RO Urdr廃スレ 53Point Chopおめでも氏ね
ミスタートマソン、手話は |
言語と同じで 各国で |
違うんですよ〔英語〕. |
―――y―――――――┘
記者 ∧_∧ 彡彡'ミ ∧_∧
(;´Д`)( ;´д`)Σ(´<_` ) ∧∧ ミ 彡
( 筆)(っ通訳) (_つ と) (゚* )( )
手話を万国共通と思う人が多いのだが、
手話は国によって違う、ましてや日本国内でも地方によって違う。
トマソン選手は通訳にこう言った。
――――――――――――――――――――――――┐
ボクは彼と紙で 、文字を通して話をしたいのですが |
手伝ってください 。それと 、後ろの人たちにも彼と |
話す時間をボクにください と 言っておいてください 。 |
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記者 ∧_∧ 彡彡'ミ ∧_∧
(;´Д`)( ´∀`)(´<_` ) ∧∧ ミ 彡
( 筆)(っ通訳)(つ と) (゚* )( )
後ろで順番を待つ人たちは何も文句を言わなかった・・・一言も・・・。
∧_∧ ∧_∧ ∧ ∧ ∧,,∧ ∧ ∧ ノノハヾ、 ○ノハヾ○
( ´∀` )( ・∀・ ) (,゚Д゚,) ミ,゚Д゚,彡 (=゚ω゚=) ( ´D` ) ( ‘д‘ )
そして通訳を介し、少年とトマソンの『会話』が始まった。
記者 ∧_∧ 彡彡'ミ ∧_∧
(;´Д`)( ´∀`)( ´、ゝ`) ∧∧ミ 彡
( 筆)(っ通訳)(つ と) (`* )( )
「( ´、ゝ`) 君はサッカーが好きですか?」
「はい。大好きです。 (´д`*)」
「( ´、ゝ`) そうですか。デンマークを応援してくださいね。」
「はい。あの聞いていいですか? (´д`*)」
「( ´、ゝ`) いいですよ。何でも聞いてください。」
「トマソン選手はどうして手話ができるんですか?
正直、ビックリしました。 (´д`*)」
この少年の質問に彼は答える。
彡彡'ミ 「ボクにも君と同じ試練を持っている姉がいます。
( ´、ゝ`) その彼女のためにボクは手話を覚えたんですよ。」
(_つ と)
∧∧
その彼の言葉をじっくりと読む少年。 []、(´д`*)
そしてトマソンは少年に言った。
彡彡'ミ 「君の試練は君にとって辛いことだと思いますが、
( ´、ゝ`) 君と同じように君の家族も、その試練を共有しています。
(_つ と) 君は一人ぼっちじゃないという事を理解していますか?」
∧∧
この言葉に黙ってうなずく少年。 (( (´д`*) コク!
「わかっているなら、オーケー!
彡彡'ミ 誰にも辛いことはあります。君にもボクにも
( ´、ゝ`) そして君のお母さんにも辛いことはあるのです。
(_つ と) それを乗り越える勇気を持ってください。」
そして、トマソンは最後に少年にこう言った
彡彡'ミ 「ボクは今大会で1点は必ず獲ります。
( ´、ゝ`) その姿を見て、君がこれからの人生を
(_9 ) 頑張れるようにボクは祈っておきます。」
この言葉に
∧∧
(´∀`*) ニコ!
この少年は初めて笑顔を浮かべた。
∧∧ 「はい!応援しますから、
(´∀`*) 頑張ってください。」
そして、トマソン選手にサインをもらい、
彡彡'ミ
( ´、ゝ ∧∧
( づと(∀`*)、
少年と母親は、その場をあとにした。
母親は目に涙を浮かべ、取材する記者に向かって
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
記者 ミ;´∀∩彡 < あんなことされたらデンマークを応援しないわけ
(;´Д`)( ) | にはいかないですよ。日本と試合することになっても、
(φ筆) ||| ! 私らはデンマークを応援しますよ。
涙を流し、笑いながら言った・・・。
そして、このトマソン・・・少年との約束を守り、
試合での得点を決めた。
1点どころか、彼はグループリーグで4得点という大活躍だった。
1次リーグ、フランスという前回覇者と同じA組だったデンマーク。
その試合会場が韓国であろうとも
彼ら和歌山県民は
応援に駆けつけた。
\ ガンガレー デンマーク!! ヾ ダニッシュダイナマイト!! ガンガレー !
