【ふたりはなかよし】
zenhitei「かけっこ、しませんか?」
弐編「なんで」
zenhitei「だって、子供達が、楽しそうなんですもの」
弐編「なんで俺と」
zenhitei「いけませんか?」
弐編「だめだ」
zenhitei「なぜですか?」
弐編「お前が巨乳だからだ」
zenhitei「なぜ、巨乳だったらいけないんですか?」
弐編「上下に、揺れるだろ」
zenhitei「はい」
弐編「走るのには、向いてない」
zenhitei「でも、これは、自然にこうなったわけで」
弐編「だけどな」
zenhitei「はい」
弐編「そこにあるものは、確かにそこにあるんだ。
お前の胸に付いているものは否定できないんだよ、zenhitei―――」
―――なんて、夢を見た。
躰中に汗を掻いている。
躰に張り付くクマさんのパジャマが気になるけれど、ぼんやりとしかけている夢を思い出す。
思い出してもう一つ汗をかく。
巨乳なんて、いらない。激しくそう思った。
本当に、むかつく。
こんな日にはネットで発散するに限る。
弐編姫とふくやんとの対話でも書いてやろう。
そうして、あの人の注目を浴びるのだ。
そんなことしかできないから。
夢の中でしか会えないし、
こうやってしかあの人にメッセージを送れないから。
でも、こんな自分が。
本当に、むかつく。