新東京総合スレッド(旧小包、羽田を含む)5

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街を歩いていたら、いきなりマイクを突きつけられて「あなたの好きな言葉は何ですか?」と聞かれた。
相手の顔は「誠実」とか「愛」とかの類を期待しているらしき風情。しばらく考えた後 「調査なくして発言なし、ですね」と答えてみた。
案の定「えっ?」と聞き返され、もう一度答えたら 「はー、そうですか」と頼りなさそうな返事。
「誰の言葉ですか?」という質問を期待したがそれはなかった。

この言葉は毛沢東の言葉である。

いま考えると馬鹿らしい事だが、学生時代はくだらない事でよく議論をした。
会議をやると「空理空論」が飛び交って無駄な時間を浪費したものである。
そんな時 何かで知ったのが「調査なくして発言なし」であった。
議論が空転して進展しない時は、 たいてい双方の判断の元になっている事実関係が明確でない場合が多い。
こんな時に この言葉が生きてくる。この言葉を知ったおかげで「空理空論」とは無縁となった。
毛沢東には、いささか感謝の気持ちはあるが、当の毛沢東は、晩年になってこの言葉をすっかり忘れ、たんなる暴君になっていたらしい。

こんな事を書くのは郵政の世界にも調査もなく何の根拠もない「発言」が目立っている様な気がするからである。