もういいだろ。なあ。もう攻めようないだろ。
今はお前のことをほめてやりたいよ。むしろほめてやりたい。
最初のうちは俺もごちゃごちゃ言ったけどさ、謝るよ。ごめんな。
なんかな、すごいよ。こんだけ挑発するってのも、初めて見たよ。
こんだけ挑発できりゃ、幸せだよ。ああ、誇りに思うってくらいだ。
勝つとか負けるとかじゃなくてな。勝てるとか勝てないとかじゃなくて。
たぶんこれだけの木牛流馬を見たのは今間違いなく蜀軍と魏軍だけだ。
それに関しては素直に感動してるし、尊敬もする。お前、いい発明だったよ。
こと北伐に関しては、おまえ以上の奴はいないんじゃないか。
だけどな、これは蜀の存亡に関わるから。
長生きしなきゃいけないから。な。退けよ。もう、退けよ。
ないだろ、寿命ないだろ。もうないんだから、攻められないだろ。
楽に帰れないかもしれないけどな。退くぞ。
じゃあ、そろそろ撤退
なんだよ。なんかあんのか。放せ、退くんだから。
羽扇振ったって何の意味かわかんねえよ。わかんないって。
攻められないだろ。寿命ないんだから。なあ。攻められないだろ。
おい待て、なんで使者送るの。待てって。使者送ってどうすんだ。
撤退するよ。撤退しちゃうよ。はい退きます。
なんか言えよ、おい、何してんだよ。待てって、なんで女物の服なんだって。
いまさら挑発してどうすんだよ。やめろ、挑発するな。挑発するなって。
もうほら、司馬懿にもう寿命ないのがばれたから。挑発してもしょうがねえんだから。
俺帰ったら魏に寝返っちゃうんだから。おい。おいよ。
やめろ、祈祷するな。祈祷するな祈祷するな。やめろって、司馬懿攻めてきたって。
おい、やめろよ。蝋燭倒れただろ。やーめーろーよ。
蜀は、まだ滅びない。ただ、衰退していくばかりだ。