私がたしか大学3年のときだったかな。
夏の真っ盛りで、雨がしとしとと降ってたのを記憶してます。
ちょっとジュ〜スが飲みたくなり
近くのとこまで、普段は歩いていくんですけど
今日は雨・・・なので
歩いてたかだか5分の距離を車で向かいました。
駐車場に止めて、ジュ〜スを買って出てきて
「さあ!帰るか!」と、車のセルを回したところ
まったく反応しません!
「なんだなんだ?おっかしいなぁ〜!!」
と、いろいろ調べてみたら、なんかバッテリ〜が
へたってるようなんです。
この日のちょっと前にも一度バッテリ〜が上がってしまったことがあり
バッテリ〜自体がもうダメになりかけてました。
しかし、そうはいってもあと2時間後には
バイトで、車がなきゃいけませんので
放置していくわけにもいかないじゃないですか。
だから、まあバッテリ〜をつなぐコ〜ドは持ってたんでね。
ちょっと協力してもらえば、すぐエンジンはかかるので
雨の中、駐車場で車が来るのを待ってました。
「コンコン・・・・・」
「ガチャ・・・・ 何?」
「すいません、バッテリ〜があがっちゃたんです。
すぐ終わるんで、私の車の前につけてもらえませんか?」
なんかばばあ二人でごにょごにょ言ったあと
凄い断り方をしてきました。
「ガソリンが無いからできない!」
はぁ?ですよ。だってエンジンかけて、私の車の前に出るだけですよ?
それにガソリンメ〜タ〜見ても明らかに半分はあります。
なんかホント腹立たしくなってきてます。
もう私のリミットはすぐそこまで来てますが
まだ抑えて丁重に話をします。
「ただ、車を私の車の前につけていただけるだけでけっこうですから。
すぐ終わります。2分くらいです。
車には何も負担がかからないので、大丈夫です」
と、何もわからないばばあに丁重に言ったわけですよ。
そしたら、このくそばばあ、信じられない事に
「いやよ。そんなの普通人に頼まないで
親とか呼ぶものなんじゃないの?
もう私たち帰るからどっかいって!!
忙しいのよ!」
ああ・・・熱い・・・体中が熱い・・・・
今の今までばばあ二人で雑談会を車の中でしてて何が忙しいものか・・・・
人生で一番無意味な時間を過ごしてた身で
忙しいだぁ?・・・・
しかも、常識が無い人みたいにまで言われて・・・熱い・・・熱すぎる!!!
「ふざけんな!このクソばばあがぁ〜!!」
もうリミットブレイク!我慢ならん!
このばばあには、人としての常識も無い!
ならやりたい放題、切れたい放題やったらぁ〜!!
「いいか?聞け!このクソやろうが!!
なんで人が困ってるのに、助けられねえんだ?ああ?
何がガソリンがねえだ?
じゃあてめえはこっから歩いて帰るのか?ああん?
大体な、なんでバッテリ〜あがったくらいで
親を呼ぶ必要があんだ?このクソボケが!
常識じゃ、そこらへんの人に頼んで
手を借りるのが常識。困ってる人を助けるのも常識!
それもわかってねえくせにふざけたこと言うんじゃねえ!!
まったく醜い顔して、何を偉そうにほざいてんだ?ボケが!
そんな醜い顔で歩いてる方がよっぽど世の迷惑だ!くそやろう!!」
たしかこんな感じのことをわめいたあと
「てめえにゃたよらねえよ!死ね!ゴミが!」
と捨て台詞を吐いてドアを思いっきりしめたあと
車のドア目掛けてケリを一発!
思い切りへこんだドアが出来上がり♪
「何すんのよ!!」と、食って掛かってきたばばあに対して
「てめえが最初から協力してりゃこうならなかったんだよ!
全く人間のクズが車乗ってるんじゃねえ!
これ以上くらいつくなら、もう一発蹴飛ばすぞ!!」
と、怒鳴ったらすごすご車の中へ帰っていきました。
んでもう腹が立ちに立ってるところに
さっき車の横に座ってたもう一人のばばあが
自分の車に急いで乗り込んでいきます。
こいつも人間のクズだから制裁が必要です。
常識からはずれたことをするとどうなるか
教えてやらにゃなりません。
「うるあああぁぁぁぁぁ!!」
と、もう一発強力なケリが、このばばあの車直撃!
同じようにへこんだドアが出来上がりました♪
脅えるように逃げていく、このばばあ。
最初に私に車を蹴られたばばあは
睨みつけるように私を見ながら帰っていきました。