▽:FANTASYEARTH ファンタジーアース0晒しスレD鯖146
聖女王ティファリス
「聞こえるますか?ネツァワルの王よ。
獣王ヒュンケル
「・・・貴公らが敗れるのも時間の問題だな。
聖女王ティファリス
「我がカセドリアにとってビクトリオン大陸の覇権など些細な問題にすぎません。
それを知らぬわけではないでしょう?
獣王ヒュンケル
「・・・・・・・・・。
場外の声
『だめだ、エリカ島が・・・援護を要請するんだ・・・。我々だけでは・・・動を抑え・・・きない・・・。』
獣王ヒュンケル
「・・・日増しに高まるスカウトの不満を抑えきれないようだな・・・?
聖女王ティファリス
「所詮、スカウトは我々とは違い劣等職ですから。彼らには少々荷が重すぎたということです。
獣王ヒュンケル
「スカウトを差別しようとする、そうしたカセドリアのやり方に問題がある、・・・そうは思わないのか?
聖女王ティファリス
「差別しようとした覚えなどありません。彼らは排斥されることを望んだのです。
獣王ヒュンケル
「望んだだと?
聖女王ティファリス
「そうです。・・・世の中を見渡してみなさい。どれだけのスカウトが最前線で戦ってるというのです?
スカウト本来の仕事に専念し、ROOTのリスクを背負い、そして自分の足だけで最前線へ歩いていく・・・。
そんなスカウトがどれだけこの世の中にいるというのです?
獣王ヒュンケル
「・・・・・・・・・。
聖女王ティファリス
「・・・貴公らの革命を思い出してみなさい。貴公らが血を流し、命を懸けて守ったスカウトはどうです?
自分の身を安全な場所におきながらROOTにパワシュとトゥルルルルばかりしていたのではないのですか?
獣王ヒュンケル
「彼らは敵に攻撃するだけで精一杯だったのだ・・・。
聖女王ティファリス
「いいえ、違います。スカウトでいるほうが楽なのです。スカウトだからROOTにパワシュとトゥルルルルをするのではない。
安全な位置からROOTにパワシュとトゥルルルルをしたいからこそ
スカウトの立場に身を置くのです。彼らは望んで『スカウト』になるのですよ。
獣王ヒュンケル
「ばかな・・・。人には自分の職を決定する権利がある。自由があるのだ!
聖女王ティファリス
「わからないのですか!本当の勝利とは誰かに与えてもらうものではありません。
自分で勝ち取るものです。しかしスカウトは自分以外にそれを求める。
自分では何もしないくせに権利だけは主張する。
ウォリアーの登場を今か、今かと待っているくせに、自分がそのウォリアーになろうとはしない。
それがスカウトですっ!
獣王ヒュンケル
「スカウトはそこまで怠惰な動物じゃない。ただ、我々ほど強くないだけだ。
聖女王ティファリス
「・・・獣王よ、貴公は純粋すぎる。スカウトに自分の夢を求めてはならない。支配者は与えるだけでよい。
獣王ヒュンケル
「何を与えるというのだ?
聖女王ティファリス
「差別されるという特権をですっ!
獣王ヒュンケル
「ばかなことを!
聖女王ティファリス
「スカウトは生まれながらにして深い業を背負った生き物です。
パニッシングストライクいう快楽の為に他人を平気で犠牲にする・・・。
より楽な戦争を望み、そのためなら味方を殺すことだっていとわない。
しかし、そうした者でも罪悪感を感じることはできる。彼らは思う・・・、これは自分のせいじゃない。
世の中のせいだ、と。
ならば、我々が乱れた世を正そうではないか。秩序ある世界にしてあげます。
快楽をむさぼることしかできぬカスウトにはふさわしい役目を与えてあげます。
すべては我々が管理するのです!
獣王ヒュンケル
「意にそぐわぬものを虐げることが管理なのか!
聖女王ティファリス
「虐げているのではありません。
我々は病におかされたこの世界からその病因を取り除こうとしているにすぎない。
ウォリアーやソーサラーに影響を及ぼす前に悪質なガン細胞は排除されねばならないのです!
獣王ヒュンケル
「身体に自浄作用が備わっているようにスカウトにもそれを正そうという働きはある!
聖女王ティファリス
「それを待つというのですか?うふふ・・・貴公はスカウトという動物を信用しすぎています。
スカウトはより力のある方へ、より安全なほうへ身を寄せるものです。
そのためなら愛する国を裏切ることもできる・・・。ライダー!
獣王ヒュンケル
「ラ、ライダー・・・!なぜ、君がここに・・・?
聖女王ティファリス
「紹介しましょう、獣王殿。彼こそ(カセ->ネツ)その時の強国で戦っていた者
勝ち馬ライダーです!!
獣王ヒュンケル
「!!
聖女王ティファリス
「貴公の指摘したとおり、カセドリアはもうおしまいだ。
しかし、ライダーがネツァワルにいる限り、ネツァワルの戦争ではROOTにパワシュとトゥルルルルが飛び交うでしょう。
獣王ヒュンケル
「ライダー・・・、君は・・・、いったい?
勝ち馬ライダー
「私はカセドリアを愛していた。たった一つの祖国だもの。当然だ。
でも弱くなった・・・。そして、領土をもてなくなった・・・。勝てないのなら、いっそ・・・。
獣王ヒュンケル
「ライダー!!
聖女王ティファリス
「片手集団で待ちガイルしていたデスパイアを奪った男と別れるのは惜しいですが、これ以上、貴公と論争をするつもりはないので。
失礼させてもらいます。
獣王ヒュンケル
「ま、待てっ!!
聖女王ティファリス
「さらばだ、ネツァワルの獣王よ。