244 :
保守:
♪それはまるで夢のよう
あなたと巡り会うたびに
だから私はいつだって
何も信じられない
あなたがくれる優しさも
二人で見せるほほえみも
毎日会えぬ悲しみも
かえらぬ日々となることも
そばにあなたいた頃は
少しも気にとめなかった
こうして遠く離れると
あなたがほら暖か
あなたが話す口振りや
あなたの好きなあの歌を
もう一度だけ聴かせてと
何度祈ったことかしら
私の手には多すぎて
ずいぶん捨てたつもりでも
あなたを想うこの気持ち
私の指をこぼれてる
それはまるで夢のよう
あなたと巡り会うたびに
だから私はいつだって
何も信じられない
小野香代子「さよならの言葉」age