃないかなー
普通の雑誌投稿で考えたらまずありえない措置だし
今までの挑戦者に対する示しみたいなものはほぼ無視した形ではあるが、
それはそれで、その場その場での処置が出来るwebの小回りの良さを感じた。
コメントもまた「現時点で対抗しうる良挑戦者がいない(今後の芽も摘みかねない)」と、
挑戦者へのハッパと同時に「人気のみで内容スカスカのお前にY-1居られると良いことないです」と、
さりげなくルーツ側への皮肉とも取れる内容で面白いw
あの人気が本物なら化けるまで確保できるし、
一過性だったら気持ちよく辞めてもらえるしな。
「期間限定」と言いつついつからいつまでか書かれてないな。
うやむやの内に連載にするつもりなのか、飼い殺しにしておくつもりなのか…。
どちらにしろルーツ氏次第でしょう。
漫画が面白ければ良し、
面白くなくても新規読者をたくさん連れて来れれば良し、
どちらもなければねぎ再び。
基本的に漫画の質は悪いわけだからビューも最初がピークであとは下降。
漫画で新しいファンが増えることはないだろうから
始めでどれだけ今持ってるファンを流してこれるかが勝負だろうな。
でも投票したいからIDとるやつがいるぐらいだから、
ルーツのために信者のF5連打は確実だろうなwww
生もIPぐらいはチェックしたほうが身のためだよw
75 :
名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/08/08(土) 21:48:08 ID:tKFiZ/Rj0
人気があっても面白くなければねぎのように消えるだけ
ただニコニコの再生数とか見るとファンはねぎの10倍はいそう。これがきっかけで
デイリーやY-1に興味を持ってくれて定着する層がその1/100でもいればいいんじゃね。
いや別にF5連打されようが、goodボタン連打されようが、生は一向に困らんだろ。
むしろ何にせよ注目されている、活気づいているという事の証明になる。
「連打されたら信憑性が」とか「一人一回が原則」なんて事を気にしてるようなのは普通の読者とは言わない。
どっちかというと挑戦者の視点だぞ。
ルーツ氏がいなくなり、Y-1はまた元に戻るわけだが。
ロシア氏、良司氏の二強になっていくのかな。
個人的に最近久しぶりに帰ってきたさんせべりあ号氏が気になってる。
絵は上手になったんだけど、ネタがどこか弱いんだよね。
その2強なら意味不明シュールさ合戦になるなぁ。
ブログ氏は良い方向のシュールとか力技がお見事とか評価してるけど、
ああいうシュール系の良さはよくわかんないよ。
支離滅裂な意味不明を勢いで出す勝負なら、それこそねぎ姉さん最強
なわけだが…。ああいうのがトレンドになってるのかなぁ?
今の世代は、うすた京介や日和を呼んで育った世代だからね。
シュールに対する意識の気安さや、シュールの良し悪しに対する感覚は
他の世代と比べても段違いに鋭いよ。
シュールでもなんでもいいけど基本的な力がないと
Y−1ではよくてもその後で絶対苦労するよね。
上で名前の挙がってる2人にしてもY−1以外で
活躍している姿が思い浮かばない。
だめって言ってるわけじゃないよ。そう思うだけ。
ころねぱんは正にそれで苦労してる感じだな。
でもずいぶん良くなってきたし、やはり覚悟と努力じゃなかろうか。
週刊デイリー4コマY-1グランプリ vol.124 挑戦作品一覧
■SF女子 まるやまひろし
■三井げきじょー 三井みつい
■遅咲きファーストラブ 御月
■総力戦だ! りばー
■早く来れるように もこ
■強風注意 さんせべりあ号
■ロボット研究所侵入中 ハマシオム
■ナン様とレン NAL=ASK
■峰打ち はむすけ
■ハイブリッドアーマー さるまんだー
■親子 むさし
■中の人。 姫夜ウサギ
■夏彩 ―なついろ ちゃい
■Trial-X 奥田次郎
■べんりやキッド ぱしもん
三井氏が強いですね。
良くも悪くも非常に時事漫画的な発想だと思います。
■SF女子
まるやまひろし 挑戦者
不時着した理由から、人が生きる意味への思考の飛ばし方は
絵の木訥さと相まってかなり面白かったです。
が、せっかく2コマ目で作った仕掛けが出オチになってしまっている感じでした。
オチの「もずく酢」は、シュールではあるのですが、
テイストで後を引くような手法は、Y-1のようにめくったら終わり、の形式だと難しい気がします。
不条理なりに、オチはきちんと意味が通じるように閉めた方が良いように思いました。
■総力戦だ!
