【砂の浮いた道路】松田聖子vol26【夏に続く道】

男女が欲望剥き出しで燃え上がり、乱交するアナーキー状況
いかなる男女もまずこの段階を潜り抜ける

《自分の場合、あの予感に満ちた夜の９６年度を潜り抜けた、東京渋谷時代の９７後半から００年度、宇都宮時代の０１年度、千葉時代前半の０２から０４年度、千葉時代後半の０５から１０年度前半、ＡＶ狂時代の１０後半から１２年度、そして現在の京都時代につながる》


その結果子供が出来れば、アナーキー状況から引退し、落ち着いた、禁欲的社会秩序に収まるようになる

たしかに、いかにもプロという女性、あるいはヤンキーや外国人のたまり場だったフーゾクやＡＶに、
全くフツーと変わらない学生や元学生、ＯＬや元ＯＬが氾濫し始めたのは、９６年度ぐらいから

………あの予感に満ちた夜の９６年度は、そうした構造変化の進行が根底にあった
ヨーロッパの爛熟した後期ロマン主義音楽が鳴り響くなか

〉フーゾクは、若者の性（あるいは生）が大人に食い物にされている、現代日本の縮図