「GaiaXユーザーってどうよ？」（5）

宇宙世紀００７９、スペースコロニー「サイド３」は、ＧａｉａＸ公国を名乗り
Ｎｉｆｔｙ連邦政府に対し独立戦争を仕掛けた。
開戦当初より新型兵器ＣＭＳ（Ｃｏｎｔｅｎｔｓ　Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ
Ｓｙｓｔｅｍ）を実用化していたＧａｉａＸ軍は物量での格差をはね除け緒戦を
有利に展開していた。
ＣＭＳの有効性に気づいた連邦軍でも、ただちにＣＭＳの開発が行なわれた。
技術的にはＧａｉａＸを上回っていた連邦軍だったが、実戦のノウハウは完全に
後れを取っていた。

「お子様でありますか？」
「ああ、まだ十五だ。君のような青年にくらべれば、子供だよ」
「でも、そのくらいの子がホームページを作成しているそうだが･･･」
「はい」
「いやだねぇ、しかし、Movable typeが量産化されれば、戦争は終わるよ
若者達も時間を無駄にしなくてすむ」

「ええい、連邦のＣＭＳは、バケモノか！」

「まさか、連邦のＣＭＳはサーチエンジン最適化にも耐えられる性能を･･･」
「さあ･･･、そのまさかかもしれんな」