∧_∧ ∧_∧
∧_∧ ∧_∧ ∧ ∧Xノ ハヘ X //(ハヽ ∂ ∧∧ ∧∧ ,、__,、
ヾ (・∀・ ヾ(´∀` ヾ(゚Д゚,,)(^∀^ヾ |!(`∀´ ハ|ヾ(゚Д゚,,)ヾ(゚ー゚*)(´∀` )
( )( | | ( )(∧_∧ ∧_∧ ● ● ( )
∧,,∧ ∧_∧ ∧_∧ ∧∧X ノ ハヘ X //(ハヽ∂(^_^;)> γ⌒ヾ.
ミ゚Д゚,,彡'(・∀・ )(´∀` )(゚Д゚,,)(^∀^ヾ |!(`∀´ ハ| (M ) (`∀.´ )
オルセン監督は言った。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ / 試合会場が韓国であっても、和歌山の応援
(、´、ゝ`) < はわかった。あれが我々の力になった。
( ) \____________________
結局デンマークは2勝1分け(勝ち点7)。
見事A組1位通過を決めたのである。
そして、決勝トーナメント1回戦。
場所は新潟スタジアム・ビッグスワン、
対戦相手はあのベッカム率いるイングランドであった。
スタンドからは「ベッカム!!!!」という声が至るところから響いていた。
ここでも和歌山県民はデンマークを応援し続けた。
♪♪ダニッシュダイナマイト ♪♪ベカ‐ム何する者ぞ ♪♪俄かEnglandファンを黙らせろ
記者 記者 記者
(;´Д`)ノ⌒ )) (( ⌒ヾ(´Д`;) (;´Д`)ノ⌒ ))
┌( 筆へ) )) (( (へ筆 )へ )) (( ┌( 筆へ) ))
(( く > )) (( く
♪♪頼むぞデンマーク ・・・アア・・・ ・・・もうだめぽ(前半で0-3)。
記者 記者
(( ⌒ヾ(´Д`;) (´Д`;)ゞ 記者
(( (へ筆 )へ )) /( 筆 ) ヾ(´Д`;)、
> )) ( ハ ノ Z乙
・・・和歌山県民の想いは通じなかった。
デンマークはイングランドに0−3という予想外のスコアで敗れてしまった。
その日、和歌山県にも雨が降ったという。
涙雨だったのかもしれない・・・。
負けはしたが、和歌山県民はデンマークというチームを誇りに思っていた。
「よく頑張った!」「後は快く母国に帰ってもらおう!」と
『デンマークお疲れさま!会』なるものが宿泊先のホテルで行われた。
会場にはあふれんばかりの県民が駆けつけた。
その催しにオルセン監督以下選手たちも全員出席した。
あのトマソンもその場にいた。
そこでトマソンは『あの少年』を見つけた。
例によってトマソンは少年に対し『紙』で語りかけた。
記者 ∧_∧ 彡彡'ミ ∧_∧
(;´Д`)( ´∀`)( ´、ゝ`) ∧∧ミ 彡
( 筆)(っ通訳)(つ と) (`* )( )
「( ´、ゝ`) せっかく応援してくれたのに負けてゴメンね。」
「お疲れ様でした。負けたけどカッコよかったです。
それに約束どおり点を獲ってくれたからボクは
嬉しかったです。 (´∀`*) 」
「( ´、ゝ`) ありがとう。」
そして、この少年にトマソンは言った
「( ´、ゝ`) ボクから君に言える言葉はこれが最後です。
よく聞いてください。」
「はい。 (´∀`*)」
「( ´、ゝ`) 君には前にも言ったとおり、試練が与えられている。
それは神様が決めたことであり、今からは変えられない。
ボクが言いたいことわかりますか?」
「はい。 (´∀`*)」
「( ´、ゝ`) 神様は君に試練を与えたけど、
君にも必ずゴールを決めるチャンスをくれるはずです・・・。
そのチャンスを君は逃さず、ちゃんとゴールを決めてください。」
少年はこの言葉に喜色満面の笑みを浮かべて
゙ ∧∧ "
- (´∀`*) - 「はい。」
と答えた。
そして2人は・・・
「( ´、ゝ`) 「 (´∀`*)
さようなら」 頑張って」
という言葉を
それぞれ残し別れを告げた。
最後に2人は仲良く写真におさまった。
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|| 彡彡'ミ ||
|| ( ´、ゝ` ) ∧ ∧ ゙゙||飛びっきりの笑顔を浮かべ
|| ( )( ´∀` )゙ ||ファインダーにおさまる2人。
|| | | |( ) ||
|| (__I__) し''` J ||
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この写真は少年の宝物になることだろう。
トマソンに出会ったことによって少年は『前へ進む』に違いない・・・。
小さな少年、心優しきトマソンに
これからも栄光あれ。。。