りばー 挑戦者
もぐらたたきそのものを使って4コマ一本持たせるという発想が懐かしいというか、
絵柄の絶妙なレトロさと相まって、なんとなく時代を感じさせる雰囲気です。
リズム良く進んでいき、気持ちのいい決めゴマで閉めるカートゥーン的展開ですが、
やはり今どきの4コマとして考えると、ここにキャラの魅力とか、絵柄で見せる雰囲気とかが相まって
ようやく成り立つレベルかなあという気がしました。分かりやすい故に売りが欲しくなる感じです。
■親子
むさし 挑戦者
まず、子を産む本人を前にして親子親子言う台詞に無理がある気がします。
(そこは普通「お母さんになるんだね」という台詞だと思うので)
その不自然感がいきなり「この漫画は「親子」を使って何かギャグをやります」と宣言しているも同然になっており、
ギャグの仕掛けに驚きが無かったばかりか、「偽善者」というツッコミも激しく違和感です。
その程度を偽善と言うならそもそも野生動物を見せ物にしてる動物園がどうなんだ…と思います。
■ハイブリッドアーマー
さるまんだー 挑戦者
兵器を動かすのにお金が必要という発想は面白かったように思います。
でも、巨大な兵器を動かすのにゼンマイ、というバカバカしさを上手く拾う前に、
ゼンマイ巻ロボットのオチが来てしまった感じで、ネタの複雑さに対して
コマの流れがあまりスムーズでない印象を受けました。
また、博士の提案の仕方もちょっと不自然というか、初めから問題定義は
「予算の削減」にあったわけで、動力を変える事が目的では無かったはずです。
「狙いが成功したかと思いきや、実はこんな失敗が」というのがギャグになると思うので、
予算削減→燃料費よりも高いロボットを買う、という流れは納得しがたい感じでした。
■べんりやキッド
ぱしもん 挑戦者
会話を楽しむ系の漫画としてはソツのない出来だと思いますが、
初見の読者さんを漫画の世界に引き込むためには、まず
「べんりやキッド」の世界に、読者さんが自分から興味を持ってくれるような仕掛けを作るべきかと思います。
現状のべんりやキッドは、なんだか陰湿なキャラクターがブツブツ言っているだけの漫画という印象で、
この漫画をちゃんと読むとどのへんに面白さがあるのかが、すごく見えづらいと感じました。
■早く来れるように
もこ 挑戦者
お盆のキュウリを使ったご先祖様ネタですが、コマの流れが全体的に不自然なのが気になりました。
表紙のコマに台詞を入れて実質5コマにしていますが、2コマ目ははっきり言っていらないコマなので、
(3コマ目と合体できる)何のために表紙を使ってまで展開を間延びさせたのか気になります。
しかも、4コマ目で何が起こっているのか非常に分かりづらい。
唐突すぎるのが一つ、誰なのか分からないのが一つ
(須藤さんとは誰?ちょっと考えればこの家族の名字と分かるが、考えないと分からないようなネタにする意味はないです)
また、馬にオグリキャップと書いた事で、おじいさんの馬が早くなったという事なのでしょうが、
それで何が困るのでしょうか?オグリキャップは別に暴れ馬ではないので、
普通に素早くおじいさんを届けてくれました、という流れでないと逆に不自然な気がしてしまいます。
■ナン様とレン
NAL=ASK 挑戦者
お嬢さまとその取り巻き的な位置づけの後輩との絡み漫画ですが、
キャラの相関関係、上下関係に反比例する態度などなど、
よくある漫画の流し方をとりあえず再現してみた、という段階に止まっている感じで、
これ一本では何とも感想の持ちようがありませんでした。
■遅咲きファーストラブ
御月 挑戦者
相撲部の男子がマネージャーに恋をしたのでどす恋…
ギャグとギャグの合間に挟む超小ネタギャグという感じで、
これ一本で4コマを起こされてもなんとも感じようがないという印象です。
こういうベタベタなダジャレは、よほど読者さんに「上手い!」と感じさせたり「くだらねえw」と脱力させたりが
勝負どころだと思うのですが、捻る捻らない以前のレベルのまま読者さんにネタを丸投げしている感じで
あまり良い印象が持てません。(毎度ながら、無責任なネタの投げ方をする作者さんという印象も強いです)
この際絵の塗り込みとかはどうでもいいんじゃないでしょうか。
イラストではなく4コマのコンテストなわけですから、
絵がちょっと荒れる荒れない程度の話が、読者さんの評価に影響していると思えません。
■三井げきじょー つ投票
三井みつい 挑戦者
台詞で隅々のコマまで埋められていますが、どの台詞もちゃんとネタに絡んでいる
必要な要素になっているので、うるさい感じもなくむしろ楽しく最後まで読める漫画でした。
全体的にはやや冗長な気もあるものの、
アイドル漫画家への評価のあり方、PIXIVに代表される評価機能の問題、漫画そのものの評価とファン心理の対比…などなど
いくつかの要素をうまく一本の漫画に皮肉としてまとめており、旬の話題を扱った漫画としてとてもよくまとまっていると思います。
…何かしら感じた事を愚痴のように呟くのではなく、漫画として、読者さんにも楽しめる形で表現する、
