オリンパスの粉飾決算事件で、東京地検特捜部は28日、
同社の前社長・菊川剛容疑者(71)ら旧経営陣3人と法人としての同社を、
2009〜11年の3月期決算で純資産をそれぞれ水増しした
有価証券報告書を提出したとする金融商品取引法違反の罪で追起訴した。
これで一連の損失隠しにかかわる捜査が終結した。
ほかに追起訴したのは、前常勤監査役・山田秀雄容疑者(67)、前副社長・森久志容疑者(54)。
社外で損失隠しに協力したとされる「アクシーズ・ジャパン証券」
元取締役・中川昭夫容疑者(61)も09、10の両年3月期の決算について共謀したとして追起訴した。
これに先立ち、証券取引等監視委員会は4人を金商法違反容疑で刑事告発した。
4人は07、08の両年3月期の決算についても、
有価証券報告書にうその記載をしたとして、すでに起訴されている。
http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY201203280338.html