郵便局員、母子襲う 殺人未遂容疑で逮捕 貯金着服が発覚 帯広
ttp://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/176045.html 不正発覚恐れ 郵便局員が殺人未遂
mms://wm.stv.jp/stv/news/2009/07/08/20090708-04.wmv
帯広署は8日、貯金着服の発覚を恐れ顧客の家族2人を殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで帯広市
西8北7、郵便局会社社員渋田一博容疑者(35)を緊急逮捕した。
容疑は7日午後3時50分ごろ、帯広市西14南17の無職女性(61)と、女性の長女のパート事務員(32)の
2人を、無職女性の自宅内で首を絞めて殺害しようとした疑い。2人は首などに打撲や擦り傷などの軽傷で命
に別条はない。
同署によると、渋田容疑者は3月まで帯広市内の帯広緑ケ丘郵便局に勤務し、担当していた無職女性の夫
の定額貯金から、数百万円を不正に引き出したという。7月に郵便局会社の内部調査で不正が分かり、7日は
郵便局長が説明のため女性宅を訪問することになったため、渋田容疑者はその前に話をしようと女性宅を訪
ねた。
調べに対し、渋田容疑者は容疑を認め、「話を聞いてもらおうとしたが、分かってもらえなかった」と殺害しよ
うとした経緯を話しているという。渋田容疑者は2人に抵抗された後にわれに返り、現場に立っていたところを
郵便局長らに発見された。局側は渋田容疑者を一度同局に連れ帰って、夕方、同署に通報した。渋田容疑者
は現在、十勝管内幕別町の幕別郵便局に勤務している。
郵便局会社北海道支社は「世間にご迷惑をかけ、深くおわび申し上げたい。捜査中の事実の解明を待って
誠実に対処していきたい」と話している。