やや内輪感は強いものの、よく出来たネタだと思います。ひさびさの投票です。
■夏彩 ―なついろ
ちゃい 挑戦者
話の流れが分かりづらかったのですが、水着の女性は1コマ目から既に声が出なかったのですね。
問題は、漫画の焦点が一つに絞られておらず、笑い所が分かりづらい点にあると思います。
最初のコマで「海だから水着にならなきゃ」と決意の様を見せておきながら、
いきなり話は焼きもろこしの話になっており、どういう意外性を見せてくれるかと思いきや
「声が出ない」と、水着とも人魚とも焼きもろこしとも全く関係のないところでオチが来てしまい、
あらゆる要素が噛み合っていない印象です。
笑い所を一つに絞って、そこが一番よく見えるように構成を練り直したらだいぶ違った流し方に出来たと思います。
■峰打ち
はむすけ 挑戦者
1コマ目の時点で普通に刀を持って切っているのが見えるので、
オチが来る前に「いや今普通に切っただろ」と思ってしまいました。
漫画の仕掛けとしては、
「峰打ちと言って見たかっただけで、峰打ちが何か知らない=殺してしまったら峰打ちにならない」
という事なので、3コマ目の「一度言ってみたかった」という台詞をもっと大きく取り上げたら
笑い所がより効果的になった気がします。
また、3コマ目から現れる町娘風の女性が誰なのか分からない上に、
別にいなくてもいい(切られた本人が血を流して「助けて」と言っていても通じる)役所なので、
作者さんの書きたいものと、読者さんの見たいものが噛み合っていない不親切感もちょっと感じました。
■中の人。
姫夜ウサギ 挑戦者
町中を着ぐるみが歩いているというシチュエーションがよく分かりませんが…
不自然なシチュエーションで現れた人が不自然な事をしてもあんまり意外性が無いように思います。
また、主役らしき女性がどう見ても三蔵ちゃんなのですが、
わざとやってるのだとしたら、まだ挑戦者なのに結局本音では三蔵ちゃん以外のネタをやりたくないかのような印象を受けますし、
わざとでないのだとしたら、まだ挑戦者なのにこれしか描けないのかと、どちらにせよあまり良い印象を与える要素になっていないと思います。
こういったファンサービスは実際にプロになってキャリアを積んでから思う存分楽しまれれば良いと思います。
■ロボット研究所侵入中
ハマシオム 挑戦者
絵のせいで全体的に分かりづらさが出ています。
まず1コマ目、奥手の巨大ロボットが、巨大ロボというより何かのスーツっぽいので、
手前にいる小さな研究員の姿に気づかなければ、スケール感を見誤ってしまいそうです。
基本的に絵は手前のものほど細かく、遠くのものはおおざっぱなピントで描かれた方が自然なので、
奥行きほど書き込まれている絵はあまり見やすいものではありません。
また、いきなり「研究所のセキュリティは」という所から話が始まるのも唐突です。
まず、ここがロボットの研究所である事を明示してからセキュリティの話に移動した方が自然な気がします。
しかも、結局いきなり進入されており、その侵入者がロボットの中だといきなり研究員が気づいているのも唐突です。
全体的に悪い意味で読者の思考の先へ先へと行き急いでいて、読者さんがついてこれない展開になっているのではと思いました。
途中が分かりづらかったため、オチのシュールギャグもまったく活きず…
ネタ以上に見せ方でかなり損をしている印象でした。
■Trial-X
奥田次郎 挑戦者
クワガタの幼虫が脱皮して巨大になった。
本来は「巨大すぎ!」で笑う所なのでしょうが、あまりにも描写が淡々としているため、
何か漫画の方で気持ちいいツッコミを用意しているのだろう…と期待していたら、
そのまま終わってしまった肩すかし感を受けました。
そもそも、そんな危険そうな生物の側にいきなりあんなに人が集まっている、という
シチュエーション自体がよく分からないですし、主役らしき女の子2人も、
肝心のオチでまったく表情が見えないため、ぶっちゃけ頭の分スペースが邪魔になっているだけの存在です。
読者さんが期待してない所を裏切っても仕方ないので、
期待を煽る→上手く裏切る、の流れを、なおかつ見やすい絵で、というのを心がけたら
かなりネタのレベルがアップするのではないかと思います。
■強風注意
さんせべりあ号 挑戦者
長いスカートは風でも安全…とは言っても、1コマ目の時点で台風かと思うくらいの
強烈な風表現をしているので、先生の台詞に初めから説得力がないのが勿体ないです。
そもそも制服のスカートってあんまり長すぎても昔のヤンキーみたいになってしまうので、
先生のスカート丈をお手本にしろという流れも無理があるように思います。
「安心しすぎてノーパン」という仕掛けは分かりやすく、なつかし微エロっぽくて微笑ましかったので、
見せ方次第では化けたような印象もあります。
感想乙です。
相変わらず勉強になりますね。
三井氏と姫夜氏のツートップ。
ちょっと意外だけど、両方わかりやすいのが強かったのかもしれない。
姫夜氏は上位の人と競る力は無いけどいつもそこそこは票が入るからね。
今回は優勝常連がいないから結果として浮かんできてるんじゃない?
