関テレの支配権めぐり暗闘が表面化 フジMHDが出す阪阪HD封じ込め戦略
http://news.livedoor.com/article/detail/6698644/ 2012年06月27日14時00分
提供:週刊実話
関西テレビの支配権をめぐり、フジ・メディア・ホールディングス(フジMHD)と
阪急阪神ホールディングス(阪阪HD)が暗闘を続けている。フジMHDはこの
ほど関テレの株を20.3%へ増やし、議決権ベースで20%を超える「支配株主」に
昇格した。このことが内部確執の表面化と指摘され、波紋を広げているのだ。
フジMHDの狙いは、関テレの経営権を阪阪HDから奪い、完全支配下に置く
ことなのは言うまでもない。関テレは系列局でありながら、フジの意向を無視
することがままあった。フジMHDはこのことが不満だったのだ。理由は、複雑
な株主構成に原因がある。関テレの株式保有企業は2系列。これまでの筆頭
株主は19.85%を握ってきたフジMHDだった。そして2位が19.10%保有する阪阪
HDだ。その阪阪HDが関テレを持分法適用会社としており、経済界では同じ
グループとみられていた。フジMHDとしては完全支配できない立場となる。
「阪阪HDは、フジMHDの筆頭株主である東宝が母体。フジMHDとしても、東
宝の意向を無視し、関テレを完全支配下に置くことはできなかった」(テレビ業界関係者)
結果、阪阪HDを黙らせるには株の買い増ししかない、というわけである。