【SNSD】昭和アイドル☆少女時代 3【大和撫子】
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第61話 たし まんなん いるぼにん
がちゃ
テヨン「(そー)スズキさん、おるの?」
チョンジュ「わん(ててて)」
スズキ「あ、テヨンさん(ごそごそ)」
テヨン「すんまへんな、クロークの中は狭いやろ。いつも残りモンで悪いけど、これ晩御飯な」
スズキ「こっちこそ、えらい迷惑かけてもうて」
テヨン「全然迷惑なんて思うとらんよ。それどころか、ウチ近頃宿所に帰ってくるのが楽しみで。このままずっとスズキさんと暮らせたら思うねん」
スズキ「テヨンさん…(うるうる)」
テヨン「ほら、ウチが食べさせたるわ。はい、あ〜ん」
スズキ「あ〜ん(幸せや。いっそ時が止まったらええ)」
テヨン「今夜はソニが田舎のロケで遅うなるゆうとったから、しばらくは二人っきりで過ごせるで。トランプでもしよか?」
スズキ「なにもしたくない(ギュ)」
テヨン「あっ…」
スズキ「こうしているだけでええんや」
テヨン「ああ、スズキさん…(なんでこんなことになったんやろ。あれは確かチンチンの帰りに…)」
………
……
…
テヨン「お疲れしたぁ」
ぴゅううう
テヨン「さぶっ。また風邪ひいてまうがな。こりゃあ今夜は真っ直ぐ帰るか」
声「(のそ)テ、テヨンさん…?」
テヨン「わ(な、なんや物陰から人が…。出待ちか、ストーカーか?)」
声「や、やっと逢えた…(ふらふら、ガクッ)」
テヨン「ん? こないだの日本人さんやないですか。えーと、サトーさん?」
スズキ「スズキです」