引き潮の時だけ現れる岩みたい。
続けられるのもひとつの実力ってことかな
97 :
名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/08/13(木) 18:59:09 ID:9E+eqp6Ji
まあ雑誌連載を何年も続けてれば
それで食えてるというのが実力とも言えるだろうけどさ
投稿時期が長い事を実力と言っていいものかね
よく続けられるとは思うが、それと実力とは関係ないだろう。
一年続けても大化けするでもなく、勝つために冒険してみるでもなく。
だらだら続けてもアピールにならないのはもう証明されてるんだが。
案外本人は連載のつもりなのかもしれないな。
今の挑戦者には多い傾向だよな。変に顔なじみなのもよくない。
編集からのアンケートというのはどういった内容だったのだろうか。
編集も危惧しているんだろうけど。
勝てないのに投稿し続けられる根気は認めるけどなあ・・・
ただ一年以上居座っていれば、情がわく人もいるだろうね。
編集ブログ、正論来ちゃったなw
ああもストレートに書くと思わなかったよ。
みつい氏は投稿やめちゃうんじゃないかなぁ・・・
三井氏はネタとして消化してるのに、何で編集はマジレスしてんの?
前から思うのだが、マジレスするぐらいなら載せるな、編集。没にすればいいのに。
時事ネタとして上手く機能してたよねえ。
編集ブログに書かれたことくらい承知の上で描いたような気がする。
三井氏もネタで描いたんだろうし、編集もみつい氏がネタで書いてるのを承知の上で
陰でぐじぐじ言ってる連中に釘刺す為に敢えてそのまま書いたんじゃないの。
こどもじゃないんだからさ。
まあ単なる励ましって受け取り方もあるんじゃない。
せっかくの挑戦者にあんまりネガティブな考え持たれても仕方ないし。
ネタの面白さについての言及が無いのが気になると言えば気になるが
元々入賞者忘れたりするようなウッカリ編集だからな。
pixivネタとしては単体で普通に通じるネタだったし。
何でもかんでも悪く取る必要もないかと。
(4コマ板は何かあると必ず悪く取る流れだけどな)
4コマ板は〇〇〇の吹き溜まりですからw
それも悪いことじゃないんだけどね。
あまりにもあからさまなのはなあw
週刊デイリー4コマY-1グランプリ vol.125 挑戦作品一覧
■友の帰還 きさらぎ葵
■失踪少女。 三井みつい
■千尋のプラモデル 御月
■はだか侍 かくがり
■肉食いたい ハマシオム
■夏彩 ―なついろ ちゃい
■重要文化財を守れ! さるまんだー
■昼休みのSF 飯村てんじ
■三蔵ちゃん! 姫夜ウサギ
■見つめてマイガール さんせべりあ号
■子供服売り場のお楽しみ!? みたい まんが
■ナン様とレン 〜昼食編〜 NAL=ASK
■御栄転 ロシア猫
■マニフェスト むさし
■ぽっちゃ力士 つぇっぺりん
■エドさん 生掛裕
盛り上がらないねぇ…
■友の帰還
きさらぎ葵 挑戦者
全体的に作者さんの思考がベースになりすぎていて分かりづらさが目立つ作品でした。
2コマ目の、「お前は勇者として戦っている」ですが、おそらく
「今友人は勇者が主人公のゲームをやっているに違いない」という思い込みから始まっていますが、まずこれが飛躍しすぎだと思います。
実際にやっているのかいないのか分からない事を、やっている事前提で語るなら、
まずはその友人の姿を情報として出しておかないと「意味不明な独り言」になってしまうと思います。
かと思えば3コマ目ではもうアニメの話に。オチとしては、「そういうのはニートに対する偏見」という事なのですが、
そもそもこの友人がどういったタイプのニート生活をしていたかは最後まで分からないので、
「意外なオチ」というよりも「結局何だったのか」という疑問の方が強く残る展開だと感じました。
絵も4コマ向けに等身を抑えているのかもしれませんが、
1コマ目のお母さんが巨大な顔を押さえているように見えたり、オチの友人が妙に子供体型だったりと、不自然感が強いです。
