【Net社会で】山本兌先生【ロマンを語る人】

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私と愛犬は,狩にでてはみたが,獲物というものは何ひとつ獲れませんでした.
私は森の中の湧き水の流れる小川のほとりで,腰をおろしていました.
と,そのとき,川のほとりに美しく咲く真っ赤な花を見つけました.

私はその花を手にとり,まるで花の虜になったように考えるのであった.
この美しき花は,あえおんにお似合いだ.持ち帰って彼女の髪へつけてあげよう.

私には夫として忘れてはならない信条がある.それはいつしも我が愛妻と我が子を愛する心だ.
あえおんは今頃,ミルクスープを作って,俺を待っているだろうな.

私と愛犬はオレンジ色の夕陽を背に,家路へ向かうのであった.