この子は泣かない子だと言われると絶対泣くもんかと歯を食いしばった
この子は頭がいいと言われると影で猛勉強して成績はトップをとっていた
この子はいいこだと言われるといい子を演じてた
中学受験をすることになって毎日塾に通い続けた
遊びもしなかったから同い年の子にゴムとびに誘われても
やりかたがわからないなんていえずに断ってばかりでいつもひとりぼっちだった
父親が見抜いてくれた才能だと信じて絵をかくことだけは好きで続けていた
それだけが楽しかった
中学受験に失敗する
あたしにとってはものすごい挫折だった
非行に走るようになってしまって補導されたときに親の愛情を初めて感じる
あたしの挫折はやっと解放される
中学生のときに男の人を知る、肌のぬくもり、安らぎをはじめて感じた
誰と付き合ってもしっくりくる人はいなかったけれど
一時的な安らぎにどっぷりハマってしまってた
恋愛ってなんだかもわからないまま色んな人と遊んでいた
16のときに、もうすぐ19になる大学生の男の人に出会いました
彼の告白の言葉は「好き」じゃなくて「助けてあげる」だった
あたしは感情が抑えられずになきわめきながら暴れることがよくあった
人前でもどこでも場所なんて選ばずに
そのたびに彼は周囲の人に謝罪をしていた
一度、暴れまくった末に彼の首を締めてしまったことがあった
普通なら抵抗するのに彼は何も抵抗しなかった
信じてくれてたんだ、殺さない、ってことを
この日からあたしは彼に依存するようになっていた
リストカットは死ぬために切るものではない
生きるために切る
これはやってる本人にしかわからないものだ
彼には理解できないみたいだった
会うたび傷を確認されて何度も叱られた
会ってるときは切らないから10分でも会える時間があれば彼はバイトや学校の合間でも会いに来てくれてた
夜中にメールをすると家の前まで車できてくれてた
でも、彼の努力は報われることはなく
あたしの左手首は震えるようになってしまった
泣き叫びながら我慢するあたしに彼は初めて涙を流して
あたしの左手を自分の心臓部分にもっていき、胸にあてて、こういった
俺の心臓の音がきこえるでしょ お前もこうやって生きてるんだよ、と
その日から大分と容体はよくなり、交際も順調だった
落ち込みやすいあたしに彼はすごく前向きだった
お金がない学生時代も、ないなりに色んなところにつれていってくれて
色んなものを食べさせてくれた
あたしの就職したての不安なころと、彼の就職活動の焦りの時期が重なる
このころに歯車が狂ってしまった
彼の就職、あたしの退職、彼の転勤
いろいろあるうちにそれはどんどん深くなっていってたきがする
それでも、何度も別れたり戻ったりを繰り返したけれどいつの間にか5年がたっていた
別れる際に彼はこういったんだ
「お前はもう俺がいなくても大丈夫、つよくなった」
長すぎたのか同棲してたので実感がわかなかったのか
あたしは少ししか泣かなかった
久しぶりにかえってきた実家で、母親の「おかえりなさい」という声をきいたとき
あたしは失恋して初めて、声を出して泣いた
しばらくは仕事もできずにぶらぶら過ごした
恋愛に臆病になって会ってるとき以外は相手を好きになれなくなった
都合がよくてわがままで自己中だった
どんどんエスカレートしていった
嫌われてよけいに傷ついて、またどんどん臆病になった
永遠なんてものはない、結局は恋人なんかよりも
親のほうが永遠
どれだけ嫌って恨んでいても、親のほうが永遠なんだと
わかっているけれど人間って哀れでわかっていても過ちを何度もくりかえす
時は繰り返す
あたしはまた彼に依存し、捨てられていくんだろうか
わかっていても、繰り返す
境界性人格障害
こんなあたしを受け入れてくれてありがとう
めいぽは、するけれども、ブログはもう、かかないとおもいます
ここをはけぐちにしちゃいけないってこともわかってて
でもやらずにいれなかったです
リアルでイイコトがひとつ、きょうありました
なので、このブログとはバイバイしなきゃっておもいました