お前ら、もっとガンガン書き込めや

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スレがないだろ。ボケ！

３年前にさ
チャリンコで旅するって言い張ってさ
ママチャリで東京から大阪まで行くってさ
出発したんだ

一日目はさ
神奈川だっけ
小田原まで行ってさ
パンツ一丁で泳いだりしてさ
城のふもとの公園で寝てたらさ
そこはアベックが一杯いてさ
なんかちちくりあってる奴らもけっこういてさ
めっちゃ疲れてたから気にしてなかったのにさ
おまわりさんがさ
俺にだけさ
帰れってさ

二日目はさ
静岡だっけ
浜松までいこうってさ
決めてね
よくわかんないけど
国道だったのかな
でかいトラックに何度もひかれそうになりながらさ
海沿いのなんも無い　でかい道
ずっと行ってね
ドライブスルーで食べた　
５００円のうどん
うまかった

浜松に着く前にね
パンクしてさ
どうしようどうしようって考えたのさ
いろいろ悩んでさ
やっぱ
最後までやらないとさ
何も変わらないんじゃないかってさ
そう思ってさ
途中にあった高校のさ
近くにあった自転車
鍵がついてないの見つけて
乗っていったよ

浜松はさ
いい町だった
あんな所に住んでもいいね
どうしてもうなぎが食べたくてさ
重が食べたかったけどさ
ここは我慢の子でね
ひつまぶし食べた
うまかった
お金が半分くらい無くなったよ

思い出した
浜松に行く前にさ
箱根で寝たのさ
箱根はさ
小さい頃旅行でいってさ
温泉がよかったからさ
温泉宿行きたかったんだけどさ
お金がなくてさ
駅の近くの
小山にあるさ小さい露天風呂
一番安くてね　銭湯より高いけどね
入ったんだけどさ
蚊がね
蚊
もうすごかったよ
蚊にたかられまくってさ
風呂どころじゃなかったよ

何日目だったかな
日焼けがすごくてさ
俺のデリケートなお肌はさ
もう火傷状態みたいになってさ
いたくていたくて
痔も辛かった　超痛いよ
それでさ
四日市だったかな
そのへんにいる頃にはさ
夜メインで走る事にしたんだ
俺は旅にでても
夜型生活なのかとか
考えながらさ
ゴールに到着することだけ考えてた

そのへんでさ
いい道をみつけてさ
よく整備されてて
結構車通りも少なくてさ
これはいいなと思ってさ
猛ダッシュしてたらさ
20キロぐらい行ったぐらいだったかな
ゲートが見えてね
中のおじさんがね
ここは工業用道路ですからってさ
お金出せって言うのさ
お金無いし
俺の工業用自転車じゃないしさ
そのまま走ったよ

名古屋についたらさ
絶対うまいもん食べるんだって決めてさ
がんばって　がんばって走り続けた
名古屋ってほら
みそカツとかさウジ金時とかさ
うまいもんありそうと思ってね
名古屋につく頃にはさ
もう俺の心も体もぼろぼろにすり切れててさ
痔も痛くてさ
財布と相談したらさ
みそカツが
コンビニにあった
名古屋限定のカップラーメンに化けたよ

大阪のおばあちゃんに電話してさ
お金がないからちょうだいと頼んでみたけど
そろそろ死ぬかもしれないと言ったけどさ
まあ　だめだよね　そりゃ
俺の歳じゃね　もうだめだよね

何日経ったんだろう
数える事すらしない程つかれてたよ
長い丘があって
何キロも続いてるんだ
ずっと上り坂でさ
とにかく長かった
カレーパンかじりながら
体中がいたいいたいと泣きながらさ
何時間もかけてのぼったのさ
田舎だからコンビニとかもなくてね
痔の痛みもMAXでね
想像上の話だけど
多分俺のケツ
メス猿のケツみたいになってたと思うよ

長い丘をのぼった後
今度は長い下り坂で
俺の自転車は
原付並のスピードで
ペダルを踏まないでも何キロも走ったよ
その時はじめて
旅に出て良かったと思った

道頓堀の店のさ
ショーウインドウにうつってた俺の姿は
なんか乞食みたいでね
いや、乞食みたいなもんだね
おまわりさんにジロジロ見られたりしたけど
蓬莱の肉まんを食べたら
いやなこともすべて忘れてね
それからいろいろあったけど
けっきょく最後はさ
かあちゃんに電話してお金振り込んでもらって
夜行バスで帰ったのさ
結局、何か変わると思って始めた旅は
つらい思いをしただけだったのかもね

人生ってそんなものなのかもね
最後まで読んでくれてありがとう
ごめんなさい

感動した

ギターで弾き語ったらいいとおもうよ