【蛙コートで】あすま理彩*汚パンツ6日目【握手会】
あとがき
皆様こんにちは、あ/す/ま罹災です。このたびは当作品を手にお取りくださいまして、ありがとうございます。
下僕が美貌の主人を襲う…! というわけで、今回は一介の武官がなんと、プリンスを跪かせ服従を誓わせ
ます。
ええ、今回の主人公は前作「ス/レ/イ/ブ/・/プ/リ/ン/ス」で武官に靴紐を結ばせていた女王様、一番上の
お兄様になります。
陵辱の相手がプリンスというわけで、下克上としましては、これ以上ないくらいドラマティックな設定で、皆様に
お届けしたいと思います。
冷ややかで攻めをしもべとしか扱わない受けと、彼が幼い頃から仕えてきた武官と…彼らの間に一体、どんな
ロマンスが生まれるのでしょうか。
どうしてもプリンスシリーズとなりますと、設定が王族ということもあり、ドラマティックさと派手さに力がこもり
ます。
受けのリヒトは、アダルトクールビューティ、というわけで私の中でなかなかないキャラクターに挑戦しましたが、
…皆様にはどのように受け取っていただけるのか、とても興味があります。
能ある鷹は爪を隠す…穏やかで優しい(はずの)下僕攻め、ロルフも、初めて書くタイプのキャラクターなの
ですが、私は、彼は命がけで愛する人を守る、最高の男性だと思っています。私にとっては二人とも、こんなに
素敵な二人はいない、なんて思うくらい、今のお気に入りです。
当作品も、前作を上梓した時点では、ユーリの兄であるリヒトが、次の主人公になるとは、まったく思っては
おりませんでした。ハインツがこんなに出張るとも。
ですが前作がご好評をいただいたとかで、こうして兄編、を出していただけることになるのですから、皆様の
応援のお力は強いのだと、本当に思います。
急遽頭を悩ませる羽目になり、慌てて知恵を絞りながら、精一杯頑張ったつもりではありますが、…いかが
でしたでしょうか?
ご感想、楽しみにお待ちしております。
皆様からのお手紙ではよく、ローゼンブルグ公国の将来についてのご心配をいただいております。三人の
プリンスのお爺様である国王様、傍若無人な彼も実は可哀想な方ですね。
なので、彼を主人公にした「シ/ル/バ/ー/プ/リ/ン/ス/〜/老/い/ら/く/の/恋/〜」はいかがですか、
とご提案しましたら……担当さんから「読者さんがシルバー層がメインになった頃に考えましょうねv」と言われ
てしまいました。
これは、やんわりと断られたのでしょうか、それとも、将来的にはやってもいいという、OKが出たのでしょうか。
どちらにとってよいものかと、悩んでおります。
シルバーはともかく、担当さんからは「ハインツを主人公にしましょう!」、と力強くおっしゃっていただいて
ますが、…どうなんでしょう。相変わらず何も考えてはいないのですが。
とはいえ、皆様の応援のおかげで、こうしてローゼンブルグのプリンスたちも、シリーズにしていただけるの
ですから、とても嬉しく思っています。
少しでも楽しかった、と思っていただけるお話をお届けできますよう、これからも精一杯頑張りたいと思って
います。
またシリーズになるに当たりまして、その原動力となりましたのは、○○○先生の麗しいイラストのお陰だと
思っております。○○○先生、本当にありがとうございました。
担当様、出版社の皆様、そして何より読者の皆様に、心からの愛をこめて。
これからも応援いただけますように。
次の作品でお会いできますよう、祈っております。
署名
2006年3月25日 第1刷発行