■ぽっちゃ力士
つぇっぺりん 挑戦者
ネタの転がし方、テンポ、絵の質、共に高く楽しく読める4コマでした。
が、少々ベタすぎるのと(表紙から親方がゲイ臭満々の演出なので、展開の意外性はゼロ)
他の4コマ勢の中ではかなりアクの強い固まりきった絵柄など、
入り口で遠慮してしまう読者さんも多いかなという感じがしました。
■マニフェスト
むさし 挑戦者
殿様は政治家ではなく基本世襲制だと思うので、
マニフェストを宣言する必要は別に無いような気がするのですが…
マニフェスト自体は「公約」であり、「分かりやすく」というのはその手段を補強する方法です。
「分かりやすい」という部分だけを取り出して、最終的に無理矢理
「リクエスト」のダジャレに持っていく力業にはパワーを感じたものの、
そもそもマニフェストを宣言する意味であるとか、マニフェストの意味自体を無視したまま
進んでいる展開の方がおざなりになりすぎていて、無理矢理なダジャレだけが行き場を失って
空回りしてしまっているような印象を受けました。
■重要文化財を守れ!
さるまんだー 挑戦者
表紙と1コマ目の繋がりがちょっと不自然だと思いました。
4コマとして考えるなら、表紙があるとはいえやはり1コマ目では「重要文化財」そのものが
襲われている絵を情報として提示すべきだと思います(パイロットの青年の顔がこの漫画の情報としてさほど重要とも思えないので)。
やはり読者さんはまず「表紙→1コマ→2コマ」という意識で読むものですから、表紙のコマの事を1コマ目で解説すると、戸惑ってしまうと思います。
逆に5コマなら5コマで、しっかり5コマなりの展開を考えて、表紙から台詞を差し込んであげれば
「ここからもう漫画が始まっているんだな」という認識を持ってくれるので、読者視点に立ったコマ運びを意識して欲しいと感じました。
ネタですが、巨大怪獣やロボットネタとしてはありきたりなネタなので、いかに楽しげなテンポと演出を加味できるかという勝負だと思いましたが、
どうにも絵柄の地味感とスピード感の無さが目立ってしまい、あまり絵柄と相性のいいネタではなかったように感じました。
■失踪少女。
三井みつい 挑戦者
失踪と質素をかけたダジャレを中心に、キャラと会話で魅せる分かりやすい4コマでした。
ネタとしては安定した感じがあるのですが、単発の4コマとしてはパワー不足という感じも受けました。
親との喧嘩の理由、戻って来た理由、質素ながらもなんだかんだ生活出来ていた少女のサバイバル力など、
話を面白い方向に発展出来そうな種は色々あるのに、そのいずれもが単なる舞台装置に止まっていてネタに直接絡めていないので、勿体ない感じを強く受けました。
■ナン様とレン 〜昼食編〜
NAL=ASK 挑戦者
今回もまたよくあるお嬢様漫画のテンプレートを再現したのみという感じで、強い印象は受けませんでした。
しかし、ネタの流し方はよくある感じなのですが、「お嬢様キャラが自分でおにぎりを作る」というシチュエーションが全くそれらしくない上に、
読者さんにとってまだいまいち興味の沸ききれないお嬢様の夢の話で盛り上がって自己完結しているという形で、ちょっと読んで共感も納得もしがたいないように感じました。
「お嬢様キャラの非凡な嗜好」というあたりを切り口にもう少しネタを錬れば、二段三段くらいは上の存在感あるネタに出来たのではないかと感じます。
■エドさん つ投票
生掛裕 挑戦者
アナログで書いた漫画をデジカメ(携帯カメラ?)で撮影したかのような画像は、なんとも言えない味があり惹かれました。
ネタはY-1の中では楽しめる層を選ぶ漫画だと思いますが、個人的には最後の切り返しの鋭さで笑ってしまいました。
悪意があるのか無いのか分からないのもまたこのネタの味だと思いますw
グランプリ内で受け入れられる(賞が取れる)のかどうかは何とも言えないですが、Y-1作品の幅の一部としてこういう作品もアリじゃないかと個人的には思います。
次回作に期待です。
