ジャスダックを上場廃止になったゲームソフト販売会社「NESTAGE(ネステージ)」(愛知県春日井市、民事再生手続き中)を巡り、
上場廃止を逃れるため水増し増資したとして金融商品取引法違反(偽計)に問われた元会長の光成英一朗被告(42)の判決で、
大阪地裁は10日、懲役1年4月、執行猶予3年(求刑・懲役2年)を言い渡した。
判決は、N社元幹部2人についても光成被告との共謀を認め、ともに執行猶予付きの有罪。
法人としてのN社は罰金300万円(同・罰金500万円)とした。
判決によると、光成被告らは債務超過を解消して株価をつり上げようと、
2010年2月、東京のコンサルタント会社を引受先とする第三者割当増資を行う際、
同社所有の旧かんぽの宿など3物件の価値を「12億円相当」と不当に高く評価し、3物件の現物出資を受けて増資すると公表した。
公判で光成被告らは「物件に価値がないとは知らなかった」などといずれも無罪を主張していた。
(2013年5月10日15時02分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130510-OYT1T00904.htm?from=ylist