<特定郵便局長>別納料金制悪用し、20万円の背任
日本郵政公社関東監査本部は6日、東京都豊島区にある目白特定郵便局の曽根昌子元局長(50)を、
背任の疑いで東京地検に書類送検した。調べによると、曽根元局長は3月4日から14日にかけ、
消費者金融業の長男から頼まれた料金別納はがき4000通について、料金をとらないまま郵送し、
郵政事業庁(当時)に20万円の損害を与えた疑い。
長男は昨秋からダイレクトメールの郵送に料金別納はがきを利用していたが、料金を添えずに母親に
自宅で郵送を依頼。曽根元局長は料金を納めずに料金別納郵便の印を押していた。料金別納制度を
悪用した背任事件は郵便事業の歴史の中でも前例がないという。目白特定郵便局は職員が5人。
局長自身の不正行為だけに十分なチェックが行われないまま、5月の監査で発覚した。郵政公社は
5月30日付で同局長を懲戒免職した。【池畠恵治】(毎日新聞)
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