【夢はOL】ハッ!耳糞ぶり巻き14バキューム【5Lだけどな】

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304ホモ2-2
 優しさを湛えたその笑顔に藤本は言葉を失った。
 「…あかんかったか?これも」
 原西が不安げな一言をもらしたその瞬間、藤本は原西に抱き付いた。
 「…、な、何やお前、急にどしたん…」
 原西は思わず戸惑ったが、すぐに又いつもの冗談だろうと思った。
 が、
 藤本は抱きしめていた腕を解くと、原西の顔を持ちキスをした。
 冗談にしては余りに熱く、甘く、何度も何度も絡み付くようなキス。
 原西は全身の力が抜けていくのを感じた。
 「…お前が大好きや」
 唇を離した藤本は原西に囁いた。
 「お前を帰したない。一緒に住もうや。彼女とは別れる。二人で新しいとこ探そうや。
四六時中お前の顔を見てたい。ずっと一緒にいたいねん。な、そうしようや」
 藤本は思いの丈を話した。
 「…そんな、何を今頃になってそんな現実的やない話すんねや。四六時中いつも一緒に
おったら飽きてしまうで?彼女ともそんな無理に別れん方がええって。なあおとち」
 原西は何とか冷静さを取り戻そうとしていた。
 「解ってる。解ってんねん。そやけど俺にはもうお前しか見えんようになってしもたんや。
この気持ちを否定して欲しないねん。仕事には持ち込まんて最初ん時約束したやろ?
飽きへん。絶対飽きへんって、そんなんある訳ない。せやから、二人で暮らそうや、頼む」
 藤本は原西に頭を下げた。