■夏彩 ―なついろ
ちゃい 挑戦者
先週に引き続き、どうも見せたい場所がよく分からない漫画だと感じました。
最初に2コマも使って料理番組のような解説シーンが続いていますが、どうせ2コマ使うなら、
まず1コマ目で「しなびた野菜だらけのずさんな冷蔵庫」→2コマ目でそれを鮮やかにサラダにする料理術、
という流し方をすれば、ずぼらな女性としっかりした女性の対比にもなりますし、
でなければ「しなびたレタスも水に少しひたせばシャッキリのサラダに!」と、1コマで終わらせても良いシーンだと思います。
ともかく、漫画の前半で「この漫画の目的」をしっかり見せてくれていないので、
(単にサラダを作っているだけで、二人の女性の関係性が全く分からない)
3コマ目の「私も教えてあげる」の台詞が唐突すぎて、読者さんが期待していないところを裏切る漫画になってしまっていると思います。
料理じゃないのね、と言われても、読者としては単にサラダを作っているシーンを切り取って見せられただけなので、
そもそも料理の話だったんだ、という感じです。
「裏切る」の前に「期待させる」の部分をもっと丁寧に分かりやすく煮詰めないと、
そもそも読者さんに話のスタートが伝わらない、なんて事になりかねないと思います。
■子供服売り場のお楽しみ!?
みたい まんが 挑戦者
以前も感じたのですが、キャラの服装、ポーズに「それらしさ」が感じられないので、
絵を見ても何が起こっているのか分からないコマが多いです。
「子供服売り場」「お姉さん」「子供」「こちらもかわいいですよ」の台詞
これだけ揃っていれば情報としては十分なはずなのですが、
・接客業にしてはシンプルでフランクすぎる服装の女性(髪型も子供服の接客としてはちょっと…?)
・売り場と言ってもクビ無しマネキンがあるぐらいで、背景はほぼ空白
・買い物客の子供の表情が無意味に隠れている上に、女性にばっちり重なって見づらい
・「かわいいですよ」という敬語は子供よりも親に言う台詞では?
などなどの違和感が重なって、全体的に分かりづらいばかりです。
1コマ目が分かりづらいコマなので、2コマ目の女性は更に意味不明です。
2コマ3コマと次々登場人物が増えるのですが、語り部としては登場の仕方が唐突すぎますし、
しかも、ここで「かわいいという事に」と言ってしまっては、
「この漫画は子供服や子供そのもの以外のものをかわいいというオチです」と宣言しているも同然ではないかと思います。
3コマ目、男性が怒っている理由がよく分かりません(女性が子供をカワイイという事にたいした問題があるとは思えません)
極めつけは、4コマ目の「売り子のお姉さんのファッションがかわいい」
という台詞に説得力のある絵が用意出来ているとは言い難い事です。
■肉食いたい
ハマシオム 挑戦者
「肉好きなので太ってる彼氏が好き」系のネタですが、
彼氏の側からそれを振って、一端タメで、「(食料的な意味で)好きかも」
という流し方にはちょっと個性があって面白いと感じました。
見せ方が普通すぎて山場が見えず、なんとも感じづらい内容という感じもあるので、
見せ方次第でかなり化けたかなという印象は受けました。
■千尋のプラモデル
御月 挑戦者
プラモデルを買って来たと思ったらお盆の茄子だった、という事ですが、
やたら間延びして意味のないコマが多い展開や、ツッコミの不自然さなど、
全体的に納得しがたい要素が多い漫画だと感じました。
プラモデルの代用品が、「プラモデルに似ている要素が無いとも言えない!」と読者さんが感じてしまうような
上手い例えであれば、「きわめて斬新」というツッコミが光ったかもしれませんが、
少なくとも割り箸を差すだけの仕組みにプラモデルらしさがあるとは思えませんし、
キャラの性格やリアクションで魅力を見せるタイプの4コマなのに
その性格やリアクションがいずれも弱いという印象です。
同人向けのノリをそのままオリジナルに当てはめるのなら、まずは魅力あるキャラ作りが大前提ではないでしょうか?
