保険料40万円を着服 容疑で元福山郵便局員を送検−−郵政公社中国監査本部 /広島
日本郵政公社中国監査本部監査室は5日、簡易保険の前納保険料約40万円を着服したとして、沼隈町下山南、
元福山郵便局保険課職員、箱田直哉容疑者(28)を業務上横領容疑で広島地検へ送検した。箱田容疑者は
同日付で懲戒免職処分となった。調べでは、箱田容疑者は03年9月29日、簡易保険に加入していた
福山市内の無職女性(82)から、3年3カ月分の前納保険料40万1754円を集金しながら、正規な
手続きをせずに着服した疑い。今月3日、同郵便局に女性の家族から「保険料を前納したのに、未払い督促の
通知が届いた」と連絡があり、事件が発覚。箱田容疑者は今月4日に同室に逮捕され、「消費者金融に
約300万円のローンがあり、返済金欲しさに着服した」と供述しているという。箱田容疑者は95年4月に
入局し、保険課で簡易保険の募集、集金を行う外務を担当していた。同郵便局の古原茂奇局長は「お客様への
信頼を失墜する行為で、誠に遺憾。今後は管理体制の強化と職員指導の徹底を図っていく」とコメントした。
【和田崇】(毎日新聞)
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