子供の頃の幼馴染との思い出

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300名無しさん@3周年
ガキの頃の奇妙な思い出。
片田舎に住んでたんだけど、小学校高学年の頃、たまに友人Aと電車で遠くまで遊びに行っていた。
ある時、俺とAは遊び疲れて電車の中で寝てしまったんだけど、気づいたら外が暗くなってた。
親には5時までに帰ってくれば遠出してもいいと言われていたのでやべぇと焦った。
なんせ夏だったか真っ暗になってればもう8時以降にはなってる。冷静に考えれば、終点まで乗っててもそんな
時間になるわけないんだが。
焦って寝ているAをひっぱり起こして次の駅で降りると、まっくらでボロボロの駅。かろうじて頼りない明りがついている程度。
駅は「怨魔湖?(おんまこ)」←漢字はうろおぼえ、っつーかテキト―とか書いてあった。
俺らは「おまんこ!」とか言って笑ってたが、実際はびびってた。
次の駅と前の駅は「ひつか」と「すたか」になってたかな。
それから、夏なのにすごく寒かったんだが、がまんして帰りの電車をホームで待ってた。
Aが駅から出ようと言ってたんだが、俺は怖くて「待ってようぜ」と説得したが、Aが泣きそうになって
「タクシーで帰るわ」と俺を無視して駅から出て行った。
というのも、駅の外で、太鼓とか鈴の音がしてたから、祭りでもやってるんじゃねぇって言ってたからだ。。
俺はビビってひたすらホームで待ってた。
どのくらい待ったかわからんが、油がきしむような音をたてて帰り側の電車が入ってきた。
Aを大声で呼んだが、もう行ったのか帰ってこなかった。
仕方なく俺は電車に乗り込んで、そこから記憶が途切れてる。
気づいたら、最寄りの駅にいたような記憶。そっからもどうやって帰ったかもよく覚えていない。
ただ、Aは帰ってこなかった。一緒に俺と遊びに行ったはずなのに、
そうじゃなくなってた。