ローン減らして貯蓄は維持 03年の家計、堅実型に
総務省が11日発表した2003年平均の全世帯家計の貯蓄、負債状況によると、
1世帯当たりの負債残高は508万円で、前年比5・4%減少した。
一方、貯蓄額は0・1%増の1690万円で、不況の長期化を背景に、ローンを
減らしつつ貯蓄は維持する堅実型の家計となっている。
負債残高のうち、住宅・土地関連は439万円で6・8%減。平均年収(660万円)
に対する負債額の割合も77・0%と前年より1・6ポイント下がった。
一方、貯蓄の年収比は256・1%と9・0ポイント上昇した。貯蓄の内訳をみると、
定期性預貯金が46・7%と0・3ポイント減ったのに対し、普通預金など通貨性
預貯金は0・8ポイント上昇。超低金利の影響で、普通預金に資金が移っている実態が
うかがえる。
地域別にみると、貯蓄額トップは東海地方の1964万円で、最も少ないのは沖縄県の
668万円。負債額は関東地方が616万円で最も多く、少ないのは北陸と九州地方
(ともに404万円)だった。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040511-00000159-kyodo-soci