どうもオリジナルの漫画を軽く考えすぎなように感じます。
■見つめてマイガール
さんせべりあ号 挑戦者
今回は構図や色の分かりづらさが強烈に出てしまったと感じます。
かわいい色使いやキャラデザインも、見づらさに繋がってしまうのでは結果的に逆効果です。
男性がぐるぐる回転するような複雑なシーンで、タイルの一つ一つを書き込むのは逆効果ですし、
既に転がり終えているはずの男性を見ている群集に、回転エフェクトをかけるのも
意味がないばかりか、テキメンに見づらいです。
ネタそのものは、「みんなが見てる」と「彼女だけ見てない」の対比は面白いと思ったのですが、
「みんなが僕を見てるのに」というのは、「笑いものにされている」=「見ていない女性はむしろ男性に対して心遣いが出来ているのでは?」
という、変なミスリードを作りかねない分かりづらさが混じっていて、素直に読み進められませんでした。
単純に「彼女にはこんな姿見られたくない」→「でも逃走されるとそっちの方が辛い」と、彼女に視点を絞った方が分かりやすかったような気がします。
■三蔵ちゃん!
姫夜ウサギ 挑戦者
地味なヘビ花火→派手な打ち上げかと思いきやでかいヘビ花火
という連想は分かりやすくテンポも良く、楽しく読めました。
他はいつもの三蔵ちゃんという感じです。
■御栄転 つ投票
ロシア猫 挑戦者
胴上げ→打ち上げ
の連想は、相変わらず飛ばし方が派手で、シュールギャグとして発想の力強さに感心してしまいました。
3コマ目の打ち上げのシーンが淡泊で、上手くオチに繋がらない印象を個人的には受けたので、
3コマ目がもっと派手な打ち上げシーンだったらどうか…とも思ったのですが、
それだと逆によくあるゆるいシュールものになってしまうような感じもあり、何とも言い難いですね。
(4コマ目のブラー効果は単純に見づらかったです。)
ネタ的には破壊力もあり、個人的には十分投票ラインでした。
絵と見せ方の技術次第で、今すぐにでも活躍できる可能性のある作者さんではないかと思います。
■昼休みのSF
飯村てんじ 挑戦者
唐突なシチュエーションと木訥な雰囲気で繰り広げられるSF、なんとも言えない味があって好きです。
今回はネタは分かりやすかったものの、宇宙人と人間の両方が饒舌なため、読者が想像を挟む余地が少ないのが惜しいと思いました。
例えば、宇宙人が一言も喋らない不気味な姿だったら、人間が一方的に焦る姿で笑いを誘えますし、
逆に宇宙人がよく喋って人間は黙っているままだと、いいように弄ばれる人間キャラの姿で笑いを取る…など、
積極的に読者さんを引き込む余地がかなり残っているネタだと思います。
■はだか侍 つ投票
かくがり 挑戦者
これは、やられた、という感じでした。
はだか侍という身も蓋もないネーミング&デザインもさることながら、
その姿のまましっかり繰り広げる剣劇、「手強い相手だった」と相手を褒める侍、
一通り斬り合いのお約束を再現しつつ、最終的に
「切れるのそこか!」と突っ込まずにはいられない展開のうまさなどなど。
それはそれでよくある流し方ですが、雰囲気勝ちというところです。
絵に関してはもうちょっと欲張って、かっこよさとか、劇画調とか、それらしい雰囲気を突き詰めて欲しかった感もありますが、
ここ数週の中では久しぶりに「素直に気持ちよく笑えた」ネタとして、一票投じました。
感想乙。
エドさん、はだか侍は俺も投票してしまった。
有望株かもしれないね。
かくがり氏おめ!
