【セロリと会話】大塚幸代15【服シミだらけ】

テキトーにいくつか改変してみた。
改変している最中、物凄い悪意と、それを直さないゆきよの不作為を感じたよ。


■KIHACHI
「キハチって、前はもっと高級なイメージありましたよね？」
「なんか結構庶民的ですよねえ」
「もう定番のブランドとして定着しちゃってるから、あえて奇をてらう必要は無いという王者の余裕ですかねえ」
「写真も、過剰な装飾を省いて重要な情報だけを伝えるというシンプルさ。でもデザインはしっかりしてる」
「ハズレがないという意味で安心できる店ですからね」

■マキシム
「…マキシムも高級ブランドですよねえ？」
「たぶん」
「一枚紙で、カタログというより注文書っぽいです」
「このくらいシンプルでも伝わるものなんですね」
「上に乗ってるキノコの飾りの影が出ているのは写真家的にはちょっと引っ掛かりますね」
「あ、ほんとだ。しかしまあ、マキシム、とくに宣伝しなくても、普通に売れるんじゃないですか」
「言われてみればそうですね。むしろ変な小細工や処理をしていないという自信の表れかも」

■パステル
「芸能人御用達プリンとして有名になったパステルですが、最近は店増えているみたいですね」
「そうですね、写真は割とオーソドックスですね」
「でもプリンが乗ってるケーキはいいですねえ」
「他がオーソドックスだから、かえってこれが引き立ちますね。この断面図もいいですね」
「断面図って心が躍りますよね」

■風月堂
「学校のクリスマス会のしおりっぽい雰囲気」
「古い、新しいじゃないですね。こういうものだ、という感じ」
「この雪だるま型ケーキとか、いいですね」
「写真的にはどうですか？」
「ケーキも皿も背景も白いからか、陰影を強調するライティング技法を使っていますね。
　固いイメージを与えてしまうので普通食品にはやらないのですが、心憎い演出ですね」
「なるほど」

■31 Baskin Robbins
「アイスケーキ、復活してますよね。昔はマズイもの、とされてましたけど、最近はそんな悪いイメージもなくなってきたし」
「写真的には…。ケーキを斜め上から撮ると、上に乗ってるオーナメントのキャラクターがうつむいてしまうので、
　普通はオーナメントの角度を変えたりするんですけど、そのまま上から撮っちゃってますね。
　アイスだから、斜めに差し込んだりできないので仕方ないんですけどね」
「上に乗ってるのってスヌーピーのサンタですけど、スヌーピーの立体ってどっから見てもキマらない印象です」
「スヌーピーはそれがいいんじゃないですか」

■モロゾフ
「むむ、懐かしいほどにスタンダードなものばかりですね」
「ケーキを手に持ってるサンタがいますね。フラクタルだ
　これ、写真的にはどうですかね？」
「化粧品っぽい撮り方してますね、食器で高級感を出してて。カメラマンちゃんとしてますよ、
　サンタの角度を変えて、きれいに見えるように頑張って撮ってるし」
「でもこれ、値段が2000円代で随分リーズナブルですよ」
「あ、本当だ。それにしちゃカタログに力入ってますね」
「モロゾフってあちこちにあるし、年配の人の支持は大きそうだからなー。保守本流の安心感ですね」