埋め埋め協力。子宝飴番外。
放課後、図書室で一緒に勉強してて、休憩時間になって阿部君が飴をくれた。
お、おちんちんの形をしてた。
それでおっきくってなんかリアルですっごいすっごいびっくりしたけど、でもわざわざ
阿部君がオレにくれたのだったらどんなのでもオレは嬉しかった。
それにこんな大きな飴、きっと高かったと思う。
なんでか阿部君が取り上げようとしたからオレはますますムキになって自分から
その飴を食べに行った。自分でもよくそんなことしたなと思う。
口を離したら涎がついちゃってて恥ずかしくなって、そいで青くなった。
く、食い意地張ってるって呆れられたらどうしよう・・・
でもちゃんと伝え、たい。
「せ せっかく 阿部君に もらったの だから・・・」
「・・・」
「だから どんなのでも お オレ ほ・・・ほし・・・」
阿部君は黙ったままで、オレは怖くなった。
き
嫌われた・・・のかな。阿部君の顔が怖い。まともに視線をあわせられなくていたら
阿部君が低く呟いた。
「・・・こんな変な、飴でも?」
「う うんっ」
せっかく阿部君から貰ったから、全部全部欲しいんだ!
「じゃあさ・・・」
阿部君の手がオレに伸びる。ぶたれる、と一瞬身をすくめてしまったけど、そうじゃなかった。
大きな手はオレの頭の後ろをそっと撫でた。ごつごつした捕手の指にどきりとする。
髪の一房一房をやわらかく摘まれてオレはなんでかものすごくドキドキした。よくわからない。
くすぐったいような、甘いような感覚で胸のあたりがむずむずする。
気が付いたらオレの口元に飴があった。
「もっと舐めて」
あ・・・・・・。
・・・初めて気ついた。阿部君の声・・・は・・・えっちだ・・・。
なんでそんなことを思ったんだろう。恥ずかしい。なんでオレは舌を伸ばしてるんだろう。
(この飴、おちんちんの形 なんだ・・・)
なんでそんなことを思ったんだろう。なんでお腹の奥がきゅんとしたんだろう。
頬張った、おちんちんの飴は、とろけるほど甘かった。