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名無しさん@3周年:
ピアニストの無頼漢が書き込んだ文章のコピペ。
ある曲をFMラジオで聞いた、その曲は素晴らしく美しい曲で、何度も何度も繰
り返し聴いていた。当時俺はギターを弾いていたが、その曲はピアノ曲でギ
ターでは弾けない。それでも耳コピでメロディーラインだけでも弾いていた。
カセットで録音した曲では物足りなくなり、レコードを買った。レコードにはピア
ノ楽譜が付録でついていたが、楽譜には興味がなかった。
ギターの練習用にと、知り合いに 持ち運びのできるキーボードを借りた事が
あった。ギターの伴奏用にでも出来るものなら、自分で買ってもいい、そのた
めに試弾用にと知り合いから借りた。自動でリズムを打ってくれるし、伴奏の
コードも自動で演奏してくれる。そして録音してくれる。しばらく試しに弾いて
いるうち、俺が好きだったピアノ曲を弾きたくなった。そのキーボードはピアノ
の音源があった。ギターを弾いていたから、楽譜は読めた。ギターでメロ
ディーしか弾けなかった曲がピアノの音で簡単に弾く事が出来た。感動した。
それから俺はピアノを買って、練習を始めた。
夢中で練習をした、時間の経つのを忘れて練習をした。ギターの練習は、指
先が痛くなるから長い時間 練習は出来ない。だからギターの練習時間は限ら
れていた。それに 弦を巧く押さえないと、音が出なかったり、出てもきれいな
音が出ない。ギターは簡単な楽器だが、簡単過ぎて、表現が単調だ、音も沢
山一度に出せない、いろんな制約がギターにはある。ピアノを始めてから、ピ
アノの素晴らしさを実感した。