任天堂「7800億円を保有してるので配当増やし敵対的買収対策をする」
★任天堂は2005年3月期の年間配当を前の期に比べて130円増やし、270円と過去最高にする。
円安・ドル高の影響で、ドル建ての運用資産を中心に約200億円の為替差益が発生するため、
株主への利益配分を強化する。昨年12月末で約7800億円の現預金を
保有するなど潤沢な資産を背景に海外の機関投資家などから
増配を求める声が強まっていることに対応する。
増配は2002年3月期に20円増の140円にして以来。
2004年9月中間期に70円の配当を実施しており、
期末に200円(前の期末は70円)の配当をする。
豊富な金融資産を持ちながら時価総額が低い企業を買収の標的にする動きが広がっている。
大幅な増配で企業価値を高めて株価を引き上げ、敵対的な買収に備える効果もあるとみられる。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050406AT2D0600C06042005.html