僕は死にましぇん 1ch.tv Part79

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217良識タンハァハァ
801ネタに乗れなかったのが微妙に悲しい…
悲しさの余り一筆。良識タン、スマソ。

「ほれ!さっさと口を開けんか!その便所臭い口をわしが綺麗に掃除してやると言っとるんじゃ!」
しわがれた咽を奇妙に引きつらせながらがなり立てると、蝦はその老体に似合わず勢いよく起立したソレを
少年の固く結ばれた口唇にぐいぐいと押しつけた。
「っ……」
いびつに節くれ立ち、形容しがたい饐えた匂いを発するソレは彼自身よく知るものであるはずだが、
今はただ未知の恐怖を喚起させ、生暖かい感触が唇に伝わるたびに嫌悪感で死にたい気持ちになる。
少年――匿名掲示板『2ちゃんねる』において『良識』のHNで活躍し脚光を浴びていた彼は、
しかし今となっては自分の置かれている状況とこれから起こることへの不安に身を震わせるだけだった。
この暗く湿り気の多い、ところすら定かではない室内において確かなことは、
彼の周りを囲む男達が少なくとも文字の上だけでは彼のよく知る人物であると言うことだけである。
「口開けろつーのがわかんねぇのか!ボゲェ!!」
玄はたがが外れたかのようにその暴虐性を露わにすると、良識の腹部を蹴りつけた。
「うぐっ」
よほど慣れているのだろう、綺麗に鳩尾にめり込んだつま先に良識はたまらず倒れ込む。
後ろ手にかけられた枷が衝撃で手首に食い込み、良識にもう一度苦鳴を漏らさせた。
「おやおや、そう痛めつけるものじゃありませんよ」
良識の背後に立っていた富士見いおたは、にやついた笑みを浮かべながら良識の肩を抱くようにそっと起こしてやり、
抱きすくめるようにしながら彼の耳元で囁く。
「もっとジェントルなアピールで彼とコミュニケートしようじゃあありませんか」
後ろから回ったいおたの手が良識の陰部を節足動物のように這い回り、
その怖気をふるう感触に良識の全身を悪寒が駆け抜ける。
ぺろり、といおたの舌なめずりが耳朶に響いた。