センスを生かして画力を磨いていって欲しい。
かくがりさんは割と古い作風の作家だと思うけど、
他の挑戦者に比べて圧倒的に笑いどころが分かりやすいんだよね。
優勝するのも分かる。
でも個人的には去年一昨年だったら掲載ギリギリラインの人に感じる
今年はほんと全体的にレベルが…
わかりやすくかつ面白い作品を作るのは難しいよ。
わかりやすいけど、それ止まりな作品は多いし。
>>123 下がってるとは思う。
成長してるなーと思える挑戦者もなかなか出てこないし。
だからこそチャンスではあるんだが、
いかんせん知名度が低い・・・・・・
もっと宣伝すればいいのにな。
宣伝するならlivedoor内での露出や
竹方面での告知をもっと大きくするとかかな。
Y-1自体は知ってても、竹と生とでほぼ別物という事に気づいてる人はそんなにいないと思われる。
俺自身最初なんで二つあるのかよくわからなかったし。
あと、宣伝するにしても、個人が無差別に紹介しまくるようなのは
実力の伴わない上から目線の挑戦者が増える要因の最たるところだと思うので
紹介すりゃいいというもんでも無いと思う。
(質は問わずに単に挑戦者の母数が増えればいい、という考え方ならそれでいいんだろうけど)
>>126 新規を増やす時に質の高い挑戦者を選り分けるのは難しいと思うな。
Y-1は自分の実力がわかりやすい場所だし、
実力が無い人は自然に消えていくから母数を増やす方が効率的な気がする。
全員掲載週でもわかったけど、やっぱり投稿数が少ないよw
竹があんまり推してないのは大きいよなあ。
漫画業界での力関係があるのは仕方が無いとは思うんだが・・・・・・
週刊デイリー4コマY-1グランプリ vol.126 挑戦作品一覧
■現場に急行せよ! さるまんだー
■自由工作。 三井みつい
■インターネット最新事情 みたい まんが
■やさしい子 サルバドールの髭
■指摘! ハマシオム
■マナーモード 御月
■ぼくともる。 大越チカ
■おどる絵日記 さんせべりあ号
■ナン様投書が来ております。 NAL=ASK
■空手百段試験 かくがり
■野球だよ まるやまひろし
■Trial-X 奥田次郎
■おかねもちのおじょうさま 「空の上までいくですわ!」 チケゾー
■完全美少年接客マニュアル ムサシ
■三蔵ちゃん! 姫夜ウサギ
■現場に急行せよ! さるまんだー
■野球だよ まるやまひろし
に投票。
今回は漫画慣れした人が多い印象を受けた。
全体のレベルが上がってきているのかも知れないが
そのせいか内容が丸くなっている気がする。
あと設定と内容が噛み合っていない作品も多かった。
毎週一番面白い作品を描く、という気合が伝わってこないのが残念。
投票した2作品にしても引っかかるものがあったという程度で他とそれほど差は無いと思う。
インパクトのあるネタが欲しいところ。
■現場に急行せよ! さるまんだー
■指摘! ハマシオム
に投票したよ
131 :
名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/08/25(火) 11:12:39 ID:H8GfIKuvO
ぼくともる。(ぼくともると。)に投票。
編集さん、間違ってない?w
>>131 それって挑戦者自らが登録する形態じゃなかった?
本人が間違えてんでしょ。
石原真理子が石原真理に改名したのと同じだろ
いや、磯野貴理子が磯野貴理に改名したのと同じだろ
誰が勝ってもおかしくない展開だな。
137 :
名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/08/28(金) 18:25:18 ID:yj21qX2o0
NAL=ASK氏おめ。
NAL氏は漫画描き慣れてる感じがするな。
安定感はある。
あとはどれだけインパクトのあるネタが作れるかだな。
保守
週刊デイリー4コマY-1グランプリ vol.127 挑戦作品一覧
■ぼくともると。 大越チカ
■言彦(ことひこ) 米戸アクネ
■快傑!サンダーガール 黒川リリー
■カパカパ まさよし
■モデルはダンゴ虫 カガミイチ
■娘さんを下さい2 マークわかば
■自分に厳しく! ムサシ
■あしたもがんばろう! まるやまひろし
■キレイに撮って! ハマシオム
■ナン様とレン 〜豚しゃぶ編〜 NAL=ASK
■旅行にて なっぱ
■春のくる庭 飯村てんじ
■猿と河童 御月
■おかねもちのおじょうさま 「マナーも完璧ですわ!」 チケゾー
■おいしそう?(あーくんちゃん) ああまま
■べんりやキッド ぱしもん
■スズムシ ちゃい
■遠山の禁さん かくがり
だんだん全体のレベルが上がってきた感があります。
現在NAL氏・カガミ氏・かくがり氏の三強で、
それをマークわかば氏・黒川リリー氏が追う形ですね。
NAL氏・カガミ氏・かくがり氏に投票。
個人的にはかくがり氏・NAL氏のネタが一歩抜けている印象。
絵はカガミ氏が抜けていますね。
かくがり氏はシモネタながら下品になりすぎないバランスが良いと思います。
馬鹿馬鹿しさ・くだらなさが武器になりつつある印象です。
カガミ氏もネタがわかりにくいのはありますが、
絵が非常に上手なので共感を得やすいところがあるかと思います。
NAL氏のネタですが、「ピューと吹くジャガー」でほぼ同じネタがありましたね。
しゃぶしゃぶ→しゃぶるというネタ自体はありがちなので、
被るのは仕方が無いのかもしれません。
ネタ被りは判断が難しいですが、見せ方が上手だと思ったので投票しました。